2011年1月13日木曜日

よみがえる、センター試験の日

 ベランダの雪かきをしても、気がつけばもう雪が積もっている。雪が降らない日はない。大阪と全く別の世界だ。雪国が大変なのはわかるような気がする。それにしても寒い。


 明日はセンター試験の準備で授業は休みなのである。またまた3連休ということだ。来週の火曜日から期末テスト1週間前となるので、そろそろテスト勉強を始めようかと思う。
 センター試験と聞くと、毎回自分の受験勉強のことを思い出す。私は浪人したのでセンター試験を2回受けた。1回目のことも2回目のことも鮮明に覚えている。しかし私にとって特別とでもいうわけではないが、2回目の方が苦しかった。1回目の時も次はないと思いながら受けたのだが、2回目の時は本当の意味で次はないと覚悟を決めて受けた。
 私は早めの行動をとるので、受験会場に2番目くらいの速さで到着した。だんだん受験者が多くなってくるにつれて、会場が騒がしくなる。私は一人だったので、友達はいなかった。周りにいる人は友達と話をしているので、それが気になる。何度も周りに流されそうになるのを堪えていたのを思い出す。試験の時間が近づくにつれて、緊張が増す。試験監督者が来る。ノートや問題集をカバンの中にしまい、問題やマークシートが配られる。気が付けば手に汗を握っていた。
 始めの合図があり、問題を解く。解いていて、絶対にあることが、「どっちやたっけ」ということだ。そういう時が一番苦しい。わからないものは仕方がない。わかる問題が解けないのは悔しい。1点の差で何百人何千人と差がつく。たった1点、されど1点だ。
 その1点の重さを私はよく理解していなかったかもしれない。心のどこかで、「80点くらいでいいやろ」と思っていたかもしれない。80点くらいでいいと思っている人が取れる点数はたいがい60点くらいだ。100点取る人は120点くらい取ろうとしてくる。完璧にしてくる。それが私には足りなかった。
 人間は後悔する生き物だ。必ず、こうしておけばよかった、と後悔する。しかし、それで終わってはいけない。次につなげることが大切だ。同じ過ちを許してはいけない。私は今、次につなげる努力をしている。

 受験を控えている学生たちに応援したい。受験には魔物が住んでいる。今まで解けていた問題が解けなくなることがある。しかしそれに惑わされるな。一息入れ、落ち着いて考えれば必ず解ける。最後の最後に頼りになるのは自分だ。自分を信じて!
 まだ今日と明日、二日も残っている。まだまだ時間はある。焦らず、1歩ずつ1歩ずつ確かな道を。がんばれー!!

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