2011年6月18日土曜日

いざ、アメリカへ

 9時過ぎに成田空港へ到着した。次のフライトは16時20分だったので、約7時間待たなければならなかった。曇り空であったが、だんだんと晴れてきたので、展望台へ行って、飛行機が飛ぶのを見て時間をつぶそうと思った。飛行機が飛ぶのを何度見ていても飽きなかった。何トンもの鉄の塊がどうして空が飛べるのか不思議でならなかった。展望台は外国人の方もいて、とてもいい雰囲気であった。次のフライトまで待っている間、2回くらい携帯電話に、エリアメールで緊急地震速報が入った。空港がガタガタゆれていた。震度4くらいであった。しかし、フライトにはなにも影響はなかった。
 昼ご飯を食べようと思い、空港内のコンビニへ。当時は計画停電の影響かどうかはわからないが、ベンチや地べたに寝転がっている人がかなりたくさんいた。おそらく空港で寝泊まりしているのだろう。ベンチに座りたかったが、空席は一つもない。コンビニへ行っても、ほとんど売り切れている。売れ残っていたパンを二つと、機内で食べるお菓子を少し買っておいた。座るところが無いので、仕方なく先ほどの展望デッキで食べることに。少しいるくらいなら何ともないのだが、しばらく座っていると寒くなってくる。風邪をひいてはいけないと思い、空港内の土産物屋さんを回ることにした。ほしい靴下があり、買おうと思ったが、ここではあまりお金を使わないでおこうと、あきらめることにした。
 チェックインカウンターの場所を調べておこうと、ロビーへ。成田空港は「南ウィング」と「北ウィング」に分かれていた。私はずっとNHと思って、スクリーンなどで確認しても、どうしてもNHが見つからない。北ウィングと南ウィングを行ったり来たりしていたが、どうしても見つからなかったので、インフォメーションセンターで聞くことに。「ユナイテッドは12時30分からチェックインが始まります。」という。ユナイテッド??よくEチケットを見てみると、“NH”と書いてある後ろの方に、“by UNITED AIRLINES” と書いてある。それでユナイテッドかと問題解決したということだ。先にチェックインだけしておこうと思い、列に並ぼうとしたが、人で混雑していてどこに並べばいいのかわからない。ここだと思って並んだところが違う列だったりし、どこがどこだかわからない。ユナイテッドの列はカウンターからかなり離れたところに最後尾があり、やっとのことで並ぶことができた。しかしなかなか順番が回ってこない。すぐ後ろに並んでいた人と話をしたりして時間を潰していたが、チェックインできたのは並び始めて3時間たっていた。
 やっとのことでチケットが手に入り、そろそろ飛行機に乗らなければならない時間であった。成田に到着してからあっという間に7時間が過ぎようとしていた。もう日本としばらくの間お別れか、と少しの間、ぼーっとしていた。セキュリティチェックをし、出発ゲートのところへ。ユナイテッドは灰色の飛行機であった。チケットを機械に通したが、呼び出され、再びチェックのようなものを受けた。いきなりでびっくりしたが、何も問題なし。きれいなキャリーアテンダントさんがいるのかなと思ったが、男性ばかり。しかし、かなり愛想のいいおじさんが英語で迎えてくれ、こちらも笑顔で、“Hello” と返す。もうここから外国のように感じられた。今回も席は一番奥の通路側であった。隣は白人女性。離陸前にもう一度家族にメールをした。「しばらくはメールできないな」と思いながら。
 いざ出発となると、日本と離れるのが少し辛かった。初めての感覚であった。スケールの大きさに戸惑うばかりだ。必ず日本に帰ってこよう。ここからアメリカへ向けて、約13時間のフライトが始まった。

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