2010年11月9日火曜日

自分を好きになることから始めようか

 朝は晴れていたが、午後から曇ってきて雨と変わった。寒さはそれほどでもなかったが。

 年末へと近づいてきた。もう1年も終わりかと思うと、焦る気持ちもあるのが正直なところだ。もう2年生も終わりになる。ということは大学生活の半分が終わるということになる。本当に早いものだ。冬休みまで1日1日を大切にしたい。


 「自分はたいしたことが無い人間なんて思ってはならない。それは、自分の行動や考え方をがんじがらめに縛ってしまうようなことだからだ。
 そうではなく、最初に自分を尊敬する事から始めよう。まだ何もしていない自分を、まだ実績のない自分を、人間として尊敬するんだ。
 自分を尊敬すれば、悪いことなんてできなくなる。人間として軽蔑されるような行為をしなくなるものだ。
 そういうふうに生き方が変わって、理想に近い自分、他の人も見習いたくなるような人間になっていくことができる。
 それは自分の可能性を大きく開拓し、それをなしとげるにふさわしい力を与えることになる。自分の人生をまっとうさせるために、まずは自分を尊敬しよう。」

 これは『ニーチェの言葉』の中にあるうちの一つだ。哲学書を読むのはなかなか難しいことだが、この作品ならすぐに読むことができる。なるほど、と思うような言葉がたくさん集約されている。これもその一つだ。自分を尊敬するようなことなどほとんどない。それは良くないと言っている。私は今まで悪いこともたくさんしてきた。その理由がここにあった。それは自分を尊敬していなかったからということだ。他人から、自分を尊敬していますかと聞かれたら、おそらく、いいえと答えるだろう。もし、はい、と答えたらナルシストだとか、言われてしまうかもしれない。しかし間違っているのはその反論した人かもしれない。自分を尊敬する、自分を好きになるということは、理想の自分になるための第一歩なのだ。難しことかもしれない。だがまず、自分に嘘をつかないようにすればいい。まずは自分に素直になってみよう。こそこそせず、堂々としていよう。いつしか理想に自分に出会えるはずだ。生まれ変わるのは死んでから、と言う人がいる。それは違う。人は何度でも生まれ変われる。ならば生きているうちに生まれ変わった方がよさそうだ。それじゃあまず、自分を好きになることから始めようか。

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