11月も早いもので中旬になり、少しずつではあるが寒くなってきている。12月はもう目の前である。今年もだんだん少なくなってきた。毎回言っているが、早いものである。仕事の方もだんだん忙しくなっている。一番イヤな時期である。忙しいというので希望休はなしで、去年参加した東京コミコンは今年は参加できない。去年ですら休みたいというとギャーギャー言われたのである。今年は希望休すら受け付けない。最悪としか言いようがない。せっかく去年から楽しみにしていたのだが。楽しみにしていたのにそれに行けず、何のために仕事しているのかわからない。Fuck You!!
だんだん忙しくなってきたので、まだ気持ちとしても落ち着いているときにお願いをしていたサングラスを取りに行ってこようと思い、いつも行っているメガネ屋さんに行ってきたのである。今回のものはわざわざボスがデザイナーさんに相談してパリから持ってきてもらったものなので、大変お手数をおかけしたということで私も何か持っていこうと思い、デヴィッド・リンチ監督がブレンドしているコーヒー豆が販売されているところを知っていたので、事前にそれを購入しておき、当日それを持って行ったのである。なぜそれにしたかというと、ここのメガネ屋さんにはボスと男性の方とお2人いらっしゃるのだが、男性の方はものすごく趣味の幅が広く、映画や本、マンガなどたくさん知っており、そして休日にはお昼ご飯などほとんど外出して食べているみたいで、いろんなおススメスポットを知っているのである。私は映画くらいなのそういう話をするのだが、確かにものすごくよくご存じなのである。私が話をする映画はほとんど知っていて、さすがだなーといつも感心してしまう。そしてお気に入りの作品がけっこう被っているということもあり、いつも話が盛り上がってしまうのだ。そこでいつか忘れたが、デヴィッド・リンチ監督の作品も話をしたことがあり、今回そのコーヒー豆を持っていこうと思ったのだ。そしたらそのコーヒー豆の存在を知っていたみたいで、「どこで手に入れたんですか!?」と大変喜んでもらえたのである。ちょうどそのコーヒー豆と一緒に購入したカフェの住所が書いてあるカードも持っていたのでそれと一緒にお渡ししたのである。ボスがアメリカで買ってきたDVDが日本に帰ってきて観ることができなかったという話をしていたので、私がリージョン・コードの話をして、パソコンであれば6回までは変更できるという話をしたり、外国版を手に入れる理由を説明したり、もちろん映画関連の話をしたりして2時間なんてあっという間に過ぎ去ってしまった。話ができる人がいるとついついいろんな話になって盛り上がってしまうのである。今回意見が一致したのは『ショーシャンクの空に』という映画についてである。この映画はこのブログでは紹介したことはないが、批評家からはそれほど支持されない映画だが、我々一般人にとっては必ずといっていいほど人気ナンバー1になるくらい絶大な支持を得ている作品である。その方が言うには、友達何人かで飲みに行ったときに映画の話をしたら必ず誰かはこの『ショーシャンクの空に』が一番好きだというのがいるということである。確かにそうである。私の友人もこの作品お気に入りの一つであると言っていた。しかし私もその方もそこまで褒めるというのか支持するというのかそこまでの作品ではないということである。なぜ批評家から支持されない具体的な理由はわからないが、私が思うに、ひねりがない、わかりやすすぎる、予定調和である、化学反応がない、というのが理由なのではと勝手に思っているし、少なくとも私はそう思っている。とある刑務所の話で囚人の話なのだが、自分自身の穴を掘れという話なのである。現実というのは刑務所みたいなものであると。何かしようと思っても何もできないんだと。上っ面の娯楽に逃げることは簡単だし、それはそれで楽しいが、根本的には何も変わらないんだと。そこから抜け出すにはどうしたらいいのか。“穴”を掘るしかないんだと。その“穴”というのは人によって違うが、本を書くことであったり、絵を描くことであったり、音楽をすることであったり、何かの作品をつくることであったり、自分にとって好きなこと、やりたいことをやるということが“穴”を掘るということなんだ。そしたら、もしかしたらこの現実という刑務所の向こう側へ抜け出すことができるんじゃないか、という映画なのだ。ものすごく感動的につくられているし、非常にわかりやすい映画であるが、なぜか私やその方にはいい映画なのはわかるけどなーという感想なのである。もちろんいい映画であることには違いないが。この類の作品であれば私は邦画の『桐島、部活やめるってよ』がすばらしい映画だと思っている。これに関してもまた改めて書きたいと思うが。あとはナタリー・ポートマンの『ブラック・スワン』の話であったり。これもまた書きたいと思う(笑)。とまぁいろいろお互いの意見交換をしていたのである。久しぶりに映画ネタでここまで話ができたので私もものすごく楽しかったのである。その方もものすごく勉強になったとた異変喜んでいただいて私もうれしかったのである。もう本当に好きな者同士が話をしている感じで、全く興味のない人が聞いていたら本当に時間の無駄だろうし、またなんかしゃべってるよ、みたいな感じになる。その方にも言ったのだが、生きるには何の意味も価値もない知識なんですけどねー(笑)と。まぁ本当にその通りなのだが(笑)。無事にサングラスを受け取って、そこらく今年来れるのは今日が最後かなというのもお伝えして、また改めてお伺いしようと思っている。読者の方からのリクエストで私のサングラスのコレクション?もまたご紹介できればと思っている。いつもやろうやろうとは思っているのだが、なかなかできずにいるので、近日中にそれができればと思っている。楽しい時間はすぐに過ぎ去ってしまうなー。イヤなことが向こう側にあるのはわかっているので、心の底からの解放は無いに等しい。これが日常生活というものなのか。この状況をただ受け入れる、受け入れているのではなく、このイヤな感情であったり、どうしようもないイライラやもどかしさがあるということだけでも忘れずに持ち続けていたい。その感情が“穴”を掘る力に、エネルギーになるから。
お疲れ様です。
返信削除楽しい買い物と楽しい会話ができたようで、よかったですね。
映画の話ですが、ファイト・クラブやバットマンのときのように、私みたいな素人に対してもSAMURAIさんは非常に詳しく丁寧に解説していただきました。映画を見ること自体楽しかったですが、それ以上によかったのがSAMURAIさんからわかりやすいコメントをいただけたことですね。ああいったコメントをいただけるのって、なかなかない経験ですからね。
もともと映画に詳しい人たちが会話をしたということですから、相当内容はハイレベルだったのではないかと思います。
SAMURAIさんのブログを読みながら、ツイン・ピークスのほかに「時間が作れたら見たい映画リスト」ばかりが増えていきますが、肝心の鑑賞のほうはちっともできない日々が続きます。
「心の底からの解放は無いに等しい。これが日常生活というものなのか。この状況をただ受け入れる、受け入れているのではなく、このイヤな感情であったり、どうしようもないイライラやもどかしさがあるということだけでも忘れずに持ち続けていたい。その感情が“穴”を掘る力に、エネルギーになるから。」とありました。
どんな領域の仕事でも大変ですよね。
どうやったところで逃げられませんし。
仕事以外でも、わずらわしい様々な問題もありますし。
そういう思いをこのブログではちょくちょく表現してくれているので、前回も書いたとおりで「いいブログを見つけたな」と思っているところです。
もう11月も中旬ですね。
早いですよね。
今年、私は何といっても夏に2か月もの間職場を離れて全然普段とは違う業務をしていた、ということがあります。
何だか、真ん中にぽっかり穴があいたような1年になりましたね。
出張に行く前の準備も大変でしたし、出張中もいろいろありましたし、戻ってきてからはもっと大変でした(笑)
また来月の末あたりに、これも恒例になりそうですが今年1年ブログを楽しませていただいたのお礼みたいなコメントをさせてもらいたいと思っています。
今年のブログで最も印象的だったフレーズとか。
今年の場合は、もう「あの言葉」しか出てきませんが(笑)
それまでにできればあと1作品ぐらいは、ブログ中に紹介された映画を見たいところですね…(^-^)
Abbyさん、コメントありがとうございます。
削除同じ映画の感想や解説でも人によって全然違ってくるのもまたおもしろいですね。
評論家のひとたちなどプロの人たちですら違ってくるのもすごいです。
これはいい映画だ!という人もいれば、これは駄作だという人もいます。
感想などを言う前に、その映画が、作品が伝えようとしていることを正しく観る、正しく受け取るというのが一番大切だと思います。
以前にも書きましたが、『ハート・ロッカー』のように全く逆の意味でとらえてしまうことも多々あります。
もちろん私は素人なので誤った見方で理解していることもあると思いますが、私の個人的な感想みたいな気軽にご覧いただければと思います。
映画というのは何も知らないで観てもおもしろいです。
でも何か一つでも知って観れば何倍も何倍もおもしろくなります。
それがいいんですね。
すばらしいところなんですね。
すべてのエンターテイメントが詰まっていますし、ただ感動という単純に言われるものだけではなく、ショックであったり、悲しみであったり、怒りであったり、不安であったり、苦しみであったり、喜びであったり、楽しさであったり、ディズニーランドみたいなところで与えてくれる一方的な感情ではなく、様々な感情を映画には存在します。
これがすごいんです。
ついつい何度も言ってしまうことなんですけどね(笑)。
お時間に余裕があるときにゆっくりご覧いただければと思います。
映画はいつでも待っています(笑)。
人生を変えてしまうようなすばらしい一本の映画に出会えたらと思います。
私の場合はそういうのが何百本とあるんですね。(笑)。
仕事に関しては言えばいくらでも出てきますね。
悪口や愚痴ばっかりですけどね(笑)。
いちいちうるせー奴ばっかりですね。
いちいち粗探ししてんじゃねーよバーカという感じです。
少しでも楽しい時間をつくろうとか、楽しくやろうとか、いい雰囲気をつくろうみたいなものはないんですかねー
そういう人はそういう人生なんだと思うばかりです。
私みたいな空っぽもそれはそれで困りますが(笑)。
こちら東京もかなり寒くなってきました。
11月ももう後半ですね。
私の方は・・・・・と思い出してみましたがただ平凡なウザイ日が続いていただけでした(笑)。
Abbyさんは出張など多忙な時期が続いていますね。
体調を崩している人が増えてきているので、健康第一でお過ごしいただければと思います。
年末に近づくにつれてこちらもかなり忙しくなってきますので、いつの投稿が今年最後になるかわかりませんが、私も楽しみにお待ちしております。
いつもコメントいただきまして本当にありがとうございます。
いつも私も楽しみにしております。
今年は自分が何を書いてきたかほとんど忘れてしまっておりますが、「あの言葉」をいろいろ想像しております。
私も今年観た私にとって新しい映画はおそらくこのペースでいくと100本いくかいかないかくらいのペースです。
これから忙しくなるのでおそらくいかないくらいだと思います。
感想を書きたいすばらしい作品はたくさんあるのですが、全く追いついていない感じです。
少しずつ更新していけたらと思います。
お仕事もお忙しいとは思いますが、ゆっくりやっていきましょう。
大阪弁で言うと、「ぼちぼちやっていこ」。
ぼちぼちな!ぼちぼちやで!!