2011年7月18日月曜日

タイムズスクエア

 3連休であったが、私は土曜日と月曜日、ボランティア関係で弘前の方まで出かけていたのだ。土曜日はある企業の方と、今日はボランティアに参加している方と話をしたのだ。どちらとも私の団体に協力して下さるという方だ。変わりゆくボランティア活動を教えて頂いた。今、被災地は子供の遊ぶ場所が無く、子供たちが大変不憫な気持ちでいるのではないかという。子供の仕事は遊ぶことだ。その仕事ができなければ子供たちがかわいそうである。私たちはまだ学生ということで、子供たちとも年齢が近い。一緒に時間を過ごすことはできないのだろうか、ということについても話をした。なんとかしてあげたい。
 夏休みに私たちが初めて活動する場所を決めているところである。初めて活動するので、自分たちの思った通りの活動ができないかもしれない。しかし、それは仕方のないことだ。アルバイトにしても研修期間が1カ月や2カ月あるものだ。自分の思った通りに仕事ができない。それと同じだと思う。しかし、できるだけ自分たちのやりたいことができるようにしたい。メンバーにも自分のやりたいことがある学生がいる。彼女らの思いをできるだけかなえてあげたい気持ちがある。行きたい場所ですら様々な意見がある。私はリーダーである。決断しなければならない。これからどう活動していくのか考えるとき、孤独や不安を感じる。追いかける人がいないというのは本当に辛いことだ。しかし後ろを見れば、メンバーたちがいる。メンバーが私の背中を見ている。情けない姿は見せられない。不安と焦りが私を襲う。これがリーダーなのであろうか。



 今私はブロードウェイを北上中である。脚も腰も限界だ。切断したくなるほど疲労がたまり、痛む。ホテルに戻ったらマッサージをしなければならない。お風呂に入れたらいいのだが入れない。お風呂はワシントンまでお預けだ。徐々にタイムズスクエアに近づいてきている。ニューヨーク最後のイベントだ。高校の先生には、タイムズスクエアは昼に行くよりも夜に行った方がいいと言われていた。
 向こうを見るとかなり明るいのがわかる。あれがタイムズスクエアかと足が速くなる。そのエリアに入った瞬間、脚と腰の痛みが一気に吹っ飛んだ。360度光のネオン。この光のすごさに圧倒された。まるで祭りの様である。これがタイムズスクエアなのか。今まで見てきた繁華街は、大阪の梅田や難波、東京の渋谷や新宿などたくさんあるが、このタイムズスクエアに匹敵するものはない。「世界の中心」という感じがした。写真を撮りまくる。撮らずにはいられない。素晴らしいとしか言いようがないこの景色。こんなものがこの世に存在していたのかと思えるほどだ。ニューヨークはこれほどまでにインパクトのある街とは思っていなかった。
 お祭り気分でしばらくそこにいた。人が大勢いたので、祭りみたいなものだが。道路が通行止めになっていて、そのタイムズスクエアだけ毎晩歩行者天国になるのだ。それにしてもすごい。
 ホテルに戻り、一気に疲れが出てきた。脚をとにかくマッサージした。明日ワシントンに戻らなければならない。ゆっくり眠りたかったが、そうはいかない。朝早くのアムトラックに乗る予定だ。
 後で調べたのだが、このタイムズスクエアは「世界の十字路」と呼ばれているそうだ。

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