2011年7月29日金曜日

国立航空宇宙博物館

 さぁ、国立航空宇宙博物館の中に入る。ここでもセキュリティチェックだ。まず入って、行かなければならないところは、「月の石」だ。“MOON ROCK” と書いてあった。ここでは見るだけでなく、触ることも可能なのだ。これが月の石か、宇宙から来たものか、と感動する。当たり前の話だが、地球上以外のものを触るのは初めてである。飛行機がたくさんつるされている。
 ここ国立航空宇宙博物館は人類の夢と努力が成し遂げた科学技術の栄光の殿堂と言われている。博物館最大の特徴は、展示物は燃料を補給すれば、すぐにでも稼動し得る状態で陳列されていることだ。私は、宇宙科学にあまり興味が無かったが、まるでテーマパークにいる気分であった。こことは違う場所に、別館のウドバー・ハジー・センターがあるのだが、そこと合わせて毎年800万人もの人が訪れる、全米で1,2を争う人気の博物館でもある。
 見逃せないのが、月の石もそうだが、ライト兄弟の1903フライヤー、アポロ11号“コロンビア”、ゼロ戦などだ。しかし、飛行機がたくさんあり過ぎで、どれがどの飛行機かわからなかった(笑)。この博物館もかなり広く、部屋が何部屋もあり、ゆっくり見ていては時間がなくなってしまうほどである。どの飛行機も迫力があり、写真とは全く違う。小型機でもかなり大きい。ニューヨークのイントレピッド博物館も面白かったが、ここも最高に面白い。飛行機好きならたまらない場所であろう。2時間くらい見学し、ここでお土産を買おうと思った。ここワシントンに来たら定番のお土産が、この博物館で売っている、宇宙食のアイスクリームだ。5個入りで1パックになっているものを3つ買ったが、これだけでは足りないかもしれないと思い、もう1パック追加した。日本でそれを食べてみたが、おいしいものではなかった(笑)。
 日本人観光客も見かけた。日本語をしゃべっていたのですぐに分かった。親近感がわくのだが、あまり話しかけようとは思わなかった。この度の中で、何度か日本人を見かけたが、話をしたのは、国連本部内だけだ。後は見かけても通り過ぎていた。せっかくアメリカに来たのだから、わざわざ日本人と話をしなくてもいい、と思っていた。
 かなり疲れがたまっている。頻繁に休憩しなければ、すぐに足と腰が痛くなってしまう。お腹もすいていたのだが。今日が最後と思えば我慢できた。それにしても、どれくらいの距離を歩いただろうか。おそらく自分でも驚くほど歩いていると思う。今日ももう少し歩かなければならない。

0 件のコメント:

コメントを投稿