2015年4月6日月曜日

講演会

先日連勤が続いたということなのか、連休をいただいていたのだ。何もなければ大阪に帰ろうと思っていたが、中日にちょっとしたイベントがあったので帰ることができなかった。知っての通り私はニューヨークが好きということでニューヨーク関連の本はかなり読みあさっている。その中で見つけた本があり、全米で唯一の日本人漫画家でニューヨークを拠点に活動している“ミサコ・ロックス”さんという方がいらっしゃるのだが、その方の半生を書いた本がある。その方の講演会が六本木で開催されるということで、応募して参加できるということで少しお邪魔させていただいたのだ。その半生を書いた本は、漫画入りでってもわかりやすく、なんといっても笑いが絶えない本なのだ。何が一番魅力的かというと、自分の経験を通して全て書いているということで説得力があるのだ。本を読んでいてもすごくパワフルな人だなと思っていたが、実際に講演会に参加してみると予想通りの方である。これぐらいパワフルでないとあの街には住めないのかと改めて思った次第。司会の方はスイスと日本のハーフの方で、この方も国際色豊かでヨーロッパと日本の違い、ヨーロッパとアメリカの違い、そしてアメリカと日本の違いをガールズトーク風に話をされていた。一番印象に残ったことは、漫画家なのだが、最初から漫画をやろうと思っていたわけではなく、様々な事情を経て漫画にたどり着いたという。それまでは漫画を一切描いたことがなく、漫画関係の学校を出たわけでもなく、誰かの下について漫画を学んだわけでもなく、ニューヨークの図書館に並んでいる漫画を借りて独学で勉強したのだという。漫画ブームということで日本の漫画がたくさんあったのだという。自分で学んでそれをどんどん売り込んでいく。アメリカ、特にニューヨークはそうだが実力社会の最高峰である。自分をガンガン売り込んでアピールしていかないと誰も振り向いてくれないのだそうだ。自分で学んで戦っていくというそのスタイルに私は感動したのだ。なんてカッコイイのだろうか。もちろんそこに至るまでに様々な苦労があった。ニューヨークの公園でホームレス生活も経験したともおっしゃっていた。いろんなことにどんどん挑戦し続けていくのが私の人生なんだと思う、と語られた。
“理由とか目的とか何だっていいじゃん!チャレンジしなくちゃ後悔もできない!” Misako Rocks

2 件のコメント:

  1. いつも思うことですが、情熱をもつことも続けられることも、
    才能のうちです。
    好きなものがあるって、いいことですよね。

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    1. Abbyさん、コメントありがとうございます。
      本当にそうですね。
      そういう人の話を聞いていると、立場や職業関係なく、キラキラしていて、聞いている方も楽しくなり、尊敬します。
      遊びでも仕事でも、何かに打ち込めるものがあるというのは素敵なことですね。

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