2018年6月11日月曜日

新作情報、そして・・・

 今日は一日中家にいたのだが、というか天気が悪かったので外に出る気もなかったのである。ヤフーニュースで台風が近づいていたというのを知ってビックリしたというのが本音である。昨日から少し天気が悪くなり、気温もぐっと下がって少し肌寒くなっている。もう梅雨入りしたし、それが明ければ夏がやってくる。早いなー、と何回言えばいいのかわからないが、本当に早く感じてしまう。

 先ほどまたまたヤフーニュースを見ていて入ってきたニュースであるが、私が大好きなコミック、映画の『キックアス』のリブートが制作される可能性が浮上してきたみたいだ。今コミックの方で新しい『キックアス』が始まっており、おそらくそっちの方の映画化になるのではないかと思う。そしてヒットガールの単独映画もつくられる可能性があるとのことである。こっちの方はどういった内容なのかはあまりわからないが、ヒットガールになるまでの話か、もしくは大人になった姿は描かれるのではないかということである。どちらにせよ、ファンであるわたしにとってはすこぶるうれしいニュースである。そして『キングスマン』の続編、そしてスピンオフが複数つくられるというニュースも。続編の方はエグジーとハリーの物語の最終章になると言われている第3弾の作成、そして同時期に1900年代初頭のスパイ組織を描くスピンオフ作品、そして“ステイツマン”のスピンオフ作品もつくられる可能性があるとのこと。これらのニュースは監督のマシュー・ヴォーン監督が話をしている。また来週くらいには新しい情報が出るのではないかと思う。もし本当にこれらの作品がつくられたらすごいね。すごすぎるね。ヒットガールの方は前回同様クロエ・グレース・モレッツが演じてほしいのだが、もしかしたらこの可能性は低いのではないかなと思う。でも違う女優になったとしてもとにかく新しい作品がつくられることを願いたい。そしてつくられるのであればコミックばりにバイオレンス描写をブチ込んで映画バージョンというテイストを入れた作品にしてほしい。どんな作品をつくろうとも誰かは絶対文句言ったり批判するのだから、それだったらとんでもなくすごい作品にしてほしい。それがこの『キックアス』そのもののよさである。倫理とかモラルだとかそういうものにケリを入れてくれるのがこの作品たちである。とにかく新しい情報が出るのを待ちたい。





なにかイヤなことや辛いこと、しんどいこと、悲しいこと、疲れてしまうこと、そんなことがあっても私は映画に救われている。現実逃避しているだけだろと言われれば確かにその通りかもしれない。でもそうとも言い切れない。映画を観ていて勉強すること、学ぶことは山ほどある。新しい発見なんて毎回である。観たことがない作品を観ると自分の世界が広がる。そして自分の中にあるイライラやもどかしさ、やりきれない感情、言い辛いこと、そんなことを映画の中だけかもしれないが遠慮なく徹底的にやってくれること。そして気が付けば気分が楽になっていること。スッキリしていること。もっといえば命を救ってくれているということ。他の人が観れば何とも思わないようなシーン、なんともないような一言でも、私は気が付けば涙が頬を流れていることがある。現実では絶対にできない、やってはいけないことを、どれだけ残酷なバイオレンス描写でも、そういったものがどれだけ多くの人間の命を救っていることか。どれだけ多くの人間を勇気づけ、奮い立たせてきたか。私もその一人である。はっきりと口で説明できない表現できないわだかまりや怒り、イライラ、苦しみ、生き辛さ、息苦しさ、それはこの世界なのか時代なのか社会なのか街なのか環境なのか周囲なのか周りからくる圧力なのか。そんな訳の分からない手ではつかめない煙のようなものに押し潰されそうになることもある。わけもわからず涙を流すこともある。でも、映画が、そんな“ヤツら”との闘い方を、闘う技を教えてくれる。ときには知恵をヒントをこっそりと置いていってくれる。ときには遠慮なく皆殺ししてくれる。それが助けてくれるんだよ、私を。そしてこれからもこの先も私は何度でも救われ、何度でも奮い立たせてくれるだろう。手を差し伸べてくれるだろう。背中を押してくれるだろう。殴ってくれるしケリも入れてくれるだろう。この発狂し、腐り切った、希望のかけらもない絶望の世界を時代を走り抜く、生き抜くエンジンを、ガソリンを、ハンドルを、映画は用意してくれる。そして、そのマシンを操るのは紛れもない自分自身なのだ。

2 件のコメント:

  1. お疲れ様です。

    『ペイン&ゲイン』について。
    他の戦争映画と比較すると、何だか一番これが感想を書きやすかった、という感じでした。

    SAMURAIさんの表現をお借りすると、これは“ジェットコースター”的な楽しみを提供してくれる映画に分類されるのかな、と思います。
    …ホントに、救いようのない人達ですね。これは(笑)
    努力に相当する見返りが欲しいのであれば、もっと自分の地位や待遇がよくなるように、今度は筋肉ではなくて頭を使って、正しい方向で、それもアサーティブに主張すべきです。
    それすら分からないのであれば、その時点でこの人たちはもう、“見返り”を得る資格はないということです。

    なぜ、『ペイン&ゲイン』をリストアップしたかというと、この投稿の後半が、それこそ富士山麓の「勇次」の後半のような感じで非常時によかったからです。
    ですから、ちょっと観てみようかなーと思ったんです。
    人生は過程の連続であって、それにこそ価値を見出すべきであり、単なる勝ち負けではない、ということでした。
    そうですよねー
    たしかに楽しいことやいいことばかりが続けばいいのですが、そんなのありえませんから(笑)
    他の誰かにとっての勝ち負けなんて、そんなものどーでもいいですよね。
    でも、誰かにとっての勝ち負けについて、振り回されてばっかりな自分がいるのも事実なんですよね。

    返信削除
    返信
    1. Abbyさん、コメントありがとうございます。
      返信が遅くなってしまいました。

      『ペイン&ゲイン』ですが、この映画に関しての投稿はいつだったか忘れてしまいましたが(笑)、簡単に内容について触れたくらいだったと思います。
      この映画の監督はマイケル・ベイという監督なのですが、この監督は一般的に超ド派手な大作ばかりを撮り、映画批評家からバカにされがちですし、賞レースとは無縁の監督なのですが、私は大好きな監督の一人です。
      毎回とんでもなく大爆発が起こり、新作では毎回前作よりも大きい爆発を見せて驚かせてくれます。
      しかし、今回はスター映画ではあるものの、いつも撮っている大作に比べればはるかに低予算で、ベイ監督の個性が出ています。
      ベイ監督は色っぽいストリッパーやすごいマッチョが出てくるようなギラギラした光景を欲望の対象として撮ることがすごくうまいのですが、普段はそれを“良いもの”として撮っている自分の映画を、この映画では自己批判的に皮肉っています。
      なのでいつも撮っている映画がいわゆるジェットコースター的で、今回はそうではない感じなんですね。
      他のベイ監督の作品を観ればすぐにわかるのですが、めちゃくちゃド派手な作品ばかりです。
      でもこうやってド派手とか書くと、派手ならいいだろう、売れるだろうとついつい考えてしまいがちですが、
      そういう迫力のあるシーンを撮影するというのは本当に難しいことなんですね。
      普通だと映画監督といえば、「俳優に演技をつけて、こっちから撮影して・・・」とそんなイメージですが、ベイ監督の場合は、「俳優の上を戦闘機が10機飛んでいて、後ろで車が100台爆発して、別の方向からトラックが突っ込んでくる」というシーンを撮ることになるわけです。
      果たしてどれだけの映画監督がこうした複雑なセットアップを仕切れるのか。
      そう考えるとベイ監督がどれだけ優れた能力をもっているのかがわかります。

      主人公たちは“No pain, no gain”のような言葉でテンションを上げていかないと生きていけないので、モチベーションを維持するために自己啓発セミナーに参加しますが、「お前はやらない人間か、やる人間か、どっちなんだ」とめちゃくちゃ雑な二文法を用いてきますが、ここには「やるということは、やらないよりいい」という価値観が横たわっています。
      少なくとも主人公たちは体を鍛えることはやってきた人ですから、これからもやり続けるんだということで、金持ちを誘拐してお金を奪います。
      体を鍛えることはいいことであるし、目標を持つこともいいことではありますが、
      全てを単純化して常に結果だけを求めてしまうと最終的にこの映画みたいに悲惨なことになりがちです。
      ついつい笑ってしまうシーンがたくさんありますが、
      よく考えてみれば全然笑えないというのもたくさんあります。
      なぜなら“そういう人”がたくさんいるからです。
      人生は過程の連続だということです。
      その一瞬を切り取って他人と比べたところでなんの意味もないということです。
      人生を勝ち負けでしか判断できない人は本当に貧しい人生だなーと思ってしまいます。
      そもそもそういうものではありませんからね。

      削除