2011年6月19日日曜日

機内での白人女性との会話

 今日は朝からいい天気でとても気持ちが良い。こんな時こそどこかへ出かけたかったが、行くところもなかったので、部屋にいることにした。そういえば友達が今日コンサートに行くと言っていた。羨ましい。それにしてもいい天気だ。




 エコノミークラスということもあって、席がかなり狭い。NHよりも窮屈に感じられる。これで13時間はきついなと感じていた。席に座るときにはもう隣の方はいて、“Hello” と一言あいさつ。彼女も返してくれうれしかった。飛び立ってからしばらくして、税関申告書が乗客全員に配られた。書くことはは、ガイドブックを読んでいたので分かっていたのだが、その申告書はもちろんだがすべて英語。目を通していると、隣の白人女性の方が声をかけてくれ、申告書の書き方を丁寧に一つずつ教えてくれたのだ。ときおり日本語を交えながらであったので、ますますうれしくなり、少し話をすることにした。もちろん英語で、私の無いに等しい英語力をすべて発揮した(笑)。彼女は群馬県の高崎市に住んでいるという。1年半住んでいたのだが、今回の地震や原発事故で怖いのでいったん帰ることにしたのだという。やはり外国人は原発に関して敏感なのだと実感。日本に住んでいたが、日本語はほとんどしゃべれないらしい。ワシントンDCのダレス空港についてから、アムトラックでニューヨークに行くのだというので、私もアムトラックでニューヨークに行くと言ったら、一緒なので話が盛り上がった。飛行機の乗り継ぎは、面倒で、アムトラックの方が楽だという。
 私が今回初めての海外旅行だと言うと、「ずいぶん遠くまで行くのね」と驚き、「どのくらい行くの」と聞かれたので、「1週間です」と答えたら、「短いね。もっといたら良いのに」と言われたが、お金が無いんですと言ったら、「ごめんなさい」と笑いながら答え、私も笑ってしまった。
 26歳だという。どこに行くのか聞かれ、今回訪れるところを教えた。イントレピッド航空博物館は、まぁまぁだね、と言っていた。今回、ぜひとも訪れたかった、ホロコースト記念博物館はどうでしたかと聞くと、「すごいところだったわ」と言い、絶対に行った方が良いという。彼女は広島の原爆ドームにも行ったことがあると言うが、それよりももっと悲しいところだったと言っていた。ますます行きたくなってきた。やっぱりニューヨークで一番楽しいところはブロードウェイ、タイムズスクエアという。私は大好きと言っていた。ニューヨークとワシントンDCの地図を見せ、どこに何があるか、地元の知識を教えてもらった。私はチーズが嫌いなので食べれないけど大丈夫か聞いてみたが、大丈夫とあっさり答え、ニューヨークには屋台がたくさんあるし、チーズのない物もいっぱいあるよと教えてくれ、少し安心したのであった。
 他にも色々な話をした。私は大阪に住んでいると言い、今日と入ったことあるのと聞くと、「あるよ!京都大好き!」とすごく楽しそうに答えていた。大阪はどう?と聞くと、「大阪はあんまり好きじゃない」と言い、私は大笑いしてしまった。大阪はBIG CITYと言っていた。私が剣道をしている話や、座席についてあるテレビのモニターのリモコンの使い方なども教えてくれた。まだアメリカについていないのに、これほど英語を話すとは思ってもみなかった。
 しばらくしてから機内食が来た。“BEEF or CHICKEN?”と聞かれ、“FISH” じゃないし、と心の中で笑ってしまった。すぐ近くにいたキャリーアテンダントは二人とも男性で、黒人の方とアジア系の方であった。かなりフレンドリーでいろいろな乗客と話をしていた。夜食も出たり、サービスがかなり充実していたのは驚きであった。
 時折、かなり揺れることがあり、シートベルトを締めるようにランプが付く事がある。私の机の上に水を入れたコップが置いてあったのだが、揺れるため、水がこぼれてしまうのだ。あーあー、と思いながら、飲んでしまおうと思ったのだが、かなり揺れているので、飲むのもかなり苦労しなければならなかった。あの必死に飲もうとする姿は、我ながら笑ってしまう(笑)。
 時差ぼけを防止するには我慢して起きておいた方がいいと誰かから聞いたことがあるが、そんなことのは構わず寝ようと思い、ぐっすりとはいかないが、眠ることができたのでよかった。

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