2011年11月20日日曜日

スポーツの本質

予報通り、青森は朝から雨が降った。少し止んだ時間があったがほぼ一日中雨であった。今日もどこへも行かなかった。二日とも部屋の中にいるというのは何とも息が詰まってしまう。仕方がないが。高い交通費を払って外に出ようとは思わない。雪が積もればますますどこへも行けなくなるだろう。嫌な季節がやってきた。


 
広島にて
 スポーツの語源は、ラテン語の動詞“deportare” であるとされている。これは「気晴らしする、遊ぶ、楽しむ」という意味にあたる。現在でも英語の“sport” の動詞形には「遊ぶ」という意味が含まれているが、これはその名残なのだろう。スポーツとはつまり、真剣勝負の遊びだと言えるのではないだろうか。
 印象に残っている場面がある。シドニーオリンピック女子マラソン、高橋尚子選手が一位でゴールした場面だ。過酷なレースを終えた直後にはとても見えない。「とても楽しい42.195キロでした。」満面の笑顔で語る高橋選手は、本当に楽しそうに見えた。心からは知ることを楽しんでいるのだと感じさせられる場面だった。
 人はなぜスポーツに興じるのか。スポーツは、決して必要不可欠なものではない。その始まりは、単なる遊びに過ぎないのだ。苦しい練習も、辛い敗戦も、時にはあるだろう。それでもなお人がスポーツに打ち込むのはなぜか。それは、その先にある楽しみを味わうためではないだろうか。競技に向きあい、自分なりに考え、徹底的に打ち込む。己の心身に磨きをかけ、ベストを尽くす。その努力が報われたとき、そこには大いなる達成感、喜びが待ち受けているはずだ。
 勝利を目指すことは、スポーツの目的の一つである。しかし、勝つことがすべてではない。競技を好きだと、楽しいと思える気持。ベストを尽くそうと努力する姿。そこにスポーツの本質があるのではないか。

4 件のコメント:

  1. こんにちは。
    ブログをいつも読ませていただいております。

    突然なんですが、Facebookの飯村さんのアカウントの
    高校卒業年間違ってませんか?2009年となっておりますが、
    2008年では?

    突然で失礼かと思いましたが、気になったので投稿します。

    返信削除
  2. コメント、ありがとうございます。
    おっしゃる通り、間違っていました。
    私の高校卒業年は、2008年です。
    訂正しておきました。
    ご指摘いただき、ありがとうございました。

    つたない文章で、なかなかうまく書けませんが、
    これからも読んで頂けるように、日々精進してまいります。
    これからもよろしくお願い致します。

    返信削除
  3. 卒業年の件、出過ぎた事をしたかと思いましたが訂正していただけてよかったです。

    僕は多分、小中学校でのクラスメイトだと思います。
    もと同級生として、これからもこのブログを応援していますので、頑張ってください。

    返信削除
  4. あっ、そうなんですか。
    驚きました。
    お久しぶりです。

    ブログを読んでいてもお分かりになりますように、
    相変わらず私は頭の悪いままで、体だけが大きくなりました。
    今度お会いできる時には、少しは成長しているようにしておきます。

    下手な文章しか書けませんが、これからも応援よろしくお願い致します。
    頑張ります。

    返信削除