2011年7月31日日曜日

スパイ博物館

 ワシントン記念塔を離れて、スパイ博物館へ向かう。昨日訪れた国立公文書館の横を通り過ぎて真っ直ぐ向かう。FBI本部の横も通った。やはり少し遠かった。スパイ博物館は先生の勧めでもなく、ただ私がガイドブックを読んで行きたかっただけである。私は映画の「007」シリーズが好きなので、訪れておこうと思った。
 到着して、ここはスミソニアン協会ではないので、入場料のチケットを買い、中へ入る。エレベーターの中も面白くしてり、自分もスパイになった気分になる。短い映画みたいなものを見てから見学になる。子供たちもたくさん来ていた。面白いものがたくさんあり、傘に見立てた銃や、靴に発信器みたいなものを入れていたりしていた。途中に忍者も出てきて、そういえば忍者もスパイになるのかと発見した。かなり疲れていたのか、英語の説明文をあまり読む気になならなかった。おそらくそれも読んでいたらもっと楽しめたと思う。私はただ視覚的なモノだけで楽しんでいた。
 ギフトショップにも行ったが、ここではあまりピンと来たものが無かったので、何も買わなかった。スパイ博物館を出て、スミソニアン協会エリアに戻った。これでノルマは達成できた。ワシントンDCはたった二日であったが、重要なところはとりあえず抑えた。もちろん他にもたくさんあるのだが。リンカーン記念館、国立自然史博物館、ホロコースト記念博物館、国立公文書館、国立航空宇宙博物館、ワシントン記念塔、スパイ博物館が今回訪れた場所である。詳しく言えば、第2次世界大戦記念碑、ホワイトハウスもある。
 ほっとしたのか、お腹がすいた。ここへ来てからほとんど何も食べていなかった。自分へのご褒美にホットドックが2つ、そしてコーラを屋台で買い、公園のベンチに座って食べた。最高に美味かった。もちろんそれだけではお腹いっぱいにはならなかったが、今は「アメリカ」でお腹いっぱいである。ここアメリカで最初で最後のまともな食事である。今思えば毎日ちゃんと食べておけばよかった。しかし、レストランに入る気はなかった。お金のこともあるが、何よりも時間がもったいない。毎日3食食べていたらこれほどタイトな日程はこなせなかったであろう。誰かと一緒にいてもだ。私一人で自分のやりたいようにやったから、達成できたことだ。脚と腰が砕けそうに痛い。この1週間でどれほど歩いただろうか。履きなれた靴でさえ足が痛くなるのだから相当歩いている。しかし、私がきたくてここへ来たのだから、どれほど足が痛もうとも、腰が砕けようとも、前へ突き進めた。心地よい、達成感のある痛みだ。おそらく、みんなが歩いては行かないようなところも歩いて行けるだろう。普通は電車に乗るところも歩いて行けるだろう。歩くのが癖になってしまった。せっかくここまで来たのだから、歩いて風を感じなければ。うん、風が本当に気持ちが良い。

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