2019年1月13日日曜日

1日に2本映画館で

 11日に公開された『クリード/炎の宿敵』と『蜘蛛の巣を払う女』を今年初めて映画館に足を運んで観てきたのである。公開された次の日でそして土曜日ということもあり、多くの人がいたのである。生まれて初めて映画館で2本観た。2本連続して観るのは予定していたので、1本目が終わってすぐに2本目が観たかったので、空き時間ができるだけ少ない上映スケジュールになっている映画館をいろいろ探し、一番少なかったのが比較的最近できた日比谷にあるミッドタウンであった。そこの映画館も初めて訪れた映画館であった。公開して二日目で、そして土曜日ということもあり、混雑は予想していたので、前日にあらかじめネットで座席予約をしていたので、場所もいい席を確保しておいたので、時間調度に着くようにしていた。
最初に観たのは『蜘蛛の巣を払う女』である。この作品は原作があり、スウェーデンの作品で『ミレニアム』シリーズで知られていて、世界中で大ヒットした作品である。第一部が『ドラゴン・タトゥーの女』、第二部が『火と戯れる女』、第三部が『眠れる女と狂卓の騎士』、第四部が『蜘蛛の巣を払う女』になっている。まずスウェーデンで第一部から第三部まで映画化され、こちらも大ヒット。そしてハリウッドでデヴィッド・フィンチャー監督のリメイクで『ドラゴン・タトゥーの女』が制作され、こちらもヒットし、そして今回制作されたのが『蜘蛛の巣を払う女』である。今回デヴィッド・フィンチャーは監督ではなく、製作総指揮に回っている。キャストも一新し、前回の『ドラゴン・タトゥーの女』とは全く新しくなっている。前回の作品がものすごく好評で、私も大好きな作品であったため、今回デヴィッド・フィンチャーが製作総指揮になっていることからかなり心配していたのである。ハリウッド版の『ドラゴン・タトゥーの女』はオープニングタイトルが本当にチョーサイコーにカッコよく、そこからストーリーが展開し、謎が明るみになっていくのだが、そしてラストも本当に切なく、でも良い終わり方をしていて、さすがはデヴィッド・フィンチャーだなーと誉め言葉しかない作品である。ちなみに私はこの作品と、タランティーノ監督の『パルプ・フィクション』が史上サイコーにカッコいいオープニングタイトルだと思っている。このシリーズはミカエルというジャーナリストで雑誌『ミレニアム』の発行責任者兼共同経営者と、リスベットという過去の虐待をトラウマに持ち、背中にドラゴンのタトゥーを入れている天才ハッカーがメインキャラクターである。今回の作品はリスベットをメインの焦点に当てて、彼女の様々な過去が明るみに出る作品であった。ネットでの感想をいろいろ調べていると、感想はいまひとつのものが多かった。私は原作やスウェーデン版を知らないがため、このシリーズファンの期待に応えられていなかったのかなーと思うのだが、それとは反対に私は大満足の作品であった(笑)。展開がすご過ぎて次から次へと呼吸する間もなく、あっという間の2時間であった。今回はミステリーというよりもスパイものに近い感じになっており、これが少しファンにしてみればよくなかったのかもしれないが、私はスパイものやアクションは大好物なので、ダークでシリアスな『007』、ダークな『ミッション・インポッシブル』みたいで、私はこれで“あり”なんじゃないかなーと思う。前回はルーニー・マーラという女優がリスベット役をしたが、それもものすごくよかったが、今回のリスベット役はクレア・フォイという女優だったが、クレア・フォイのリスベットも私はかなり気に入ったので、続編などもこのまま作ってほしいと思った。ソフト化されれば即行買いに行くと思う。注文かな。



『蜘蛛の巣を払う女』の上映が終わって5分後に『クリード/炎の宿敵』の上映開始になるのでトイレだけ行ってすぐ別のシアターに向かった。本編開始前に予告や宣伝があるので5分後でも十分に時間に余裕があった。『クリード/炎の宿敵』は以前にも何度も書いたことがあるが、『ロッキー』シリーズである。『ロッキー』シリーズは毎回毎回同じようなパターンではあるが、でもこれがいいんだよなー。観ていると必ず涙があふれてくる作品である。当然ながら今回も涙が出た。ちなみに『蜘蛛の巣を払う女』でも泣きました(笑)。『ロッキー』シリーズに関しては何度も紹介しているので今回は省略する。でも今回観ていて思ったのが、このシリーズでは“ポーリー”というキャラクターがいるのだが、前回の『クリード/チャンプを継ぐ男』でお墓に入っていたので、前回から登場していない。前回は全く気にならなかったのだが、今回この“ポーリー”的な存在がないことに物足りなさを感じたのである。このシリーズには欠かせないと言ったら大袈裟かもしれないが、でもかなり重要なキャラクターではないかと思う。なので“ポーリー”を復活させるのは不可能だが、それに代わる存在が必要なのでは、と思った。
 映画を観終わった後、銀座や東京駅に用事があったので、日比谷からすべて歩いていける距離なので、日比谷にして正解であった。昨日は東京で初雪を観測したみたいで、昨日もかなり寒かった。東京ではインフルエンザが流行っているみたいだが、この冬はこのまま体調を崩さずに乗り切れたらと思う。映画はやっぱり映画館で観るのが一番である。

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