2013年5月4日土曜日

母校の卒業式で恩師と再会

 ゴールデンウィークだが私は今日も出勤していた。お客さんの一人から、「ゴールデンウィークなのに大変だね」と言われた。これが仕事なのだから仕方がない。社会人となって3連休以上とるのは難しくなる。私の仕事では2連休取ることも難しい。まあ、そんなことはどうでもいいのだが、お客さんを見ていても大きな荷物を持っている人が多かった。実家に帰るのか、遊びに行くのかはわからないが、日本全国おもしろいようにこの休みには動き出す。新幹線の切符も早めに予約しておかなければなくなってしまう。この連休を楽しみにしていた人も多いはずだ。
 今私にゴールデンウィークがあったとしても、実家には帰らなかっただろう。今実家に戻る気がないというか、余裕がないというか、足が重たいというか・・・。それよりもやらなければならないことがアホほどある。今は気を休めている暇はない。もう少し余裕が出てきたら大阪に少し戻ろうという気が出てくるかもしれないが、今はない。大阪と東京は近いので、その気になればいつでも行き来できるので気分的にはどうってことないが。


多摩川沿い
3月5日に教育実習に行った高校の卒業式があり、私も時間を見つけ、とりあえずの最後ということで少しだけ伺ったのだ。式には卒業生、在校生、保護者、教員しか入れないため、私は式が終わるまで食堂で待とうと思い、椅子に座って新聞を読んでいた。「ここに来るのもこれが最後かもしれないな」と誰もいない食堂で思いを巡らしていた。しばらくすると、誰かが「おーい」と私に呼びかけた。ふと出入り口の方を見ると、なんと私が高校時代にお世話になった恩師、担任のT先生がいるではないか。このT先生は今は違う高校で教員をされている。1年か2年ほど前、T先生に会いにその高校へ行ったりしたし、私の教育実習最終日に高校まで来てくれてお疲れ様パーティーまでしてくれた。最近はしばらくご無沙汰していたので、会いに行かなければな、と思っていたところであった。あまりの突然さにうれしくなり、お互いに自然と抱擁。先生がこの高校で教えていた最後の教え子が今回卒業する生徒なので今回この高校生来たのだ。
 「茶でもしばきに行くか」とこの高校の近くにある喫茶店に向かった。そこでもいろいろな話をさせてもらたった。主にお互いの旅の話。先生は去年の夏にエルサレム周辺を旅したのだ。そして私は数日後に出発することを伝えた。また先生はアメリカのことに関してもかなり詳しいので、通なところを教えてくれた。高校を卒業してからも未だに交流があり、これほどいい先生はなかなかいないだろう。
 私はその卒業式にはそれほどゆっくりいれなかった。ほかにも予定が詰まっていたし、やらなければならないこともたくさんあったので、ゆっくりすることができなかった。生徒たち、先生方とちょっとした挨拶をしてお暇させてもらった。まあ、部外者の私がたらたら長くいるのはあまり美しくない。こういうのは風のように来て、風のように去っていくのがいい。自分の卒業式には行かず、他人の卒業式に参加するというのはなかなか面白い。T先生に言われたのだが、「お前やったら来ると思ったわ」と。私は、「なんでわかったんですか?」。T先生、「ん、勘」。

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