2012年1月15日日曜日

止まない科学の進歩の先に

今日は午前中部屋の掃除をして、午後はゆっくりしていた。しかし、やることがあるのですぐにそれに取り掛からなければならない。今月はレポートが5つある。大変だ。ギリギリにならないようにやろう。
 外に出られないとなるとなんだか息が詰まってしまう。しかも雪ばかり降っているので、太陽を見ることがあまりできないのだ。少しだけ見えるときもあるがほとんど雲で覆われている。それが辛い。気分も暗くなってしまう。どうにか太陽が顔を出してほしいものである。
 明日からまた授業だ。休日はあっという間に終わってしまう。さあ、気合を入れていこう。


ワシントンD.C.にて
 心と体の入れ違いに苦しむ「性同一性障害」。ある書物を通して、改めてその不思議さに取りつかれた。それは、人間が生前から「心」を備えている可能性がある、ということ。男の体で生まれ、男として育てられれば、当然“男性”になるように思える。しかし、実際にはそうでない人が存在するという現実。人間は生まれながらにして「何か」を持っていると考えなければ、この事実は説明し難い。
 人それぞれ、様々な個性を持っている。スポーツが得意だったり、勉強が得意だったり。あるいは逆に、苦手だという人もいる。時に自分のそうしたマイナスの個性に気付くと、悔しくなって、直したいと悩む。だが、もしかしたら、それらも「治せない」のかもしれない。性同一性障害のそれと同じように。それでも「そんなことはない。変われるはず」。そう自分の可能性を信じられるからこそ、人は努力を続けられる。そして夢を持つことができる。
 科学の進歩は著しい。今の時代、クローン人間を生み出すことも不可能ではなくなった。現在では原因がつかめないままでいる、性同一性障害の実態が解明される日も、近い将来やってくるのだろう。
 絶え間なく続くヒトの解明。それは永遠に不可能なことかもしれない。それでも科学は答えを求め続ける。ただ、仮にその答えが出たとして、私たちは何を得るのだろう。知らないからこそ、分からないからこそ、私たちは今を頑張れるのではないか。人間に様々な恩恵をもたらすとされる科学。その止まない技術発展の中、いつか科学が人間の「生きる力」を奪い去る日が来るような、そんな気がするのはちょっと考え過ぎなのだろうか。

0 件のコメント:

コメントを投稿