年始に初詣に行った。家の近所に大阪天満宮があり、さすがに三が日は人、ヒト、ひと、であった。帰りにおみくじを引いたのだが、私は「吉」であった。兄も「吉」。しかし、母は「凶」だった。母は悔しそうな顔をしていた(笑)。
4日、母と京都に行った。京阪三条駅から歩いて平安神宮へ。お参りをし、そこでも母はおみくじを引きたいといい、「リベンジや!」と意気込んでいたのだが、引いたのはまたしても「凶」。私もこれにはビビった(笑)。その後、歩いて八坂神社へ。そこでも母はおみくじを引きたいと言う。何回も引いて意味があるのかと思ったが。しかし、「また凶が出たらどうしよう」と母が言うのだが、まあその時はその時だろう。引いたのは「末吉」だった。かろうじて3連続「凶」にはならなかった(笑)。
大阪天満宮は学問の神様が祀られていて、受験などを控えている人はよくここを訪れる。去年、教育実習で担当したクラス、授業をしたクラスはみんな受験生だったので、受験がうまくいくようにとお願いをした。もう受験を終えている生徒もいるが、まだまだこれから本番の生徒も多い。1月中旬にはセンター試験もある。私立大学の一般入試もこれからがピークを迎える。私ができることはこれくらいしかない。勉強を教えることもできない。こうやって遠くからエールを送ることしかできないが、全員が第一志望の道に進んで欲しい。
私は受験を2回経験しているので、この季節になるとあの頃のことをよく思い出す。試験日が近づけば、クラスの誰かが合格祈願のお菓子を配っていたり、物を落とすことにも敏感に反応していた。「今落としておけば、本番では落ない」と誰かが言っていたような。
私は第一志望の道に今まで進んだことがない。区切りの春を迎える時、後ろめたい気持ちはあった。だが、いつもそんな自分に嫌気がさす。「せっかくここまで来たのだから」、「せっかくここに来たのだから」。このままではいけない自分を何度も殺してきた。だから今は胸を張って言える。「ここに来てよかった」、と。もし違う大学に進んでいたら、もっと違う人生を歩んでいたかもしれない。しかし、人生に「もし」など存在しない。
涙で目の前が見えなくなり、大きな穴に叩き落とされてきた。今回の就職活動でもそう。いつも落とされて落とされて落とされた。悔しい、悲しい、苦しい、辛い、・・・・・。しかし、私は負けることはない。どんなことでも立ち向かおう。
「人間はなぜ落ちるのだ。」
「這い上がるため、だよ。」
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