2015年4月25日土曜日

仕事の人間関係

 昨日少し運動をしようと思い、またまたいつもの散歩コースを歩いたのだ。天気は晴れで、歩くのにはもってこいの日であった。歩くと少し汗ばむくらいで、気候としては最高の日であった。何回も渋谷から東京駅のコースを歩いているが、いったい何歩くらい、または何キロくらい歩いているのか少し気になり始めたので、万歩計みたいなものが欲しくなったのである。私としてはちょうどいい距離で、それ街の雰囲気の移り変わりがよく見えて楽しみながら歩いているのである。いろんな店をのぞきながらの散歩は最高の気分転換である。

もうすぐゴールデンウィークになるが、私は世間が休みの日に働かなければならない仕事なので、その期間中はほとんど出勤である。昨年は以前働いていた会社を辞め、ちょうど有給休暇消化期間に入り、10日ほど休みがあったので、ニューヨーク・ワシントンに行っていた。あれから1年経つのかと今思った次第。そして5月中旬で今働いている仕事が1年経つということである。自分で言うのもなんなのだが、期待の新人ということでいろんな仕事を任されるようになり、最近は仕事でかなり疲れるようになっている。仕事は慣れるまでが大変だが、今はまだ慣れていない。今までは頭で覚えられていたが、頭だけでは覚えきれなくなり、手帳やメモなどで書いておかないと忘れてしまうのである。それでも忘れてしまって怒られてしまうことが多いのだが(笑)。いろんな仕事を任されるということは責任も同時にのしかかってくるものである。それが大変で、一日が無事に終わればガクンと力が抜けるのである。慣れるまでが大変だ。
 新しい人も3人入ってきて、人間関係の構図がかなり変わり、それでいろんな問題も起きているということも事実である。不満を持っているのは既存のメンバーである。私も不満があるといえばあるのだが、私はまだそれほどの影響はない。しかし、他のメンバーはかなりの不満が溜まっているようである。そのため、先日臨時の“飲み会”が既存のメンバーで行われたのである。想像はつくと思うが愚痴の言い合いである。まあ、たまにはこういうのも必要なのかと。
 私は善人でも、すべての人に好かれようとも、いい人とも言われようとは全く思っていないので、好き嫌いはあって当然だと思っている。むしろない方が怖いとも思っている。“仕事”という枠組みの中で話をするが、確かに好き嫌いはあっていいのだが、やっぱり仕事上最低限のコミュニケーションは取るべきであるし、完全に拒絶してしまうと負のスパイラルに陥り、業務に支障をきたすレベルになってしまう可能性がある。その結果、人間関係の都合により、やめてしまうことになる。それはやっぱりダメである。既存のメンバーと新しい人がもう両極端になってしまい、私はある意味仲介役的な存在で、各々の言いたいことや不満などを聞いて、どこら辺で線引きをするべきかなどを考えたりしている。つまり互が歩み寄るようにはどうもっていくのかを考えているのだ。
 世の中にはいろんな人がいる。極端な話、1回聞けばすぐに覚えられる人もいれば、何度も繰り返しやらないと覚えない人もいる。印象としては1回聞いて覚えてくれた方がいいに決まってるし、教える側も面倒はかからない。何度も同じことを聞いてくると教える方も、同じことを何回も言わせるなとなってしまう。忘れてしまうのは仕方ないところもあるが、そういう人は影の努力も必要だろう。遠くで見ていると、それでもなお一生懸命に仕事をしている姿を見ると、もっと丁寧に教えたほうがよかったのかとか、教える側にも問題があるのではないかとも思ってしまう。負のスパイラルに陥ればその人の悪いところしか見えなくなってしまう。人間誰にでも、いいところ悪いところがある。既存のメンバーは既に輪ができている。その輪の中に溶け込むにはどうしたらいいのか、人間関係の勢力図を自分の頭の中で考える必要もある。いわば人間観察も必要になってくる。新しい場所に行くということは、それだけでもかなりの神経を使うし体力も使ってしまう。最初は焦らず一つ一つ段階を踏んでいくのがいい。一度はじかれると戻るには何倍の時間と労力を費やしてしまう。互いが歩み寄るには、互いの許しと、互いの努力が必要である。これはできるだけ早いほうがいい。

2 件のコメント:

  1. 同僚や先輩達と飲み会を開催して愚痴を言い合う、というのはつまり、SAMURAIさんも1年たって職場に”慣れて”、なじむことができたという証明ではないでしょうか。

    誰だって1か月や1年やそこらで、仕事なんてスムーズにできるわけはありません。
    新人に、既存のスタッフのような動きを期待するほうが間違っています。
    今愚痴を言っている既存のスタッフの人だって、新人のときは右も左も分からないから先輩から見れば全然使い物にならなかったはずです。
    でも、月日が経って仕事に慣れた立場になると、 人間って昔の新人時代のことはついつい忘れがちなんですよね。
    既存のスタッフだって、新人の頃は多少なりとも先輩に教えてもらった(教え方が親切だったかぶっきらぼうだったかはわかりませんが)時期があるわけで、その時の先輩がどうだったかを思いだし、自分がもし先輩から嫌な思いをもししたのであれば、自分はそのマネはしないようにすればいいのではないか、と思います。
    誰だって最初は不安で、手取り足取り教えてもらう人が必要です。
    ある程度できるようになれば、自然に新人は先輩から離れていくもの。
    それまでは先輩は忍耐、それが先輩たるものの責務です。
    愚痴を言うのは簡単ですし、そっちに流れやすいのは事実。
    でも、そういう大人な対応ができるようになるのも、社会人としてのスキル・能力の一つかと思います。もっと言えば、その人の器の大きさ、でしょうか。
    新人にイライラするなんて、どこの職場でも当たり前なんですから。
    今、日本全国の職場で、同じようなことがきっと展開されているんでしょう。
    ちっちゃい人間にならないようにしたいものです。

    ・・・なーんて、エラそうに言ってますが、
    こっちの職場でもいろいろあります。
    ホントの新人はいないので、新人に対してどうこう、ということはないのですが、上司がどうみても能力がない・・・(ToT)
    どうしてこんな簡単なことがあの人は自分で処理できないんだろうって。
    何年目なの、アナタは?って思っちゃったり。

    SAMURAIさんの言うとおり、誰にでも仕事上の人間関係で好き嫌いはあるとは思いますが、向上心のない人・自分のできる貢献をしようとしない人・人に指摘されたことを生かそうとしない人は、
    私は嫌ですね。
    この仕事をはじめて11年目。私もまだまだちっちゃい人間ですワ。

    返信削除
    返信
    1. Abbyさん、コメントありがとうございます。
      確かにその場に私も誘われたということは、一メンバーとして認めてもらっているということかもしれません。
      誘われていなかったらやっぱり少し悲しいですね。

      本文では少し省いてしまいましたが、新メンバーのひとりは他店で数年働いていた人と、もうひとりも他店で数ヶ月働いていた方で、
      我々既存のスタッフは、他店で働いていたということで、全く新しい人ではないから、ある程度の期待と安心感がありました。
      しかし、実際一緒に働いてみると、それが見事に外れてしまった、というのが今の状態の一番の原因になっているんです。
      確かに他店とはいっても、店が違えばやり方も全然違うし、雰囲気や忙しさも違います。
      もちろん人間関係もそうです。
      我々がもっと大きな器で見守っていかなければならないですね。

      今の状況は、新メンバーもだんだんお店に馴染んできたのか、落ち着いているように感じます。
      少し余裕があれば雑談なんかもしながら仕事をしています。
      誰にでも新しい環境になるというのは、その環境に入る人もそうだし、
      迎える方も大変ですね。
      仕事は仕事でも、やっぱり楽しくやっていきたいですね。

      削除