2017年11月3日金曜日

ハロウィンに思うこと

 少しご無沙汰してしまった。ここ数日いろんな意味で忙しい日が続いていたのである。台風の影響でスケジュール的に少しダメージも受けて思うようにいかない日もあり、しばらくバタバタしていたのである。
 今年のハロウィンはその台風とかの影響があって、結果的にはどれほどの賑わいがあったのだろうか。ニュースを見ていないので、今年の様子を知らないのだが、仮装して歩いている人は何人か見かけたので、ある程度はやっていたのだろう。よく渋谷のクランブル交差点周辺で、こういうイベントごとが行われている。今回のハロウィンであったり、年末のカウントダウン、サッカーのワールドカップを決めた瞬間?など、大勢の人が集まって賑わっているのをニュースで聞くことがある。以前にも書いたことがあるのだが、大勢の人が集まって知らない人と喜びを分かち合ったり、ハグしたり、ハイタッチしたり、写真を撮ったりするのには私は反対とかするつもりはない。世の中としては経済効果とかあって、こういうイベントは大歓迎というのもあるだろう。もちろん、ゴミの問題であったり、事件であったり、近所迷惑だったり、そういうのは当然あるだろが、ここ最近のこういう日本独特に変化した“イベント”に関していつも違和感を感じている。その違和感を文章で表現するのは難しいのだが、できる範囲で書いていきたい。
 そもそもこういうのがニュースになり始めたのは本当に最近の話だと思う。私が気になり始めたといった方がいいかもしれない(笑)。日本にハロウィンが本格的に入ってきたのはディズニーランドが始めたことにより、日本に広まっていったらしい。ディズニーランドはハロウィンの季節になるとコスプレして来場する人が多いが、そのコスプレする範囲が決められているらしく、ディズニー関係のキャラクターのコスプレのみ許されているみたいだ。これは詳しいことはわからないが。一方大阪のUSJはなんでもオッケーみたいだ。話がそれたが、このテーマパークがハロウィンを広めたのはほぼ間違いないだろう。それに拍車をかけていったのがSNSの発達が多いに関係していると思う。リア充であったり、自撮りであったり、そういうコトバができてからなんだかみんなそういうのをやり始めたような気がする。いってしまえば、SNSに投稿するがための行動である。なにもしないよりかはいいのかなぁとは思うのだが、それってどうなの?と疑問もある。ハロウィンは自分を表現する機会、という人もいた。それも逆なのでは?と思ってしまう。コスプレって違う自分になれるからいいのでは?あとはやはり、自分はひとりではないという安心感を得たいからではないだろうか。みんないろんな格好をしているし、みんなしているから自分もできると思っているだろう。そもそもハロウィンを楽しんでいるわけではなく、ハロウィンというイベントを利用して、自分の生活を楽しんでいるように装っている、もしくは知らない人とその瞬間だけ時間を共有している仲間?と楽しんでいる、楽しめているんだという感覚に浸っている。もちろんハロウィン自体を楽しんでいる人もたくさんいると思うし、これらは私のひねくれた歪んだ考えである。しかし、私には渋谷のスクランブル交差点に集結した者たちをみるとそう見えてしまうのである。カウントダウンでもそうだし、サッカーのハイタッチもそうである。そのイベント自体はどうでもいいことである。楽しんでいる自分に浸っている感覚になりたいのだろう。それはそれでいいと思うのだが、私はその場所にはいたくないと思ってしまう。そういうイベントに積極的に参加している人は元気だなぁと見えてしまうかもしれないが、私は全然そう思わない。読者の方からのコメントの返信で、少し書いたことがあるが、外国の人はものすごく元気なのである。普通に話をするときでもそうだし、話をしながらいろんなジェスチャーもするし、スキンシップも多い。日本では見ることがない光景がどこでも広がっているのである。私はそういうのを元気のあると見ているので、スクランブル交差点に集結しているひとたちをそう見えることはない。そういう機会でないとそうなれないのか、とそう感じてしまうのである。感覚が違うんだなぁ。なんかちょっと違うんだなぁ。

2 件のコメント:

  1. お疲れ様です。

    今回は、「ハロウィンがなければ自分を表現できないのか?ハロウィンがなければ、“楽しんでいる自分”を確認できないのか?」
    ということでした。

    今回の投稿を拝見して、きわめて都会的な発想というか、都会に住んでいるからこその考えだなぁと思いました。

    こちらでは、ハロウィンのイベントはせいぜいイオンなどスーパーの店頭がやたらオレンジ色になるぐらいのものです。それも入り口付近のディスプレイのみ、です。そのブースを過ぎれば、いつものように野菜や鮮魚コーナーがあって、いつものように時間が流れている、といった感じです。
    複数で仮装して路上で騒いだりしようものなら、おそらく付近の住民に通報されて警察沙汰になると思いますね。(これは決して大袈裟な表現ではありません)
    そもそもこちらではほぼ完全な車社会と言ってよいと思います。高校卒業後、大学が始まるまでの春休みの間に、もしくは大学が始まってから早々に運転免許を取得するのが一般的です。私も大学1年の時、春から夏にかけて免許を取りましたが、それでも遅いほうでした。
    そのため、たとえ交差点であっても若い人が“歩いている”ということ自体ほとんどありません。バスもあることはあるのですが、1日に4~5本程度ですし、誰も乗っていないバスは全然珍しくもありません。各自に自分の車がありますので、バスは必要ないのです。
    (東京なら、回送中でないバスに誰も乗客が乗っていないなんてことはありえないと思いますが。)

    若い人が歩いていると、たまたまこちらに仕事があって出張に来たビジネスマンとか、何か特別な事情があって歩かざるをえない状況になっている人、という目でみられますね。最近は中国籍とか、研修という名目で日本の企業で働いている外国籍の若者もみられるようになりましたね。彼らは、耳慣れない言葉を大声で話しながら“複数で歩いている”ので、いくら見た目が日本人でも、すぐにわかります。あとは、買い物に行く途中か散歩をしている高齢者や通学途中の小学生ぐらいです。

    そして、時期的な事情もあります。10月下旬はすでに寒く、毎日天気が悪いのが当たり前です。晴れる日は滅多になく多少の小雨が降っていて風も吹いていることが多いので、防寒をせずに外を歩くことはある意味で自殺行為でもあります。もしこちらで仮装した場合、仮装をしているから周囲の目を引くのではなくて、こんなに寒いのにあんな薄着の変な服装で外を歩いているなんてコイツはキチガイなのではないか、という目で判断されますね。
    東京表参道のように、街の至るところに歩道に面したお店が連なっているわけでも、イベント会場となるようなスペースがあるわけでもなく、こちらの商店街はとうの昔にシャッター街となっています。普段の買い物は広大な駐車場があるショッピングモールみたいなところへ行くのが一般的ですので、そもそも駐車場すらない商店街にいくことはない、と断言できます。

    つまり、仮装ができるような条件・環境がそもそも整っていないため、仮装しようとする発想がなくイベント自体発生しない、したがってSAMURAIさんが思うようなことを考える機会もない、といった具合でしょうか。
    もっと言ってしまうと、地方に住んでいると本当にどーでもいいです、ハロウィンなんか(笑)
    クリスマスシーズンのバーゲンと一緒ですね。
    東京の若い人は、ハロウィンというイベントに注目して平日の夕方に外に出て騒ぐ余裕があるんだなぁぐらいしか思いません(笑)
    そんな暇があったら、自分の仕事のこと・生活上のこまごまとした問題を考えたり、雪が降る前にスタッドレスの件を片付けたりしますね、私なら。


    本題のハロウィンですが、
    「一人だったらいろんな格好なんてできないから、みんなもやっているこの機会を利用して自分も参加して、キラキラした投稿をSNSにアップしたい。」これはオモテの言い分です。ウラの言い分とすれば、「みんなもやっているから、自分ひとりだけ参加しないのは仲間はずれになるようで嫌」あたりのレベルの理由かと思いますね。

    しかしこれは、本当に心から普段とは別の格好をしたいという理由からではなくて、別に仮装じゃなくてもよくて他のことでも代用はできる、必ずしも仮装である必要はない、その程度のレベルでしょう。心の底から本当にいろんな格好をしてみたいと思うのであれば、すでに日常生活レベルで実践していて、周囲から少なからず“浮いた”存在となっているはずです。もしくは、本当に仮装したいと思っているのであれば、年に1回のこの時期にターゲットをあわせ、用意周到にプランを練り、事前準備をしたうえで本気で臨んでいるのではないでしょうか。そこまでの気概・矜持・信念があるのであれば、趣味としてそれはそれでよいのではないかと思います。(常識の範囲内で、公共マナーに反しない程度であれば。)
    SAMURAIさんも指摘なさっているように、ハロウィンが日本経済に与える影響はすでにクリスマスに次ぐものになっているらしいですね。
    いずれにせよ、全うな社会人であればあまり積極的に関わらず静観するのが現時点での賢いスタンスだと思われます。

    仮装してみんなで集まって街を歩くのであれば、歩きながら環境美化の清掃をするとか、もっと建設的な機会にでもつながればいいのかもしれません。おそらく、そういう意識の高い団体も、仮装集団の(ごく)一部にはいるのではないでしょうか。
    ハロウィンの翌日は東京の街がとても美しくなる、それであれば立派なものです。
    ディズニーランド内では、みんなでゴミ袋を手にアトラクションを回ってみるとか(笑)
    日本のハロウィンはディズニー発祥とのことですが、そういう雰囲気も一緒にディズニーから全国に広がれば、少しはマシな日本になると思います。

    返信削除
    返信
    1. Abbyさん。コメントありがとうございます。
      すみません、9月4日投稿のブログの頂いておりましたコメントに返信させていただきました。
      そちらもご覧頂けたらと思います。
      遅くなって申し訳ありませんでした。

      確かに今回の内容はある意味都会的かもしれませんね。
      大学時代、そういった情報の発信地点であったり、流行?であったり、そういったものがやはり他人事のように見えていましたね。
      すべての物事に関して、やはり一番早いのは都会で、とりわけ東京が一番早いと思います。
      東京や大阪では外国人は当たり前かのように歩いていますが、青森で見かけるとビックリしてしまうレベルでしたね。
      地方だとそういったことをやろうと思っても、できる環境ではないですね。
      やったとしても周りから、え?みたいな感じで見られてしまうかもしれませんね。
      都会はそうではなく、そういった変化が激しいところですね。
      こういった環境は全世界共通なところもあると思います。
      アメリカでもうそうだと思います。

      Abbyさんのおっしゃる通り、“みんなもやっているから、自分ひとりだけ参加しないのは仲間はずれになるようで嫌”なんだと思いますね。
      本当にくだらないですね。
      今日はハロウィンで、友達の家でパーティーがあるから仮装していこう、とそうだったらいいんですね。
      私もそういうのだったら参加します。
      そしてそういうときは私は中途半端な仮装はせず、お金はかかっていいからけっこうな仮装をして参加すると思います。
      中途半端はやっていないのと同じですからね。
      なぜ日本はそういった方向にこのイベントが変化してしまったのか疑問ですね。
      おそらくそういった団体もあるのではないかと思います。
      もしあればだんだんニュースになってくると思いますね。
      それを狙っている人もいると思います(笑)。
      今年のディズニーランドでは仮装マラソン?をやっていたみたいです。
      なんで仮装してマラソンなの?と思ってしまいましたが、マラソンの次は何?と考えてしまいますね(笑)。
      こういったところはなにかとイベント事で話題性をつくろうとするので、それがいい方向へ行けばいいのですが、なんせ日本はちょっとズレている感じがするのでそれがちょっと心配ですね。

      削除