今年ももうすぐ終わりに近づいている。今年も早かったかな。今年は就活三昧の年であった(笑)。数億倍成長した年である。これでまた話のネタが増えた。実に素晴らしい社会経験をさせてもらった。大変で辛い年ではあったが、これで私も少しは強くなった。もしかしたら青森よりも東京で過ごした日にちの方が長いかもしれない。改めて移動距離を調べてみようと思う。
青森に戻ってきた日、大学に行ったのだ。またキャリアセンターに現状報告しに行くためにだ。キャリアセンターの教室に行く途中に、最近かなりご無沙汰していたが、私の好きな教授のひとりであるH教授にあったのだ。この先生とすれ違うたびに毎度毎度立ち話をしてしまう。私のことを気にかけてくれているみたいなので、本当に嬉しい限りだ。久しぶりという話になり、私がまだ就職活動をしています、と言うと驚いた顔で、「君だったらすぐに決まると思っていたのにね。企業も見る目がないね」とおっしゃっていた。さすがH先生、わかっていらっしゃる(笑)。もうすぐ卒業ということで、今お世話になっている教授とはお別れになる。出会いがあれば別れがあるが、寂しいものは寂しいものだ。今度は立ち話ではなく、ゆっくり話をさせていただきたい。
キャリアセンターに行ったのはいいものの、またまたいつもお世話になっている人と2時間以上も話し込んでしまった。内容は世間話であったり、東京の話であったり、アメリカの話であったり。私としてはそれが楽しくてしょうがない。その方も「今日も楽しかったわ」とおっしゃってくださるので、いつも来てよかったと思う。人生の先輩からも学ぶものは多い。
先日、東京で泊めてもらっている友人から「バタフライエフェクト」という映画を紹介してもらった。この映画は実に興味深かった。このバタフライエフェクトというのはバタフライ効果という意味である。バタフライ効果というのは、蝶が羽ばたいた時、地球の裏側で竜巻が起こるというものだ。つまり、どんな些細なことでも多大な影響を及ぼしているかもしれないということだ。
映画の詳しい内容には触れないが、主人公は大人になって、子供の時に書いていた日記を読むと過去に戻れるというものだ。いつに戻ってやり直しても、必ず誰かが悲しい思いをしているという結果になる。そして最後に主人公が選ぶ道があるのだが、これがなんとも切ない。
この映画を見終わった時、いま自分がしてることについて考えてしまう。いま自分がしていることが、未来に大きな影響を及ぼしているかもしれない。どんな些細なことでも未来は大きく変わってしまう。そう考えれば、いま自分がしていることが未来にどのような影響を及ぼしているのか、恐ろしくらいに気になってしまう。うかうかなんてしていられないとも思うし、ついつい先々のことを考えてしまい、行動に移せなくなってしまうかもしれない。複雑な気持ちになってしまう。
しかし、現実に存在するのは「今」だけだ。過去も未来もない。未来は「今」の積み重ねなのだ。先々のことを考えるのはいいことかもしれないが、未来が保証されていなかったら行動に移さないのはただの敗者だ。未来が保証されていなかったら何もしてはいけない人生など、何が面白いのだ。私たちはこの映画の主人公とは違い、過去に戻ってやり直すことはできない。人生には練習もリハーサルもない。常に本番なのだ。未来にどんな影響を及ぼすのか。そんなことわからなくとも、必ず何かしらの影響を及ぼすことは分かっている。それならば、今、教養を身に付けよう、友情・絆を深め合おう、自分の認識・価値観を広げよう、社会勉強をしよう、・・・。やるなら今。今、やることがある。蝶が羽ばたいた時、地球の裏側では竜巻が起こっていることを信じて。
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