大学のキャリアセンターの方とよく話をしていることは、このブログでも何度か話をしている。様々な話をしているが、よく学生の話をする。先日、私が自分の夢についてベラベラ語っていると、「今の若い人は将来自分が何がしたいのか、よくわからない人が多い」とその方は言う。その理由の一つは環境の問題が大きいと考える。そしてその方もその通りだという。ここは刺激がない。周りと競う必要もない。個性を主張しなくても認めてくれる。ここはまさに日本人らしい資質、謙虚さ、があるところだ。おとなしい学生が多過ぎるという話だ。この話はこの方だけではなく、様々な教授とも同じ話をしているが、みんな同じことを言う。“自己”の薄い学生が多い。謙虚というのは素晴らしいことだ。しかし、その謙虚はもっと他に使うところはたくさんある。
自分は何がやりたいのか、自分は何が欲しいのか、そこは忘れてはならない。私は自分のことを最高だと思っている。自分を大切にしたいと思っている。自分が一番可愛いと思っている。この可愛いは保守的な可愛いではない。私は自分を愛している。もっと自分の財産を守れと私は思う。この財産とは、お金、銭のことではない。自分のプライドも財産だろう。自分の精神も財産だろう。自己の主張をちゃんと持つということも自分の財産だろう。
群を抜いた個性、自己を持った学生が少ない。互いに刺激し合うことはない。だから自分が何がしたいのか、将来どうしていたいのかわからない学生が多いのではないだろうか。学生は互いに刺激し合って、様々なことに興味が湧き、様々なことに挑戦し、様々な人と出会い、様々な場所へ行き、様々な経験をして、夢を見つけていくものではないだろうか。
「変わってるね」と言われるのは私はとてつもなく嬉しい。これは私にとって最大の褒め言葉だ。これは周りの人とは違うってことだろう。人と違う人生、道を歩んでいきたいと私は思う。人と違うことをするとき、一番大切なことは自己の主張を持ち続け、それを貫き通すこと。人と違うことをするのは険しい道かもしれない。しかし、自己の主張をやめてしまうと、自分が自分ではなくなってしまう。私は私であるために、自己の主張をし続ける。自分の財産は自分で守る。私が言いたいのは、“自分の財産を守れ”ということ。
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