2011年7月12日火曜日

ハドソン・リバー沿い

 イントレピッド博物館を出て、遠くからこのイントレピッドを見てみようと思い、少しだけ歩いて遠くから眺めてみた。やはりかなり大きい。写真を取ったが、すべて入りきらない。この博物館に別れを告げて、次の場所へ向かうことにした。
 次は、世界貿易センタービル(WTC)の跡地「グラウンド・ゼロ」を見に行く予定であった。しかし、個々イントレピッド博物館からそのWTCのあるところまでかなり離れていた。快晴であったので、タクシーに乗る気分ではなかった。そこからマンハッタンの中央部分に戻るには、治安の悪いところを通らなければならなかったが、通る勇気もない。地下鉄も走っておらず、海岸沿いを歩いてロウアーマンハッタンの方に向かて歩き出した。私が歩いていたところは、ジョギングコースなのか、たくさんの人が走っていた。自転車に乗ってサイクリングしている人もたくさんいた。海岸沿いを歩いて正解だった。風が気持ちいい。暑いくらいで、ここでかなり焼けて、顔が真っ赤になってしまった。
 気持ちよかったが、なかなか目的地にたどり着けない。3,4回くらい休憩をはさみながら南下していった。足の裏や腰が痛い。
 海岸沿いといっても、ハドソン・リバーと呼ばれる河なのだ。河といってもかなり大きいのだが。向こう側は、ニュージャージー州だ。今回は行く予定はない。それにしても目的地が遠い。しばらく歩いていると、遠くの海上に何やら浮かんでいるものが見える。ちょうどそこになぜかわからないが、双眼鏡が設置してあった。しかも無料。覗いてみると、私が見たかったその浮かんでいるものに狙いが定まっていた。覗いた瞬間に「あっ!!」と声が出そうになった。覗く前から予感はしていたが、その予感が当たった。そう、「自由の女神」である。「自由の女神」を知らない人はいない。あれがそうか、と感動してしまう。今日の夕方見に行く予定だ。その前に見られるとは。「後で行くからな」と自由の女神に喧嘩を売るような声で言ってやった。
 やっとの思いで、目的地に到着した。とりあえず椅子に座りたかったので、WTCの近くのワールド・フィナンシャル・センターで休憩をすることにした。中に入り、ちょうどベンチもたくさんあり、ゆっくりと休憩ができた。ビジネスマンや観光客でいっぱいであった。お腹がすいたので、またまたお菓子を食べる。ニューヨークに来てからまともな食事は取っていない。その時は、まだ大丈夫と思っていたが、今思えばなんてバカなことをしていたんだろうと思う(笑)。それにしてもお腹がすいた。
 体力が回復するまでここで座ることにした。

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