この前の冬休みでも、神戸に遊びに行った。16年前の今日の神戸は、正に地獄となっていた。建物は崩れ、二次災害で火災が起こっている。私がお世話になった塾の先生がいるのだが、その先生は芦屋というところに住んでいる。その芦屋も崩壊したと言っていた。先生が住んでいる建物の前の二階建ての建物が一階が崩れ、二階部分しかなかったらしい。家の中はぐちゃぐちゃ。テレビがふっとんでいった。近くに住む人で、ある家族がいたのだが、子供、奥さん、を亡くされ、旦那さんだけ助かった方がいらっしゃった。その方は、常に体を動かし、困っている人を助けていたという。先生がその方に質問した。「どうしてそんなに(悲しいはずなのに)働けるのですか」と。「動かさないと思いだしてしまうから。思い出すと気が狂う。」そう答えたらしい。
私はその震災があった日、徳島から車で帰っていた。震災に合った街通った。その数時間後に、地震が発生。私が通った高速道路は崩れた。もし数時間遅かったら私はここにいなかったかもしれない。その日のニュースはこの地震で持ちきりであった。どこのチャンネルを回しても崩れたビルが映し出されていた。泣き叫ぶ人々が映し出されていた。
0 件のコメント:
コメントを投稿