昨年10月下旬に、長渕剛の故郷・鹿児島で、地元FM局・エフエム鹿児島の開局20周年記念イベント「Tsuyoshi Nagabuchi Talk&Acoustic Live Real Voice 20」が、ライブハウスで行われた。400人の20歳前後の若者たちとトークをしたのだ。長渕剛から彼らに向けて発した言葉があるので、ここに記しておきたい。
今しかない、今しかないと生きていくのが一番だと思う。
一度っきゃない。
人生もこの瞬間も一度しかない、やがて全てが終わってしまう。
ただ、それだけのことだよ。
そう思うと、この今を、思いっきり燃えかすになるぐらいまで、
それこそ桜島の火山灰の如く灰になって、一日を灰になって終えてしまおう、
そういう生き方を俺は選ぼうと思う。
人生は永久じゃないよ、永遠に続かないよ。
楽しいことも、そして悲しいことも永遠に続かない。
若いって思っている今も、永遠に続かないよね。
だからこそ、今、今、今、やるなら今しかねえって、
そんな風に自分を鼓舞しながら、俺たちは生きていけたらいいと思う。
若さの特権とは、いいか、裏付けのない自信、
根拠のない自信こそが若さの特権だよ。
負けても泣いても挫いても関係ない。
自分が信じた道、何も迷わずに、ただただひた走ることで
覚えることの方が大切だよ。
勉強それもいい、体を鍛えること、それもいい。
若さの特権とは裏付けのない自信、これを大事にすること。
借りは返せ、受けた屈辱も返せ、
殴られた痛みは、もっと返してやれ。
一発殴られたら二発返してやれ。
何が悪い。
虐めれたら虐め返してやれ。
何が悪い。
自分にとって、自尊を傷つけられるようなことをされたら返してやればいい。
腕力のない奴は違う方法で、無言の抵抗をしてやればいい。
そして大事な人は、本当に心から愛し抜く。
一番大事なのは覚悟。
決めたら覚悟だよ。
覚悟を決めて、そのまま生き抜いていくっていう覚悟。
俺も、君たちがこれから出てくる社会にいるから追いかけてこいよ。
今は、まだまだ現役で先頭を走るつもりでるけど、
時としては力を貸して欲しい。
だけどもいつか儚い命というものがくる。
そしたら今度はお前達が先頭を走って手を差し伸べてくれ。
迷わず俺はお前の手を握る、迷わず君の手を握る。
そんなもんだろ?
人間っていうのは。
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