2011年4月1日金曜日

伏見稲荷

 今日から4月だ。新年度の始まりとなる。今年度は昨年度より未充実した1年にしなければならない。とにかく楽しい1年になるようにしたい。

 昨日のブログで書いたが,中学校の離任式の後,久しぶりに兄と母親との3人で,今日との伏見稲荷に行ったのだ。兄は就活や研究で忙しいのだが,今は少ない春休みの最後の日であったそうだ。春休みは5日間しかないらしく,すぐに学校へ行かなければならない。
 伏見稲荷はかなり昔に行ったのだが,ほとんど記憶にない。今回改めて行くことにした。京都と言えば円山公園や八坂神社,ねねの道や三年坂などの定番のところばかりなので,今回はあまり行かないところに行こうと思ったのだ。伏見稲荷は商売繁盛の神様が祭られているところだ。
 もうすっかり春となり,桜が咲き始めていた。もうこの季節がきたのか,と少しうれしくもあり,少し嫌な気持ちにもなる。嫌な気持ちというのは,また青森に行かなければならない。青森に行くのは何の問題もないのだが,また家族と離れるのはやはりさびしい。しかしこれも自分で選んだ道だ。そんなこと言っていられない。
 さて,伏見稲荷に到着し,平日なのかあまり人はいない。さっそく山を登り始める。赤い鳥居がトンネルのように続いている道なのだが,これが何とも神秘的。景色はずっと赤い鳥居なのだが,不思議な気持ちになる。しかしこの山が思っていたよりも長いのだ。どこまで登ればいいのか。最初は3人一緒に歩いていたが,しばらくすると母が遅れ始め,これは登りきれないなと思い,途中で引き返すことにした。あれほど坂や階段があるとは思っていなかった。
 伏見稲荷に「おもかる石」という石があるのだが,ご存じだろうか。これは願い事をし,灯篭の頭を持ち上げ,思っていたよりも軽かったら願い事がかない,思っていたよりも重かったら願い事がかなわないという石がある。それをしてみた。私は軽いと感じたので,願い事がかなうかもしれない(笑)。母は必至に持ち上げていたので,これはかなわないなと兄と二人で大笑いしていた。
 そのあと喫茶店に入り,休憩をして帰ることにした。喫茶店で兄はクリームソーダを注文したのだが,おなかを壊したらしく,電車の中は「腹いてー」と苦しそうな顔をしていた。夕方になってくると少し寒くなってきたので,それが悪かったのかもしれない。
 今度伏見稲荷に行くときは,頂上まで登れるようにしたい。

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