2010年11月19日金曜日

竹岡先生の言葉

 昨日で中間テストが終了した。今はほっと一息ついているところだ。昨日はかなり天気が良く、少し寒かったが気持ちの良い一日となった。今日は雲の多い日だったが、それほど寒くはなかった。

 一応テストが終わったということで、前からずっと見ようと思っていたDVDを見ることにした。大学の図書館に置いてあるものなのだが、私がこのブログでも紹介したNHKの番組『プロフェッショナル・仕事の流儀』の過去に放送したものだ。今日見たものは、マンガ『ドラゴン桜』のイメージキャラクターとなった竹岡広信という人気予備校教師の話だ。私も浪人時代、この先生に教わったことがある。もちろんこの竹岡先生が出版した参考書も持っている。竹岡先生に教わった生徒たちは、人生をたたきこまれた、と言う人が多い。私の場合は、夏期講習、冬期講習くらいでしかお世話にならなかったのでそこまで詳しいというわけではない。予備校なのに、人生をたたきこまれた、というのはどういうことなのだろうか。
 番組内で竹岡先生が言っていた言葉にいくつも共感できるところがあった。
「遠回りこそ近道」
「困難から逃げるな」
今頃になって、もしかするとあの頃逃げていたところがあったかもしれない、と反省してしまいそうだ。近道をしよう、楽に点数を取れるようにしよう、などと誰もが考えることだ。しかしそんなものはこの世には存在しない。近道しようとしてもそれは無駄に終わる。点数にはつながらない。近道は最初から存在しないのだから。
「一つのことを深く考える」
「一問一問を大切にする」
これも先ほど述べたことを意味している。ただ単に問題を解き、答え合わせをし、正解したら次の問題へ、間違えればそこに書いてあることだけを復習する、これは頭の悪い人がやることだ。頭のいい人は、一つの問題から、百も千もの事を学ぼうとするのだ。これが決定的な差だ。
「きっかけをつかめば自ら伸びる」
「好きだから身につく」
好きなことに関しては誰もが素直に心の中に入ってくる。もちろん私も実感している。好きになればいいのだ。そのきっかけを与えるのがここで言う竹岡先生だ。ある日突然あるものに衝撃を受け、のめり込んでいったという人もいるだろう。ある人との出会いで、人生が変わった、というのもきっかけだ。このきっかけを与えれば、人は自ら進んで行動していくのだ。
そして竹岡先生の言うプロフェッショナルとは
「失敗に失敗を重ねても、それを絶対に忘れないで、次につなげていく人」
だ。なるほど。失敗が確実に成功に近づいて行くのだ。失敗を次に生かすこと、たやすいことではない。しかし努力は絶対に報われる。無駄だと思っていることが成功への道を切り開く。無駄ではない。何故なら人生に、近道など存在しないのだから。

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