2012年11月19日月曜日

世界史チーム招集

 明日からまた東京に行く。毎週火曜日に教職課程の授業があるため、それに出席しなければならない。その一つの授業のために青森まで戻っている。周りの人はもうほとんど就活が終わっているため、自分のことに時間を費やしているだろう。うらやましい限りだ。まあ、人は人、自分は自分だ。私は東京、大阪を何度も行っているので、周りの人からしてみれば私は羨ましがられているのかもしれない。もう東京に行っても新鮮さもないし、どこどこで遊ぼうという気も起らない。大阪は生まれ育った場所なので、行きたいとかそういう次元じゃない。大阪の周りの京都や神戸ももう何度も行っている。というかいつでも行ける。おっと、そんなこと考える前に就職活動をしよう。

 12月1日に私が浪人していたときの世界史の先生が、今までの教え子たちを招集するというのを知った。場所は京都、北野天満宮。きた!きたきたきた!と思ったのだが、私はおそらく就職活動だろう。この招集は4年に1回ある。今回は生徒から提案したらしく、それではやろうということになったらしい。参加条件は一度でもこの先生の授業を受けたことのある人だ。
 この前はフランスのパリ、ルーブル美術館集合であった。もちろん行ける人だけだが。その前はカンボジアのアンコールワットに集合であった。なんてスケールのでかい夢の詰まった企画なのだろう。私も行きたかったのだが予定が合わず、残念であった。時間があれば個人的に会いに行こうと思っている。先生も私のことは忘れてしまっているかもしれないが(笑)。


 
アメリカ一人旅でニューヨークとワシントンD.C.を訪れたが、まだ行かなければならないところ、やりたいことがたくさんある。連邦準備銀行の金塊を見なければならない。ミュージカルのスパイダーマンを見なければならない。ハーレムのゴスペルツアーに参加しなければならない・・・・・。いろいろあるが、そしてもう一度ホロコースト記念博物館に行きたいのだ。
 この世で最も非人道的な出来事として歴史に残っているホロコースト。前にも述べたが、この博物館に行くためだけにアメリカに行く価値はある。広島の原爆ドームよりもはるかに恐ろしい博物館である。会話すらできない場所だ。このような歴史があったというのは、なかなか信じることができない。しかし、その悲惨な歴史を直視しなければならないのがここを訪れた者の義務だ。
 なぜ歴史を学ぶのか。それは様々な理由がある。過去のことなんてどうでもいいという人もいる。科学の発展を優先する人もいるだろう。歴史は何のために学ぶのか。それは同じ過去を繰り返さないためである。歴史が教訓として教えてくれている。先日のアメリカ大統領選挙で負けたロムニー氏は戦争擁護であった。もちろん最終手段としてだが。戦争という言葉を聞くとあのホロコーストのシーンがよみがえるのだ。あれを見れば誰もが戦争の悲惨さを理解できる。歴史は決して繰り返してはならないのだ。
 この歴史を学ぶ大切さを浪人時代の世界史の先生に教わったことだ。浪人時代にこのホロコースト記念博物館のことを先生に知っているか尋ねたら知らないというので、今度お会いできた時には私が先生に話をしたいと思う。
 

0 件のコメント:

コメントを投稿