2012年12月4日火曜日

教職最後の授業

 明日の夜、東京に向けて出発する。12月になった。次の新卒採用が始まったということだ。焦りはないと言ったらうそになるだろうが、勝負の月になりそうだ。今受けている企業からすべて内定をもらうつもりだ。迷う時間はない。
 今日は大学へ行き、キャリアセンターにお邪魔した。最近お世話になっているのだが、就活状況を報告しに行ったのだ。「もっと早くこればよかったのに」、と以前言われたが、前にも言ったように私は反キャリア側だったので、利用しなかった。しかし、キャリアセンターの方が非常に私と話が合うので、それを楽しみに行くようになっている。今日は2時間半くらい話をしてしまった。内容はもちろん就活のこととプラスαだ。今日の話で大分私のことを理解してくれたらしく、私もその方の話が非常に面白いので、すべてが終わったらゆっくり話がしたい。いやー、実に楽しい時間であった。



明日、教職の授業が最後なのだが、教育実習に関しての発表をしなければならないのだ。20分以内でという話で、その様子をDVDに撮るのだ。DVDに残すほどの者ではないと思うが、私の代が教職課程のパイオニアなので、教授たちも張り切っているのだろう。それはそれとして、何を発表するのか話をまともていたところだ。自分が担当していた現代社会の範囲もすっかり忘れてしまっていたので、復習していた。といっても20分くらいしかないので、感想を言えば終わりのような気もするが。
 そういえば、教育実習中に生徒から、大学では何を学んでいるのか、という質問を受け、経済を学んでいると答える。そもそも経済とは何なのか。経済を学んだとは言え、詳しく語れるくらいのレベルではないが、「経済」という意味くらいなら説明できる。経済の意味は、「経世済民」である。文字通り、「世をおさめ、民をすくう」である。何と素晴らしい学問なのだ。これを聞いた時はそう思ったのだが。
 この経済という訳語の作者は福沢諭吉だ。福沢諭吉と聞くと私はどうもいい感じがしないのだ。この国の最高紙幣となっており、偉大な人物の一人となっているが、私は好きではない。何故なら福沢諭吉は戦争を擁護しているからである。前期の福沢諭吉は偉大なのだが、後期の福沢諭吉がだめなのだ。西洋は文明的でアジアは野蛮であり、日本は半野蛮だから、他のアジアの国を発達させるために植民地化することは正しいといったのだ。このことを日本は隠そうとしている。『脱亜論』だ。韓国の方々はこのことをかなり不満に思っているそうだ。だいたいなぜこの人が最高紙幣となっているのだろうか。紙幣とは国の象徴である。しかも最高紙幣である。この国はこういう方針で行きますよ、と言っているようなものだ。
 話がこのようにずれてきてしまったのだが、身の回りのことでももう少し興味を持った方がいい。「これはなぜこうなのか」、「どうしてなんだろう」、「なぜだろう」。そこから勉強が始まる。まあ、どうでもいいが明日の発表どうしようか。

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