2011年1月8日土曜日

50代くらいの女性との話

 今日はこちら青森に帰ってきて初めての休日だ。午前中に荷物が届くというので、部屋にいなければならなかった。今の交通手段は車かバスかになる。車を持っていないので、バスに乗らなければ買い物に行くことができない。土日祝日はバスの本数も少なく、なかなか思った時間にバスがない。出かける気がしなかったので、午後も部屋にいることにした。
 青森の冬はなかなか晴れない。雪が降るか曇っているかのどちらかだ。たまには思い切りのいい太陽がほしい。これは仕方がないことだが。


 この青森に帰ってくる日、私は朝8時7分新大阪発の新幹線に乗った。50代くらいの女性の方と隣になった。新幹線が発車し、しばらくしていると、その女性が話しかけてきた。その女性が言うには、いつも窓側の席に座りたいのだが、窓側は人気があるのか、なかなか取れない、とのことだった。なぜ窓側に座りたいのかというと、富士山が見えるからという理由だった。この女性はしばしば新幹線を利用しているらしいのだが、いつも窓側に座れないので見れないというのだ。
 そういえば私が富士山を初めてみたのは、2年前の冬休み、大阪に帰るときの新幹線から見たのを思い出した。東海道新幹線を利用するときはいつも富士山を見たいと思っているのだが、毎回寝てしまって、いつの間にか通り過ぎている。その女性は、車掌さんに何時くらいに富士山を通るか聞いていたので、私も見ようと思った。
 その他にも様々な話をした。私が今大学生だという話をすると、就職の話をしたり、外国の話をしたり、などと勉強になることを聞かせていただいた。特に外国の話では、私はまだ外国に行ったことがないというと、今のうちに言っておいた方がいいとのことだった。働きだすと、なかなかまとまった休暇が取れないので、大学時代では夏休みや春休みといった長い休みがあるので、それを利用したら、とアドバイスしてくれた。私が春休み、行けるかまだ分からないが、アメリカに行く計画を立てていると話をした。アメリカのどこに行きたいのか聞かれ、西海岸か東海岸のどちらかに行きたいと言った。その女性はそのどちらにも言ったことがあるといい、どちらもとても面白いところだと教えてくれた。ニューヨークは危ないところですか、質問してみるとそんなことはないと言った。私でも地下鉄に乗ったのだから、と笑いながら話をしてくれた。
 2時間30分くらいで東京に着くのだが、あっという間にその時間が過ぎてしまった。富士山の写真も撮り、楽しい時間を過ごさせてもらった。私は品川駅でおり、その女性は東京駅まで行った。
 初対面の人と話をするのは新鮮で楽しい。自分の新しい引き出しを作ってくれる。見えなかったところを見つけてくれる。本当に楽しい2時間30分だった。

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