2012年11月11日日曜日

前厄

今年、私は前厄なのだ。いつか忘れたが、ある神社でそれを目にしたのだ。私は占いとかそういうものはあまり信じないタイプだ。占いに人生左右されたくないという思いから、あまり信じないようにしている。しかし、人間というのはおかしなもので、そういうものを一度目にしてしまうと、それが頭から離れなくなってしまうものだ。「前厄」という文字が頭の中で回っている。
 どうも今年は何もかもがうまくいかないような気がしてならない。最近の話で言うと、時計のベルトの部品がどこかで取れてしまったのか、突然付けていた時計が落ちてしまうし、夜行バスに携帯電話を忘れてしまうし、自転車が撤去されてしまうし、・・・etc。夜行バスに忘れた携帯電話はすぐにバス会社に電話してなんとかなった。最近は公衆電話がなかなかないので、携帯電話を二つ持っていてよかったと思う次第だ。自転車が撤去されたのは、15分ほど止めていたあいだに綺麗あっさり持って行かれてしまった。そのへんを探してみたが悪あがき。もうボロ自転車だったので、保管料2500円取られるなら新しいのを買おうかなとも思ったが、今は新しい自転車を買う余裕もない。撤去された自転車は中学生の頃から乗っていて、7000円ほどで手に入れたものだ。ここまできたら愛着がある。走行距離もかなりものだ。そして就職活動だ。これはいつも書いていることなので今回は省かせてもらう。
 さすがの私もここまで来たらその「前厄」とやらが気になってくる。今年が前厄ということは来年は厄年。これが前厄なら来年は一体どんなことが起きるのだろうか。恐ろしい。恐ろしいではないか。年が明けて最初に言う言葉は、“Happy New Year!!”ではなく、“UNhappy new year!!”だ。来年私は生きているだろうか。そこが一番心配だ。あずきをたいて皆に配ろうか、お祓いをしてもらおうか。まあなんでもいいが、とにかく今私はビビっている。
 前厄だと言ってそのせいにはしたくないものだ。すべて自分次第で防げるものばかりである。自分が少し気をつければいい話だ。もしかしたら来年の厄まで今に来ているのかもしれない。嬉しいような悲しいような。辛いものばかりでもない。悲しいことばかりでもない。苦しいことばかりでもない。今は苦しい章もしれないが、次の章は最高に楽しい章に違いない。そう考えれば、今のこの章も悪くない。

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