2012年10月3日水曜日

情報は力

 昨日、カメムシのことについて書いたが、私の部屋のベランダは「カメムシの墓場」となってしまった。今日は昨日ほどでもなかったが、朝起きて、一枚目のドアを開けるとカメムシが入ってきていた。不法侵入である。すかさず退治したのだが、もう勘弁して欲しい。様々な生物が生きている中に我々人間は住ませてもらっているので、文句はあまり言えないが、朝は清々しく目覚めたいものである。

 今日は大学のゼミがある日で、先週や2週間前は就活で東京に行っていたため参加できなかったが、今日は久しぶりに参加することができた。学生は私を含めて4人であった。本当はもう少しいるそうなのだが、全員で何人いるかは私は知らない(笑)。その授業の後、卒業論文のための授業があったのだが、その授業をとっている人は私を含めてもたった2人であった。それにはかなり驚いてしまったが、変更できないので頑張るしかない。卒業論文が必修ではないのがおかしい話である。今年中に提出とのことであったが、何を書くのか考えて、そろそろ書き始めてくださいということで、その授業は終わった。レポート用紙40~50枚程度と指示があった。そんなにたくさん書けるか心配だ。




就職活動をするにおいて、おそらくほとんどの就活生が利用しているだろう「みんなの就職活動日記」、いわゆる「みん就」というのがある。結果通知が来たかどうか、面接はどのようであったか、面接内容は、などというふうに就活の情報交換を行うサイトである。最初はこのサイトの存在を知らなかったのだが、ある人から教えてもらい知るようになった。
 面接内容を知りたいという気持ちや、どのような雰囲気か、面接する人は何人なのか、そのようなことを事前にしておけば、当日ある程度の心構えができて、気持ちにゆとりができたりする。だが、このシステムに反対する人もいるのではないだろうか。面接する学生が多い時は、面接の日にちが何日かあり、自分の都合にいい日を選択する。つまり、このような面接の情報を知りたければ、初日は避けなければならない。ということは、初日に面接をする人はなんの情報もないまま戦わなければならないということだ。そして、初日に面接をした人はその「みん就」を使って情報提供をする。その情報提供はこれから面接を受ける人に対してやるので、自分にはなんの利益もない。ならば情報提供する必要はないのでは、という気持ちにもなってしまう。
 私はこの「みん就」を知っているが、利用はしていない。それは、初日に受けた人に申し訳ないというのではない。ただ、自分の力でやりたいだけなのだ。しかし、これは私のくだらないこだわりであって、本当はいいことではないと思っている。現に私は就活中でもあるし。
 ここで言いたいことは、情報は力だということだ。これは就職活動においても言えるし、受験においても言えるし、世の中においても言えることだ。知るか知らないか、たったこれだけの違いで有利か不利かの差ができる。つまり、知らないというのは実に恐ろしいことだ。このようなことが毎日のように起こっている。人は生まれてくるとき、己の環境を選べない。周りを取り巻く環境によって、有利か不利かの差は歴然である。テレビもなく、学校にも行けず、正しい情報が全く入ってこない世界の貧しい生活を強いられている国の人たちに比べ、私たちはどれほど有利な立場に立っているか。それを無駄にしてはいけない。
 情報を集めて有利に戦う。出たとこ勝負をしていては必ず負ける。そう考えれば受験というのは初めて経験する「社会」なのではないか。そうなれば、受験というのは世の中の縮図といえる。今の私にも言えよう。自分の力を試したいのはわかるが、情報を利用しない手はない。これは生きていく中で常に起きていることだ。何をするにしても、情報を集めて有利に戦わなければならない。情報は力なのだ。

0 件のコメント:

コメントを投稿