2011年9月6日火曜日

尊敬できる人

 今日は久しぶりの大阪は快晴であった。暑いといったら暑かったのだが,それほどでもなく,もう秋を思わせる気配がしていた。夏も終わりかと少し寂しい気持ちになる。来週からまた大学が始まる。やっぱりあっという間に夏休みが終わってしまう。それほど充実していた証拠なのだろうか。それならうれしい。一日一日を大切に過ごしていきたい。

夏休みが終わるということで,ここ大阪でお世話になっている方々にあいさつ回りをしなければならない。これは長期休暇になると毎回行っていることなのだが,私もこれをしなければ落ち着かない。私の大切な行事の一つだ。
一年に何度も会うことができない。多くて3,4回くらいだ。次に会うときは数カ月開いてしまう。その数カ月の間にどのようなことが起きたか,何か変わったことはないか,などといろいろと話をして楽しむのだ。もちろん私もこの数カ月の間に何をしていたか,そしてこれからどうしていくかなどと話をする。お世話になっている方々の元気な顔を見ると私も元気になる。そして私も元気を与えに行く・・・,つもりなのだが,そこは不明である(笑)。
会いに行く方の人数が多く,周りの人から見れば大変そうに見えるかもしれないが,私は大変とも何とも思わない。むしろ楽しい。私はいつのころからか忘れたが,「出会い」を大切にしてきた。これは以前のブログにも書いたかもしれない。運命を信じるか信じないかは別にして,ある人と出会えたことは何かの縁である。その縁をどうしていくかは自分次第である。切ってしまおうと思えばすぎにでも切れる。一生続けようと思えば一生続けられる。
これはあまり大きな声では言えないのだが,私にももう会いたくない人はたくさんいる。嫌いな人もたくさんいる。たくさんではないかもしれないが,確かにいる。私はそんな人たちはすぐに縁を切ってきた。それはダメだといわれるかもしれないが,そうやって生きてきた。そして,私にとって「尊敬できる」と思った人はとことん大切にしてきた。それは先生でも年上の人でも同じ年でも年下でもだ。一生付き合っていきたいと思った人は,どこにいようと会いに行く。私にしたらもうそれは当たり前になっている。会いに行くにはお金がかかるときもある。しかし,私にとってそのお金は喜んで出すお金だ。なぜならその人の笑顔が見られるなら,お金に代え難いものが私に返ってくるからだ。
もっともっとその「尊敬できる人」から,いろいろなことを学んでいきたい。なかなか時間が取れずに会えない時もある。もちろん相手も忙しく,時間が合わない時もある。それが面倒で付き合いがどんどん薄れてしまい,結局縁が切れてしまう人もいるだろう。私はそんなことはしたくない。ある方から「出会いを大切に」という言葉を頂いたことがあるが,その意味を理解したかどうかは分からないが,なんとなくだがわかるような気がする。「一生の付き合い」をするのは本当に難しいことかもしれない。私は100人のそれきっりの友達か,たった一人の一生の友達かを選ぶとしたら,迷わずたった一人の一生の友達を選ぶだろう。「本当の仲間」とはそういうものを言うのではないだろうか。これは私が思っていることだが,生きている間に「一生の友達」の数は10人もいないと思う。5人いれば多い方ではないだろうか。心の底から「こいつは俺の親友だ」と言えるのは。
もちろん友達でなくてもいい。先輩後輩の関係でもいい,教師と教え子の関係でもいい。とにかく「一生」というのは本当に難しいことだと思う。難しいけど,私は出会いを大切にし,それからの縁も大切にしていきたい。どこまでも「尊敬できる人」を追いかけていきたい。

0 件のコメント:

コメントを投稿