この前、スタローンの話を少ししたが、私のお気に入りの一つで『ランボー 最後の戦場』がある。これも以前紹介したが。この中でミャンマーのカレン族というのが登場するのだが、もちろん現実にも存在する。ランボーはこのカレン族を助けることになる。この映画が公開され、ミャンマーではその映画の海賊版が出回り、この映画のランボーのことばがある。“無駄に生きるか、何かのために死ぬか。お前が決めろ。”このことばがカレン族の合言葉になり、映画が現実に物凄く影響を与えているのである。本当にこのことばはカッコいい。ここだけで涙が出る。ランボーはこの世に存在していたとして、もう別次元の人間なのでこのことばが突き刺さってくる。以前にも投稿したことがあるが、よく“人のため”といって何か”やる人がいる。誰かのためとか、あの人のためにとかそういうことをよく耳にする。私はあるときから“人のため”に生きるのはやめたのである。数年も前だが。ここ最近うるさくいっているのだが、じゃあお前はどうなんだとそう思ってしまうのだ。自分自身のことを後回しにして他人を優先するのか。まあこれは悪くいっているが、そういうつもりではない。私は誰かを信じて生きていこうとは思わない。結局人間は最終的にはひとりであるから。前にも書いたが、お前は何者なんだと聞かれたとき、本当は胸を張って、俺はこういうものだと叫びたいが、何者すらわからない今日この頃で、なかなかそれは厳しいかもしれないが、誰かのためとか誰かに依存して、そういうのはなんだか言い訳というのか逃げ道というのかラクしているというのかそんな気がしてしまうのである。7、80年がだいたいの人間の寿命である。その短い時間の中で、生きていることの証明、生きた証、自分は何者か、人間性の主張をするのには、私は自分ひとりでどこまでやれるかというのが重要になってくると思う。これに加勢するわけではないが、私は一人で外国に行ったし、これからもそうしたい。それはなぜか。以前にも書いたが、そこで自分はどこまでやれるのかというのが明白にわかるからである。これは他のことにも言えることだろう。何かやるにしてもそうだろう。もちろん何かやるにしても結果的にはいろんな人の力を借りて物事を乗り越えていかなければならないが、事の発端は自分自身である。そのとき信じきれるのは自分自身である。子どものときに夢見た将来。もちろん現実はそんなあまくない。いつしか今の自分に満足しているのに気がつく。満足するように自ら納得させているのかもしれない。周りに乗り遅れまいと波動に合わせようとする。70億人いれば70億通りの生き方、生き様がある。その生き方、生き様は自分自身で決めることができる。数十年後、自分の生き方、生き様に満足しているのだろうか。これでよかったと胸を張れるだろうか。無駄に生きていないだろうか。生きるだけなら夢も目的も誇りも尊厳も必要ない。日々、それは誰にでも平等に訪れる。英雄にも。そして我々にも。無駄に生きるか、自分自身の生きる意味、価値、人間性の主張をするために死ぬ覚悟はあるのか、それは紛れもなく自分で決めることだ。他人のいうことに従って他人に依存して、なにかあったときに自分には責任がないと逃げ道を言い訳をしようとする。人のためというのは気持ちがいいものである。ある種の陶酔感、満足感も味わえる。しかし、自分の人生も満足に歩けない、他人に寄生しているパラサイト、人間性の主張もない人が、それでは生きている意味がない。人のためとかそういうことをいう前に、あまい環境で生活を続ける前に、もっと自分自身で、自分の足で立てるように、それが自立であり、気がつけば、なにか人のためになっているのではないかと思う。自分なくして他人などないだろう。もっと自分を大切に、自己の主張をし、それが自分を守ることになる。まずは自分をどうにかしなければならない。
就職して1年目からお世話になっていた職場の上司が、定年退職後は旦那さんと海外旅行三昧の日々を送っているのですが、その上司が昨年の夏、ドイツ旅行へ誘ってくれました。
返信削除こちらの職場では、6月~9月までの間で、5日間だけ夏季休暇が取得できます。
で、月に1回だけ土日の休日が保証されており(交代勤務なので社会生活・家庭生活を送る上での最低限の配慮ということらしいです)、その土日の休みと、2~3日(これが限度かと思う)の有休をすべてつなげると、MAXで9連休程度の休みを取得することもできるわけです。
もちろん、同僚のなかには9連休をとる人もいますが、小心者の私は9連休など恐ろしくて取得したことなどありません。
長くても分割して4・5日、とかです。
最初は、ついに今までずっと行ってみたいと思っていたところに行ける日がキター!とよかったのですが、
どこかの火山が噴火して飛行機が飛ばなくなったらどうしようとか、
連休明けに仕事のペースにすぐに戻れるんだろうか(土日に休日だっただけでも、休み明けに仕事にいくのはホント憂鬱)とか、そんなことを行きもしないうちから考えて怖くなって、結局、申し込みの締め切り近くなって断ってしまいました。
その上司とは今でも時々日帰りバスツアーとかに誘ってもらっているんですが、ドイツの話が出るたびに、あーぁ…って思いますね。
SAMURAIさんは、「私は一人で外国に行ったし、これからもそうしたい。それはなぜか。以前にも書いたが、そこで自分はどこまでやれるのかというのが明白にわかるからである。」と書いていらっしゃいますが、
その上司曰く、「海外に行くなら絶対にまずちゃんとした旅行会社のちゃんとした日本人の添乗員がついているツアーにしときなさい」と。(笑)上司はすでに10か国以上いろいろ旅行したらしいですが、毎回そう言いますね。ツアーですら、いろいろトラブったらしいです。
水とトイレがタダなのは、世界広しといえども日本だけだ、とも。
上司の言うことも旅行初心者にとっては重要なことだと思いますが、
一方で、SAMURAIさんのように、添乗員ツアーなどというかったるいことはせず、自分が
行きたいところ・見たいところだけを厳選チョイスする旅も非常にうらやましいです。
現地でいろんなトラブルに遭っても、大使館に行ってでも何とか切り抜けて帰国する、という話も、読んでいて非常に楽しいです。
行ってみなきゃわかんないことってありますよね。自分がどこまでできるか、は特に。
上司曰く、ベネチアは水の都、こういえば聞こえはいいが、実際は船と徒歩しか移動手段がなく、しかも水路には下水もまざるから生臭くて仕方ないとか。生臭さは、どんなにパンフレットの写真がきれいでも、絶対に伝わらない。
海外は若いうちに行きなさい、同じものを見ても受ける感動が違うから、とか。
…地元で特急列車の切符を券売機で買うだけでも、私はいまだにドキドキしてますが。
海外への道は長いな…
Abbyさん、コメントありがとうございます。
削除旅の話はいいですねー(笑)。
想像するだけでも楽しいですから。
私の今の職場では最長でも4?連休が限界かな―という感じです。
9連休はすごいですね。
その連休を取るかとらないかは別として、がんばれば取れるという環境がうらやましいです。
ドイツ旅行のご招待があるなんて、すばらしい方ですね。
なかなかそんなことはできないと思います。
もちろんそれに行きたいのは山々ですが、なかなか話がスムーズにいかないことも事実ですね。
私の恩師の一人である高校時代の担任の先生が沢木耕太郎氏の愛読者で、その先生も沢木氏の『深夜特急』にあこがれて、世界のいろんなところを旅されていました。
そして私もその先生を通じて沢木耕太郎氏を知り、私も『深夜特急』に出会いました。
沢木氏は26歳ですべてを捨てて単身でユーラシア大陸横断の旅に出られました。
私も本当に憧れています。
私が大学2年生の時、アメリカへ行く計画を立てていたときに、先生に相談に乗ってもらおうと思い、お話させていただいたのですが、
印象的だった言葉が、「一人で行って苦労しろ」でした。
そして初めての海外がニューヨーク、ワシントンDC一人旅でしたね。
初めてだったのに、航空会社の手違いでスーツケースが届かず、体だけがアメリカへ渡り、スーツケースはまだ日本にあるという事件がありました。
本当に泣きそうになりましたね(笑)。
サバイバルイングリッシュで何とか切り抜けましたが(笑)。
そういう失敗やハプニングは後々笑い話や経験談になるんですね。
もし誰か旅行会社の方や添乗員さんがいたらやっぱりその方に相談してしまうと思うんです。
私はそれがあまり好きではないんですね。
なぜなら私も弱い人間ですからすぐに人に頼ってしまうからです。
でも本当にひとりだったら自分でやるしかないんですね。
頼れるのは自分一人ですから。
そこで泣こうがわめこうが、物事は何一つ解決しません。
怖いけど進まないといけないんですね。
でもいざ進んでみると、結構簡単やん、と調子に乗ってくるんです(笑)。
それが今まで自分には無理と簡単に越えられる壁を自分で勝手に大きくしてしまっていたことに気が付くんですね。
それが自信につながってきます。
ホテルの共同で順番に使うバスルームのカギが壊れていて怖くてお風呂に入れなかったというのもありますし、
2回目の旅は冬に行ったのですが、そこのホテルではぬるいシャワーでしかもちょろちょろとしか出ないし、私の前に誰かがここでおしっこをしたのかアンモニア臭がするし、換気?のための窓が全開で寒くて死にそうになりました。
ワシントンでは下の蛇口からは水やお湯が出るんですが、シャワーに切り替えができず、部屋に置いてあったゴミ箱を洗面器代わりにしてお風呂に入っていました。
もうこんなふざけたことばっかりです(笑)。
沢木氏がおっしゃっていたことですが、物事には“適齢期”があると。
その上司の方がおっしゃっているように若いうちに行っておいた方がいいとも思いますね。
でも遅すぎるというのもないと思いますが。
しかし、若ければ若いほどそこで経験したことや学んだこと、心が動いたことを今後の人生に活かしていけると思います。
お金と時間があればすぐにでもどこか飛んで行くんですけどね。
世界が待っているような気がします。