2011年9月24日土曜日

青森へ来て

 今日青森は快晴。ずっと太陽が出ていた。午前中は部屋の掃除をし、午後からは自転車で買い物に出かけた。駅前まで行き、本屋でずっと立ち読みをしていた。なかなか平日に本屋に行くことができないので、休日に1週間分楽しんでおかなければならない。その後、買い物をし、下宿に戻った。



大阪城
  今日本屋で、関東人と関西人の違い、というような本があったので、興味本位に少しだけだが開いてみた。なるほどというようなものがたくさんあり、関西人のことについて書かれてあればついつい笑ってしまうようなこともあり、そんなことがあったのかというような発見もあった。たまたま目に着いて面白そうと思って開いてみたが、今思えば私が大阪ないし関西を離れていなければ、その本が目についても面白そうと感じないはずだ。
 大阪を離れて3年半になる(時々帰っているが)。青森と大阪どっちが好きと言われたら私はどうこたえるだろうか。私は大阪と答える。これは青森が嫌いと言っているわけではない。もちろん青森も大好きである。なぜ大阪の方が好きと答えるのか。それは夏休みや冬休み、春休みなど長期休暇が近づいてくると大阪に帰るのが楽しみになるのだ。いざ帰る時期となり、段ボールに荷物を詰めて送るという作業をしなければならないのだが、面倒といえばかなり面倒だ。しかし、それを楽しみながら段ボールに荷物を詰めている。逆に青森に戻らなければならないときは、なかなか気が進まない。いつも母に、「あんた帰る用意せんでええの」と言われてしまう。帰る準備が全く進まないのだ。
 大阪と青森は全く違う環境である。都会と地方の違いの大きさに今更ながら苦労を感じるようになった。これは青森大阪を行き来するたびごとにその思いが強くなっている。最初は新鮮である意味それを楽しんでいた。しかし、それにも慣れ、ただただその「違い」に悩まされる時がある。「合う」「合わない」はやっぱりあるのかもしれない。しかし、それは大阪を出て、ここ青森に住んでみないとわからなかったことだ。住んでみて初めて分かったことだ。これは私にとって大きなかけがえのない財産となった。関東から青森に来るのはまだわかるが、大阪から青森に来るのはそういない。我ながら「よう来たもんや」と感心してしまう。周りの人が驚くように、自分自身さえも驚くように、半端な気持ちでここへは来ていない。相当の覚悟を決めてここ青森へ来た。はなっから覚悟が違う。ここへ来て何回も泣いた。苦しんだ。“涙の数だけ強くなれるよ・・・・・”そんな歌があったが、それは確かだと思う。うまく言葉では説明できないが、強くなっている。そんなことをその本を読んでいて感じた。

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