2024年3月3日日曜日

異動の季節

 早いものでもう3月になっているではないか。私の仕事は今は閑散期ということで、業務自体はそれほど忙しくはないのだが、異動の時期ということで体制がいろいろ変わる時期である。私は今回は異動はなかったので、引き続き同じ仕事なのだが、何名か異動が嫌で辞めることになったのである。そのおかげで、予定していた体制ができなくなるし、辞める人は急遽有給消化に入ったため、私は店舗には普段いないのだが、店舗応援に入ったりしてなんやかんやでけっこうバタバタしているのである。店舗に入って一番面倒なのはレジを覚えないといけないということである。以前店舗に所属していた時は当然扱えていたのだが、何年も捜査していないし、百貨店によってレジが全然違うので、ややこしい。私がいたころと違ってアプリなどが導入されて、操作内容が増えているので、ただ単にややこしい。間違えてはいけないし、慣れていないし、もう大変である。店舗に立っていて改めて思ったことが外国の人がたくさん来ているということだ。かなりの人が来ている。観光地では食べ物であったりサービス料であったり、いろいろなものが外国人向けの値段設定になっていて日本人がただ遊びに行って気楽に払える金額ではなくなっている。しかし、外国人にとったら高くないという。円安というのがここまで明確になっているのである。完全に衰退国になってしまったなー。先日大阪に少し帰省していた時に本屋さんで『地球の歩き方』が見えたので、ふらっと立ち寄っていろいろ見ていたのである。コロナが流行ったとき、今までは外国しか出していなかったが国内のまずは『東京』の本を出してそれがめちゃくちゃ売れたそうだ。私も買って、その後に出た『京都』も購入。そういう本を改めて見てみると、こんなところがあったんだーとたくさんいろんな発見をしてそれはそれでおもしろかったのである。あとは『世界のすごい駅』というのもあって、めちゃくちゃおもしろかったのである。私はアメリカシカというかニューヨークとワシントンDCにしか行ったことがないが、3,4か所ほど載っていて懐かしく思ったのである。先ほども書いたが、今は円安ということで金銭的に海外にはなかなかいくことができない。外国のものですらなかなか買えなくなっている。何とかならんものかねー。さっさと自民公明維新は消えてもらいたいものだ。最後に行ったのはもう10年以上も前になるのか、早いものだ。もうかなり街並みも変わっているのかなー。久しぶりに行きたい欲が出てきたが、今はちょっと難しいなー。たまにYouTubeでニューヨークの街を歩いている動画がいくつもあるのでそれを見て行ったつもりになっているのである。しばらくおあずけだなー。また寒くなっているが、何やかんやでだんだん春に近づいていっている。3月になったばかりだが、来月は4月だからなー。なんか今回はテキトーな最近の感じたことみたいな内容になったが、なんとかがんばっていこう。何かをな!!

2024年2月24日土曜日

ポスター発見

 このブログで何回も紹介したことがあるのだが、私は映画のポスターが好きで何枚か購入していたのである。しかし、いつも購入していたポスターのサイトがなくなってしまい、購入先を悩んでいたのである。というか、常にいろいろ探していたのであるが、なかなかいいサイトが見つからなかったのだが、海外のサイトではあるが、まともなサイトを見つけ、送料はやはり高いのだが、一度購入してモノを確認してみようと思い、購入してみたのである。私は購入しているポスターというのはオリジナルポスターといって、映画館に配られるポスターなのである。つまり販売用ではないのだが、そのポスターを扱っているところがあるのだ。いわばポスターの原本といったところだろうか。かなり貴重なポスターであれば数十万円するものもある。さすがにそこまで高いものは買えないのだが、私が購入しているのはだいたい6000円~2万円くらいだろうか。一番高かったものはもっと高かったが(笑)。海外のサイトは本物かどうかがやはりわからない。でもそのサイトはオリジナルであればオリジナルと、リプリントであればリプリントと書いてある。かなり親切に詳細が記載してあったので、これは信用度が高いと思い、購入してみたのである。対応も早く、思っているよりも早く届いたので、早速モノを確認して観たら素人目ではあるが本物であった。いやー、よかったよかった。私が今まで購入していたサイトでは取り扱いがなかったポスターもたくさんあり、もう少し早くこのサイトを見つけていればなーと思った。先週少しの間ではあるが、実家の大阪に戻っていたのである。年末年始は基本的には仕事があるので、なかなか帰ることができないので、少しずらしていつも帰省しているのである。社会人になってからは一度も年末年始は実家で過ごしたことがないのだ。仕事柄しょうがないし、こういう時期は新幹線のチケットも取り辛くなるので、ちょうどいいといったらちょうどいいのだが。その帰省中に、これもポスターのサイトを探していた時に見つけたのだが、大阪の心斎橋に映画のポスターを扱っているお店を見つけたのである。ここに行ってみようと思い、雨であったが散歩がてら難波からいろいろお店を回りながら心斎橋の方へ向かったのである。想像以上に数が多く、言葉は悪いがまともなお店であった。いや、すばらしいお店であった。実際に目で確認して購入できるのはすばらしい。早速どんなポスターが置いてあるのか、隅々まで確認したのである。オリジナルポスターも取り扱いをしていたが、数としてはリプリントポスターの方が多かったように思う。そこまで細かくチェックはできなかったのだが。リプリントでもすばらしいポスターであることには違いない。私は映画のポスターを一枚一枚サイトですべてチェックしているので、見たことがないポスターというのはない。今まで購入していたサイトもそうだし、今回新しく見つけた海外のサイトもそうだし、全てのポスターをチェックしておるので、そこには掲載されていないポスターであればすぐにわかる。なので探すのも我ながら早いと思ったのである(笑)。ちょうどそのお店に友達同士で来ていたお客さんが4人いたのだが、ポスターを見ながら映画の話で盛り上がっていた。そこで私はめちゃくちゃ驚いたのだが、『クローン・ウォーズ シーズン7』と『バッド・バッチ』のリプリントポスターが置いてあるではないか。画像ではいくらでも見たことはあるが、ポスター媒体で観たことがなかったからである。当然オリジナルではないし、そもそもオリジナルが存在するのかもわからない。これらはディズニープラスの配信のドラマであって映画館では公開されていないからである。しかし、私はそんなことなど全く気にせず、迷わずこのポスターを買おうと即決したのである。リプリントなので一枚2000円であった。安い安い。5千円でも安いと思ったのである。私がずっとあれば絶対に買おうと思っていたからである。いやー、わざわざ足を運んでよかった。次に帰省したときも行ってみようと思う。つい最近、ディズニープラスで『バッド・バッチ』のシーズン3が配信され始めたのだ。これがファイナルシーズンになる。この話は詳しくは書かないが、クローン・フォース99というクローンの中でも特別な能力を持った者たちのチームで、オーダー66により、共和国が滅び銀河帝国となった時代に、クローンはいらない存在となり、その中で自分たちの存在価値を見出そうとしているのである。帝国時代の始まりの話で、もはやジェダイやクローンは間違いなく滅びに向かっている時代である。まさに時代が大きく変わった瞬間の話なのだ。『クローン・ウォーズ』のシーズン7や『バッド・バッチ』は明るい話ではない。『バッド・バッチ』はまだわからないが、暗黒の時代に突入していくのである。なので観ているのがめちゃくちゃ苦しくなるのである。『バッド・バッチ』のシーズン2の最終話は号泣。まさかそんなことがあるのかと、テレビの画面に向かって叫んでしまうほどであった。シーズン3がどんな結末を迎えるのか。正直1話1話観るのが怖くてしょうがない。予告ではあのアサージ・ヴェントレス若き姿で登場する。一体どうなっていくのか皆目見当がつかないが、私はバッド・バッチの生き様をこの目で直視しなければならない。たとえそれが悲しい結末を向かえようとも。週一のペースで1話ずつ新しく配信されるので、最終話は5月の頭である。それまで気が気じゃないが、なんとか見届けようと思う。とりあえず、ポスター見つかってよかったなーという話であった(笑)。

2024年2月12日月曜日

ありがとう“DCエクステンデッド・ユニバース”

 アメコミ映画が苦戦を強いられている。つい最近までは公開すれば大ヒットを飛ばしていたMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)であるが、それも終焉を迎えつつある。昨年公開した作品は3本(ドラマは除く)なのだが、『アントマン&ワスプ クアントマニア』(4.75億ドル)、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーVol.3』(8.45億ドル)、『マーベルズ』(2.06億ドル)と特に『マーベルズ』はMCU史上歴史的大敗となってしまった。インフィニティー・サーガ時代は10億ドル突破と連発していたが、最近だと『スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム』(19.21億ドル)が最後である。よく言われるヒーロー映画疲れであるが、ただ単にそれだけの理由ではなく、MCUがどこに向かっているのかが全く分からないのもあるし、ディズニープラスにてドラマも配信され始めたということもあり、ハードルが一気に上がったというのもあるだろう。当然インフィニティー・サーガで燃え尽きたファンもたくさんいるだろう。これか先にヒーローたちがアッセンブルする『アベンジャーズ』関連のストーリーで公開されることがわかっているが、果たしてかつての勢いは取り戻せるのだろうか。不安要素はたくさんあるが見守っていきたい。そしてその対となるのがDCエクステンデッド・ユニバース(DCEU)である。さてこちらは結構グダグダであった(笑)。出だしの『マン・オブ・スティール』から外してしまっていたので、そのあとがなかなか波に乗ることができなかった。ノーラン絡みだったので、やはりそこはシリアス路線に走っていたので、これはMCUに対抗してだったのだろうが、観客は全乗っかりできなかった。とあまりおもしろくなさそうに聞こえるかもしれないが、私はMCUよりもDCEUの方が好きな作品は多いのだ。このブログでも紹介したことがあると思うが、『ザ・スーサイド・スクワッド』、『ワンダ―ウーマン』、『ブラックアダム』、『ザ・フラッシュ』そして『ブルービートル』である。この5作品はめちゃくちゃおもしろい。まだ未見のもあるので、増える作品もあると思う。ついこの間まで映画館にて『アクアマン2』が上映されていたが、その一つ前の作品『ブルービートル』だが、なんとDVDスルーとなってしまったのだ。なぜなんだろう。ここまでデカい作品がまさかの劇場未公開になるなんて。ヒットが見込めないので、この結果になったのだろう。私は実際に見るまで、このようなイメージでそこまで期待しないでBlu-rayで観たのである。ところがめちゃくちゃおもしろいではないか(笑)。なんで公開しないんだよ。意味がわからん。おもしろすぎたのでそのノリでオリジナル・ポスターまで買ってしまったではないか(笑)。私は正直、MCUやDCEUのようにシリーズ化するのもそれはそれでいいのだが、単体で公開してくれた方がいいのかなーと思う。可能ならばシリーズモノと単体モノの両方公開してくれたらうれしいが・・・。単体でなくても3部作であるとか、そんな感じでいいのである。シリーズは観るのが大変である(笑)。『ブルービートル』の何がいいのかというと、スーパーヒーローっぽいバカみたいなキメポーズであるとか、バカみたいな乗り物が出てきたりとか、家族で団結して闘うとか、“誰が観ても楽しめる”一番重要で忘れがちになっているものが詰まっている作品なのだ。最近はこういうスーパーヒーロー映画ですら2時間越えのものが多くなってきているが、この作品って誰が見るんだと言ったら当然我々大人も観るが一番大事なのは子供たちに観てもらうことだろう。子どもたちが一番楽しみにしているのではないか。子供が2時間以上椅子に座り続けるのは大変である。やはり限界は2時間だろう。そこは私は重要であると思う。制作側はもう一度そこは考えてもらいた。最近のDCEUは打率がものすごくいいのに、残念ながら『アクアマン2』でDCEUは終わりとなってしまうのである。せっかく良さが出てきたというところだったのにもったいない。この後はジェームズ・ガンが責任者として一旦リセットする形となり、また新しいシリーズが作られていくという。いいキャラクターがたくさんいるのに彼らに会えなくなるのは寂しい。引き続き登場するキャラクターもいるみたいだが、このDCEUとは関係ないストリートなるので、今まで行われてきたイベントはなかったことになる。ガン体制となって再出発ということだが、うまくいくかはそれは誰にも分らない。当然おもしろい作品が世に放たれることを期待している。とりあえず終わりを告げたDCEUに感謝と拍手を送りたい。

2024年2月9日金曜日

バカにされていることが歴史を変える

日本語に「一芸に秀でる者は多芸に通ず」という言葉があるが、この言葉を正に体現したような話がある。ゲーム『グランツーリスモ』をやりまくってめちゃくちゃうまくなったので、本物のレーサーになっちゃったという夢しかない話である。これは実話がもとに製作された昨年公開映画『グランツーリスモ』である。主人公ヤンは4人家族で、弟がいるのだが弟はサッカープレーヤーでお父さんからもお気に入りで将来を期待されている。ヤンは大学を中退してバイトをしながらグランツーリスモのゲームをプレイしている。家族からは大学や専門学校に行けと言われてはいるが、ヤンはレーサーになることをただ夢見ていたのだ。そんな中、日産がアカデミーを立ち上げてゲーマーをプロのレーサーにするというとんでもない話が出てきて、その話が通ってしまう。最初は乗る気がなかった鬼教官がいるのだが、鬼教官がその話に乗ることになった。その鬼教官は集まったメンバーは当然全員ゲーマーということで見下し、バカにし、ほとんど相手にもしていなかった。どうせ誰もプロのレーサーになんかなれないと。候補生が次々と落第していく中、ヤンは鬼教官を助手席に乗せて走ったのだが、クラッシュさせてしまい、鬼教官はヤンを落第にさせる。ブレーキを踏めといったら踏むんだよとヤンに怒鳴ったが、ヤンはフェードしたんだという。何がフェードだ、お前が間違っているんだとまるでヤンを相手にしない。しかし、実際にヤンが走行してみせるとフェードだったことが判明。鬼教官はヤンを最終選考レース合格したことを告げる。そしてヤンは最終選考レースに見事優勝し、プロになるべく次のレースに挑む。いくつかある大会の中で1度でいいから4位に入賞すれば日産と契約できるようになる。その中でも4位に入賞し、日産との契約を結ぶ。順風満帆に思われるが、レース中に風にあおられ、車がひっくり返り、コースから大きく外れ観客を巻き込み死亡事故を起こしてしまう。ヤンは大きなショックを受けるが、鬼教官はなぜ自分がレーサーから教官になったのかを教える。ヤンはレーサーをやめることも考えていたが、鬼教官の話で再起を図ることを決意。しかし事故を起こしてしまったということで、シムレーサーは危険だという認識が高まり、レーサーとしての資格をはく奪するようにレーサー間から声が上がっていた。そこで全てにおいての信頼を取り戻すためにはル・マン24時間耐久レースに3位以内に入らなければならなかった。3名での参加になるが、まだアカデミーで修業を積んでいたもう2名の仲間と合流し、ル・マンに挑むのだ。と簡単にあらすじを書いたが、これはもう誰が見ても本当に夢のある話で、一般的に見て、ゲームばかりしていたらゲームなんかやめて勉強しろ、外で遊べ、などなど、なかなかもっとゲームしろという人はほとんどいないだろう。ゲームとは本物でも何でもないし、バーチャル世界の話だし、まさかそれが現実の世界に通用するなんて誰も思っていない。ゲームなんてはっきり言ってみんなバカにしているだろう。でも主人公ヤンのように極めるまでいけばそれが本物のレースに通用してしまうのだ。グランツーリスモのゲームはかなり忠実に再現しているみたいで、車本体であるとか、コースの再現度はめちゃくちゃ高いらしい。つまり、本物のレーサーよりもレースに参加しているし、コースも熟知しているのだ。でもみんなそれを言うと、それはゲームの話だろ!!とまるで相手にしないが、でも当の本人らは大マジメなのだ。そこが観ていておもしろいところなのだ。ヤンがゲームをしているときにお父さんが後ろから「ラインを読めよ」とお父さんなりのアドバイスというか声掛けをして、ヤンは「みんなこうするから俺はこうだな」と自信ありげに言う。それがル・マンのレース中にもそのシーンがフラッシュバックする。ゲーム中は当然だが、ヤンは本物のレース中にも彼の頭の中ではラインが見えているのだ。彼は本物のレースですらゲーム感覚でレースをしているのである。最後の最後まで彼の中ではゲームなのだ。みんなバカにしていることがここまで通用し、シムレーサーではなく、本物のレーサーにまでなったのだ。コンマ1秒の勝負、世界、感覚を彼はゲームで培ってきたのだ。こんな夢のある話があるだろうか。映画みたいな話だなと思うかもしれないが実話なのだ。その人が自信をもってやっていること、めちゃく好きでやっていること、そういう人がいたら優しく見守ることにしよう。もしかしたらその人は歴史を変える偉大な人になるかもしれないのだから。  補足なのだが、この映画の監督はニール・ブロムガンプという人で、私の大好きな『第9地区』でお馴染みの監督である。ここ最近なかなか評価を得ることができず苦しんでいたのだ。かなりオタク要素が強く、『第9地区』を観たときはなんてすごいんだと思ったが、その後の作品を観ると、引き出しの数が少ないように感じたのだ。だが今回、王道といったら王道のエンターテイメント見せてくれ、彼の評価は爆上がりしたのではないだろうか。そういっても私は大好きな監督なので今後も応援していきたい。

2024年2月7日水曜日

矛盾した感覚が映画体験である

 昨日の午後から今日の明け方くらいまで、こちら東京では雪が降っていて、思ってた以上に積もったのだ。天気予報では注意を促していて、それは知っていたのだが、いざそうなったらやはり大変である。雪国は当たり前だが備えはしてあるが、東京はやはり雪に弱い。交通機関はすぐに止まってしまう。高速道路も通行止めになるし、個人の車自体雪用タイヤにしている人がほとんどいない。東京で雪が積もるといったら年に1,2回、多くても3回くらいだろう。確かにその回数で冬用タイヤを用意して、それを維持するのは大変だ。といっても、例えばこういう雪が1週間続いたらどうなるのだろうか。1日くらいだったら会社を休んでも大丈夫だろうが、それが1週間雪が続いたら1週間ずっと休まないといけなくなってしまう。そうならないような対策を考えていても無駄にはならないだろう。毎年この時期に思うことなのである。
 今日は昨年観た韓国映画の超おススメ映画を2本紹介したい。まず1本目は『パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女』である。この映画は2023年に初めて映画館で観た作品で、私の中ではめちゃくちゃお気に入りの作品なのである。この映画は正直な話、なにか新しいことや挑戦していること、斬新なことは全くやっていない。でも、今までに存在しているエンターテイメントの全てをぶち込んできている非常にクオリティの高い作品である。主人公のパク・ソダムは『パラサイト/半地下の家族』の長女役で出演していた女優である。初めての主演映画ということだが、すばらしい演技を発揮している。『ドライヴ』と『レオン』の映画は足したような映画で、上映時間も2時間以内で、テンポがよく、一瞬で観終わってしまう。コメディ色が多くみられるが、バイオレンス描写もなかなかであるが、誰でも見られるレイティングになっている。私がこの映画を映画館で観ているときに感じたことは、ここまでのクオリティの作品は絶対に日本は作ることができないなーと素直に感じたことだ。もし作れたとしても何十年も先の話だろう。完全に打ちのめされたのである。もう一つの作品が、こちらはNETFLIXの配信でしか観られない作品だが、『バレリーナ』という作品である。こちらも女性が主人公で、親友が自殺してしまい、その原因であった犯人に復讐するどころかその犯人がいる組織を壊滅させるというすばらしい内容の作品である。組織的な性暴力事件を描いているため、ファミリー向けではないが、シリアスな展開がメインではあるが時折見せる爆笑シーンがあるのがすばらしい。タランティーノ作品の『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』の火炎放射器同様にこちらも火炎放射器が登場し、ちゃんと伏線の回収&爆笑という感じなのでやっぱりやってくれるかー!!と大満足作品である。親友との過去の思い出がフラッシュバックしながら物語が進んでいくのだが、非常に美しいシーンが続く。復讐劇と真反対のシーンが交互に繰り返され、いったい自分は何を観ているのだろうかと、不思議な感覚に陥る。そういう様々な面からも美しい作品なのである。『パーフェクト・ドライバー』も『バレリーナ』も女性主人公で、そして敵をバンバンなぎ倒していくという作品はどれも観ていて気持ちのいいものである。敵はたいていクズなので。私はどちらも観ていて涙してしまったのだが、普通に考えて女性一人が単身悪の組織に立ち向かっていくというのは、どう考えても無茶だろう。勝ち目などあるはずがない。たとえ殺人術などそういった特殊な能力を身に着けていたとしても数的に無理だろう。だが主人公はそんなこと考えていないのだ。『パーフェクト・ドライバー』なら家族でも友人でもない不思議な関係の子供を守るために、『バレリーナ』は死んだ親友のために、ただその一心なのだ。その主人公たちの異常な感情と異常な行動が見ている私を奮い立たせるのだ。そう覚悟を決めた者たちの表情、行動はただただ美しい、カッコいい。客観的に観て主人公は悪いことをしている奴らを殺しにいくという、法律的にもやってはいけないことをやっていて、冷静に見ればダメだろこれ、となる。でも観ている我々はその行動を雄姿として観て、心の中で応援し、やってくれと主人公たちに思いを託すのである。やってはいけないことをでもやってくれとこの矛盾した感覚がこれこそが映画体験の一つなのである。映画の中だから許されるこれが映画のエンターテイメントなのだ。

2024年2月4日日曜日

運命を受け入れるという選択

 前回の投稿でも触れてきた内容なのだが、ここ最近「マルチバース」関連の作品が多く描かれている。最近のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)もそうだし、昨年アカデミー賞作品賞を受賞した『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』もそうだし、今回紹介するDCエクステンデッド・ユニバースの作品の一つの『ザ・フラッシュ』もそうである。マルチバースは他に多元宇宙、並行世界と言ったりもする。自分が今どういう選択をするのかで未来は大きく変わる。バタフライ効果ではないが、その可能性が無限にあるのだ。私が今パソコンに向かってキーボードをたたいているが、今すぐやめて荷物をカバンに詰め込んで外国行きのチケットを買って海外に飛んでしまうことも可能だし、仕事を辞職するための電話を一本入れることも可能だし、何か勉強を始めることも可能だし、何もせず寝ることだってできるし、そういった様々なことが起こりうる、そしてそれが今の私ではなく別の私がそういう行動をとっていて、それが別世界の私なのである。もしかしたら人間ではないこともあるだろう。そういう意味では無限ということばすら足りなく聞こえてくるのだ。そう考えたら別世界の私はどういった人間なのだろうか、どういう存在なのだろうかと、あれこれ想像してしまうだろう。もちろん自分だけではない。周りにはどういった人がいるんだろう、今いる環境はどういったものだろう、そう永遠に考えれてしまう。『ザ・フラッシュ』の主人公バリーは小さいころに何者かにお母さんを殺されてしまったのだ。しかし、お母さんを殺した犯人が第一発見者のお父さんになってしまい、お父さんが犯人として刑務所に入ってしまったのだ。バリーは新犯人を捜すために日々奮闘しているわけだがうまくは行かない。パスタを食べるのにトマト缶を買うのを忘れてしまってお母さんから買ってきてーとバリーとお父さんは言われ、買いに行っている間に殺されてしまったのだ。バリーはスーパーヒーローで光の早さで走ることができる超能力を持っている。悲しみのあまりに彼は高速で走っていると過去に戻れる能力に気が付くのだ。バットマンンのブルース・ウェインに相談しても、危険だから何もするなと言われたが、影響が出ない方法を考え、そこでバリーはあのトマト缶さえ買っておけば外出することなく、家にいられたはずだと考え、過去に戻ってトマト缶をそっとお母さんの買い物かごに入れて現代に戻ろうとしたら何者かにより時空からはじき出されてしまい、2013年に出てきてしまったのである。その世界ではお母さんは生きている世界であった。あとは省略するが、簡単に言うとゾッド将軍が現れ、世界が滅ぼされそうになっているので、この世界ではスーパーマンは存在せずにスーパーガールがいて、バットマンは今のバットマンではなく、別のバットマンがいて、あともう一人の自分がいて、このメンバーで世界を救おうとする話なのである。しかし、スーパーガールもバットマンも敵に殺されてしまったので、もう一人の自分は過去に戻ってなんとか死なない方法はないか探し始めたのである。でもバリー本人は過去を少しでも変えることが危険だということはわかっていたので止めようとするが、もう一人の自分は他に方法があるはずだと何回も何回も過去に戻ってやり直そうとするのだ。バリーは諦めようともう一人の自分に諭すのだが、もう一人の自分は諦めようとしなかった。バリー自身の世界で自分のお母さんが死んでしまうことも知っていたので、そんなことは絶対に嫌だともう一人の自分は諦めようとしなかった。バリーは過去現代に行き来する間の時空に何者かによってはじき出されたが、またその何ものかが現れ襲ってくるのだ。よく見たらそれはその時空のはざまから出られなくなってしまったもう一人の自分だったのだ。一体ここにどれだけいたのか。過去を変えすぎたせいであらゆる多元宇宙が崩壊しそうになっていた。そして、もう一人の自分はその自分を自らが犠牲になって倒し、バリー本人も自らの運命を受け入れ、あのトマト缶を元に戻すことを決めたのだ。その時に少しだけ過去のお母さんと話をして、その場を去っていくのだ。と結局内容を書いてしまったが、そういう話で、2時間半弱ある映画だが、その2時間15分くらいの話がなかったことになったので、ビックリしたのだ(笑)。といってもこの映画も号泣した(笑)。前回投稿した『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』と真逆のストーリーになっている。どちらもすばらしい話で、その運命を自ら変えてみせるという主人公と、自らの運命を受け入れるという主人公なのだ。同じマルチバース、多元宇宙、並行世界を扱った作品なのに、こうも違う作品ができるのだなーと。この2作品はほぼ同じ時期に公開されていたので、中には一日にこの2作品を映画館で観て、頭がおかしくなりそうだったという人もいたようだ(笑)。私は別日だったので、それはなかったが、最近ではスーパーヒーロー疲れプラスマルチバース疲れもあるようだが、この2作品を観たらいやいやまだまだいけるなーと思ってしまう。このDCエクステンデッド・ユニバースは今劇場公開されている『アクアマン2』でいったん終了し、また新しいシリーズがこれから始まるのである。せっかくだんだん良くなってきたシリーズだったのになんかもったいないなーと思ってしまったのだ。タイムマシンがなぜできないのか、その一つの理由に納得したものがあるのだが、タイムマシンは存在していて、みんな過去を変えたりしまくっていたら多元宇宙、並行世界が崩壊してしまって、唯一タイムマシンが存在しない世界だけが残ったという理論である。なるほど!!と感心したが、本当のところはどうかわからない。周りは年上の人ばかりで、私はまだ若い?方みたいだが、よく聞くのが「私もその年に戻りたい」と。どうやら過去をやり直したいみたいだ。今というのは過去の積み重ねに過ぎない。今のこの瞬間が未来につながるのだ。今、自分がどういう行動をとるのか、どういう選択をするのかで、未来は当然変わるのだ。未来は変えられるんだ。この瞬間を大切にしろとよく聞くが、それは未来を変えるためなんだ。この瞬間をどう選択していくのか、この小さな選択の連続が未来なんだ。未来の自分が今の私に、未来を変えてみろよとそう言っているような気がする。だから私は今からとりあえずお風呂に入ってこよう。

2024年1月28日日曜日

『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』(ネタバレあり)

 昨年はほとんど投稿できなかったので、ちょいちょい昨年のことにも書いていこうかなーと思う。今回は昨年観た映画ですばらしかった作品の一つを紹介したいと思う。これは何回か前の投稿でも書いていたのだが、『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』である。これは2作目ということで、『スパイダーマン:イントゥ・ザ・スパイダーバース』の続編である。この作品もこのブログで紹介したことがあるのだが、アニメーション映画である。人気のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)とはほぼ関係がない作品である。関係があると言ったら関係があるのだが、ここではほぼ関係ないということにしておこう。私は1作目の『スパイダーマン:イントゥ・ザ・スパイダーバース』がめちゃくちゃ大好きですばらしい作品である。映画とかアメコミとか全く観たことがない人でも絶対に楽しみえる作品なので、これは観た方がいいとおススメしているのである。まず、続編が公開されるということで、いつものことなのだが好きな作品であればあるほど不安が増すのである。前作よりもおもしろいのだろうかと。ちょうど公開された日が私も休みが取れたので、早速予約して観てきたのである。その不安は開始から15分で瞬殺されたのだ。前作のあの映像のすごさをいとも簡単に超えてきたのだ。こんなことが起こりえるのかと。この映画のキャッチコピーである「運命なんてぶっ潰す!!」というのは、スパイダーマンは必ず大切な人を失うのである。これをカノン・イベントというのだが、もしこのカノン・イベントが起こらなければその世界が崩壊してしまうほどの重大なイベントなのである。今回の作品では様々なアースのスパイダーマンが登場し、何百人何千人ものスパイダーマンが登場する。主人公マイルズはアース1610の世界に生きているのだが、彼は本来スパーダーマンになるはずではなかったというのが明かされるのである。そして今回のもう一人の主人公でアース65の世界に生きているグウェンだが、彼女が生きている世界ではグウェンがスパイダーマンである。前作の物語以降に、別次元へと迷い込んでしまう事件というのが頻発していたのだが、それをスパイダー・ソサエティーが警察ではないが、常に見張っていたのである。グウェンの世界にも迷い込んできたヴィランに遭遇し、そこでグウェンはスパイダー・ソサエティーと出会い、そのメンバーになる。マイルズの世界でその次元にかかわる敵が存在し、グウェンがその目的でマイルズの世界に行き、前作よりの再会を果たす。グウェンが本来の目的が自分に会いに来たことではなかったのを知った時はショックを受けたが、マイルズはグウェンを追いかけ、マイルズもスパイダー・ソサエティーの存在を知る。しかし、とある闘いからマイルズは別次元のカノン・イベントを阻止してしまいそのアースが崩壊しそうになる。カノン・イベントは必ず行わなければならないのだ。それをスパイダー・ソサエティーのリーダーから伝えられるのだが、スパイダー・ソサエティーのもう一つの目的にカノン・イベントが必ず実行されるように見張っているというもの。そしてマイルズのお父さんが殺されるというカノン・イベントがあるのを告げられる。マイルズは当然お父さんを救いに行くために自分のアースに戻ろうとする。でもカノン・イベントが実行されないと世界が崩壊してしまうので、何百人何千人といるスパイダーマンがマイルズを止めようとするのである。そして彼は両方救ってみせるとすべてのスパイダーマンを敵に回すことになるのだ。今回の作品は3部作中の2作目の話で、内容としてはかなりつらい話でもある。スパイダー・ソサエティーはそのカノン・イベントの運命を受け入れろというのだが、彼はその運命を潰そうとしているのである。最終的にどうなるのかは今回では描かれないのだが、もう期待が高まるばかりで、逆にここまでハードルを上げて次作は大丈夫なのかと余計に心配になってしまっている。今回非常に印象に残っているシーンが、グウェンが久しぶりにマイルズに再開し、2人で高層ビルの最上階からぶら下がって話をするシーンがあるのだが、スパイダーマンというのは基本的に世界に一人しかいないし、その悩みというのはスパイダーマンにしかわからないのである。なのでグウェンの悩みはマイルズにしかわからないし、マイルズの悩みはグウェンにしかわからないのである。そのぶら下がって世界というかニューヨークの街並みが逆さになって見えるシーンは彼らにしか見えない景色なのである。彼らにしか理解できない、孤独な存在なのである。そのシーンは圧倒され、涙が出てきたのである。そしてグウェンが自分のお父さんに言うセリフがある。「お父さんは私の半分しかわかっていない」と。よく聞くセリフで「私のことを何もわかってくれていない」というのはよく耳にするが、このグウェンのセリフに衝撃を受けた。このセリフはLGBTQの人たちからものすごい共感の声が上がったみたいである。グウェンの部屋に“PROTECT TRANCE KIDS”と書かれていて、一部の国では公開禁止となっているのだが、グウェンがトランスジェンダーかどうかは別の話だが、この映画はただ単にスーパーヒーロー映画でないということなのだ。前作でグウェンはマイルズの世界から自分の世界に戻ってきて以降、彼女は自分の居場所を探し続けていたのだ。でも自分の居場所はなかった。彼女はドラマーで、バンドのメンバーだったが、そこでもやはり居場所はなかった。自分に合うバンドを探していたんだと。でもそれは見つかることはないんだと。だから自分で作ることにしたと、前作でかつてのマイルズの世界で出会ったスパイダーマンたちとマイルズを救いに、別次元へ行く扉、ポータルに飛び込むシーンでこの映画は終わる。最後は号泣なしでは見れない映画である。グウェンが悩み、探し続けていることからこの物語は時始まり、そしてグウェンが出した答えでこの映画は終わる。3部作の中盤ということではあるし、物語としては完結していないのだが、でもこの作品はグウェンの話でもあるのだ。「スパイダーマン」と聞くと、またスーパーヒーロー映画かよと敬遠する人もたくさんいるだろう。でも少なくともこの映画は一人ひとりに問いかける、誰にも相談できない孤独な人たちに寄り添い、背中をそっと押してくれる優しい映画なのである。

2024年1月21日日曜日

明けましておめでとうございます

 明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。  って全然投稿できてねーけどどうなっているんだ!!と私が読者だったらそう訴えているのですが、本当に申し訳ないです。言い訳の中の言い訳なのですが、仕事がめちゃくちゃ忙しかったのです(笑)。年々仕事の量が増えていて、もう余裕が全くないのである。にもかかわらず給料は全く上がらないというのは一体どういうことなのか。と話を逸らすのは良くないので、本当に昨年は申し訳ありませんでした。今年はちゃんと?投稿できるようにがんばりますので、長い目で見ていただけたらと思います。本年もよろしくお願いいたします。  久しぶり過ぎて何を書いたらいいのか全く分からないのだが、新しく増えた趣味について書こうと思う。Vlogをご覧いただいている方ならわかると思うのだが、映画関連の動画以外に花火の動画が上がっていることに気が付いたと思う。昨年8月に私が住んでいる最寄り駅で花火大会があり、ここに引っ越しをしてきたときはコロナでずっと中止だったのだが、満を持して行われることになったのである。私は今まで全く興味がなく、といってもやっていれば見たりしていたのだが、その見るレベルが大阪にいるときだと家から見えたり、電車に乗っているときにちらっと見えたりしたときと、見たとは到底言えないレベルのものであった。大阪に住んでいたときは、天神祭に上がる花火が少し見えたので、それを家のベランダに椅子を出して見ていたのである。また、反対方向の玄関に出たら淀川の花火大会の花火が遠くにビルの間から見えていたので、それを見たりしていたのである。お金をかけてまで行かなかったし、人が多くて帰るときになかなか帰れなくなるのはイヤだと思っていたので、花火を観るのはこれくらいがちょうどいいと思っていたのだ。それで今回花火が自分の最寄り駅で上がるというので、せっかくなので、見に行くことにしたのである。もちろんチケットは買わずに、自由に見れる場所まで移動して、少し離れた場所から見ることにしたのである。そこでも人がたくさん来ていて、やっぱりたくさんの人が見に来るんだなーと思い、ご飯を食べたり、トイレに行ったりと上がるまでの時間を潰していたのである。生まれて初めて「花火を見に行く」ということをしたのである。そしていざ上がり始めて、もうびっくりして感動して、すごいの一言。完全にいい意味でやられたのである。花火ってこんなにすごいものなのかと。あとから調べたのだが、私が観覧した場所というのは、言ってしまえば真横から見た場所だったのである。花火というのは基本的には四方八方に爆発して火花が飛んでいくものなのなので、真横から見ようが前から見ようが後ろから見ようが見えるものは同じなので問題ないのだが、打ち上げ筒はちゃんとメインの観覧席に見えやすいように設置されているので、私が観ていた場所は真横なので見える範囲が狭くなっていたのである。大会の後動画がいろんなメディアで投稿されていたので、見てみると、もう全然違うのである。当然自分が見ていたのですら感動したのに、その本来の場所で見た見え方がこんなに違うのかとビックリしたし、尚更感動したのである。花火は見るべきところから見ないとダメだなと思ったのだ。その日以来、私は花火大会が近郊であれば見に行こうと決心をしたのである。そして昨年、私が参加した花火大会は「神宮外苑花火大会」、「利根川大花火大会」、「こうのす花火大会」、「NARITA花火大会in印旛沼」である。今までほとんど興味がなかったのに、興味を持ち始めてこれだけ参加できたのだから、我ながらよく参加したなーと思う。もちろんすべてチケットを買っての参加である。私の中では神宮はあまり印象に残らなかった(笑)。申し訳ないのだが(笑)。その後の3つの花火大会は全てすごかった。利根川の花火大会は3万発も上がり、天神祭の花火は3000発なので、桁が違うのである。最後の12分間に1万発も上がるというので、空いた口がふさがらなかった。鴻巣の花火大会は前半というかほとんどがはっきりいってあまりいい出来のものではなかった(笑)。一応は2万発上がっているみたいだが、2万発も上がっているようには見えないのである。文句を言ってすみません。でも、最後の目玉のプログラム「鳳凰乱舞(おおとりらんぶ)」は圧巻。3尺玉からの尺玉300連発にギネスに登録されている4尺玉の打ち上げ。このプログラムはすごかった。ここでしか見れないのもわかるし、これを見に来ているんだなーと思う。これだけを見に、この花火大会に参加する価値がある。そして成田の花火大会は1万5千発で、見ている側も参加するというここでしかない大会である。これもすばらしい大会であった。成田空港が近いので、飛行機の兼ね合いで開始時間が大幅に遅れたのだが、最後まですばらしい花火を見せてくれたのである。特に最後のプログラム「NARITA黄金伝説」はすごかった。1分間に1500発上がると言われていたのだが、最後は打ち上げ範囲が一気に広がり、動画を見ればわかるのだが、カメラに入りきらないのである。そして一生続くのかと思うくらいのスターマインで勝手に涙が出てくるレベル。空が燃えているという表現がいいだろう。こちらも圧巻の一言。すばらしい大会であった。参加できたのはこれらの大会であったが、今年は新たに参加したい大会がたくさんあるので、参加できたらなーと思う。という感じで私の新しい趣味?が増えたのである。もし近くで花火大会がある方は一度参加されてみてはいかがだろうか。みんなスマホばかり見て下を向いてばかりだが、たまには空を見上げてみるのも悪くはないと思うきっかけになってほしい。