最近の青森は雨ばっかりでどこへも行けない。今日は少し太陽が出たが、また雨が降っていた。どこへも行けないというが、晴れたとしてもどこにも行かないだろう。行くところもないし、今はあまり外へは行く気がしない。気分的にすっきりしないというのが今の気分だ。まあ、それはさて置き。
昨日は『桐島、部活やめるってよ』の感想を書いたのだが、今日もその続きと行きたい。この作品の感想ではなく、次の『学生時代にやらなくてもいい20のこと』だ。これはエッセイで、『桐島・・・』とは全く違う雰囲気で、同じ著者が書いたとは思えないくらいの差がある。なんといってもこれは笑いっぱなしの最高に面白い作品であった。本でここまで笑ったのは生まれて初めてだったかもしれない。
昨日も述べたが、若い作者らしい文章表現で、それが読者の心に入って来やすい。題名は、学生がやらなくてもいいこと、とあるが、学生にしかできないことが綴られてあった。学生だからできること、それは時間があることだ。やろうと思えばいつでもできる。気持ちさえあれば。私もこの4年間でいろいろなことをしてきたが、この本を読むと「私もまだまだだな」と感じる。
人生を二つに分けるとしたらどこで区切られるだろうか。いろいろな区切り方があるが、今回は学生と社会人に分けてみよう。学生の期間は大体の人が20過ぎくらいである。そしてそのあとは社会人だ。そう考えてみれば人生のほとんどが社会人ということになる。
東京でお世話になっている友人は社会人である。お酒を飲みながら一緒に話をしていて、いつも議論が白熱するのだが、私は学生の立場で話をしていて、彼は社会人の立場で話をしているので、どうも噛み合わないところが出てくるのだ。それは当然の話で、立場が違うのだから言うことも違う。私は社会人を経験したことがないので、社会人の考えや立場はわからない。彼いわく、「そんな簡単に言わんといてくれ」と。学生は責任においても甘い環境である。私がその甘ちゃんの意見を言っているから彼は気に食わないのだろう。もし逆の立場であったら私も彼と同じことを言うと思う。
社会人になれば全く自分の思い通りにいかないとは言わないが、学生に比べてある程度縛りが出てくるのは確かだろう。そんな簡単に思うようにはいかなくなる。やりたいことも我慢しなければならないことはしょっちゅうだろう。ということは、社会人になってはできないことがあるということだ。そのできないことを学生のうちしたほうがいいのでは。
人生において学生というのは貴重な期間である。教養を広め深め、見識を広げていく。様々な経験をする。とんでもなく馬鹿なことだってできる。それが若さ、学生の特権と言える。学生は甘いというが、限りなく貴重な時間であり、人間形成において最も重要な期間であり、自分の世界を広げられる時間なのだ。もちろんこれはすべて個々人、自分次第である。その東京の友人は高卒で社会人となったため、私が唯一彼に対抗した意見を言えるとしたらここで述べてきたことだろう。
大学の私の友人の一人が来年の1月にオーストラリアのケアンズに1週間ほどホームステイしに行くことになったらしい。「おー、ケアンズか。いいねー。」と私は言ったのだが、最初ケアンズがどこにあるのか全くわからなかった(笑)。オーストラリア大陸の北東岸にある。私がずっと前に話をしたときはアメリカという話であったが、最終的に決まったのがここケアンズだ。パスポートも、クレジットカードも用意できていて、あとは行くだけと準備万端であった。1月は向こうは夏だ。オーストラリアといえばグレートバリアリーフだ。是非とも美しい海を見てきてほしい。私としてはエアーズロックも見たいところだが、ケアンズからかなり遠いから行くことは難しいだろう。日本で考えれば青森から鹿児島に行くくらいかな。わからないが・・・(笑)。ホームステイということでホストファミリーがいろんなところに連れて行ってくれるはずだ。地元の人にしかわからない通なところにも。羨ましい(笑)。
オーストラリアは国旗を見てもわかるようにユニオンジャックが描かれている。イギリスの植民地であったため、話されているのは英語だが、詳しく言えばイギリス英語、ブリティッシュイングリッシュだ。アメリカ英語とどこが違うのか。私が知っている限りでは、一部の発音が違う。例えば“can”は、アメリカ英語だと「キャン」と発音するが、イギリス英語は「カン」と発音する。あと、建物の階の表現の仕方が違う。ここは忘れたので詳しくは書けない。あと、イギリス英語は丁寧な言葉で、アメリカ英語は少しおおらかなところがあるとされ、イギリス英語を話す人はアメリカ英語を少し嫌うところがあるらしい。これは聞いた話なので実際にどうなっているかはわからないが。
とにかく楽しんできて欲しい。一番大切なのはあいさつで、それも握手は重要なコミュニケーションの一つだ。それと、笑顔。
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