2018年10月22日月曜日

ありがとう、Bellas!!

 
先日言っていた『ピッチ・パーフェクト』の最新作『ピッチ・パーフェクト/ラスト・ステージ』を朝一で観に行ってきたのである。第1作目からずっと観ていたし、結構な頻度で観ていたし、すごく気に入っているシリーズだったので、最新作もものすごく楽しませてくれてもう何も言うことはない。ただこれが彼女たちの最後?の作品になるのかなと思うとすごく寂しい気持ちでもある。このシリーズは内容がどうだとかいう作品ではなく、彼女たちのアカペラ、音楽をひたすら楽しむという作品であるし、もちろん今回の最新作でも内容についていわれたらこのシーンはいらないんじゃない?とかいろいろツッコむところはあるが、そんなことはどうだっていい。この最新作が公開される前に、YouTubeで『Freedom!'90×Cups』というお題でメンバーたちやその他アーティストで作成された動画があるんだが、もうこの動画だけでこの映画は合格である。1作目から通していろんなことがあって、学生であった彼女たちが社会へ羽ばたき、いろんな苦しい経験をして、厳しさを知って、思い悩んで、でもそれでも仲間がいるんだ、別々の道を歩もうとも仲間がいる、それを知ってまたそれぞれの道を歩んでいくんだ、進んでいくんだと、このシリーズの集大成の音楽、動画である。1作目は本当に小さな作品であったし、他の有名な『スター・ウォーズ』や『ジュラシック・ワールド』みたいな壮大な映画ではないが、小さな映画でしか表現できないこともあるんじゃないかと思う。どこにでもあるようなありきたりな内容、ストーリであるし、シリーズ作品のジレンマに陥っている典型的な作品かもしれないが、私は彼女たちからものすごく元気をもらっているし、笑わせてくれるし、大袈裟な言い方にはなるが、イヤなことがあっても彼女たちを観て、もう少し生きていようかなと少なくとも私はそう思える作品であるし、なによりも歌の力を音楽の力を届けてくれる。そういう作品に出合えて本当によかったなーと思う。もちろんサントラはすぐに取り寄せをした。次はソフト化されるのを待つだけである。
 映画はただ“映画”というジャンルだけではなく、その中に登場する音楽やファッション、そして作品のメッセージなどいろんな要素があるのが映画で、エンターテイメントが詰まっている。それがすごいところだと私は思っている。洋楽なんて本当にたくさんあり過ぎてどれを聴いたらいいかわからないし、誰がいるのかも知らない。でも映画を観ると、「この音楽いい!!」と思って、その音楽や歌を聴き始めるきっかけになる。私が洋楽を聴くのはほとんどが映画を通じて知った歌や音楽である。そしてその歌や音楽を聴いていると、そのときの映像が頭に浮かんできてまるで自分が映画の登場人物になった気分になる。これもまた気持ちがいいし、すごく楽しいのである。今回の『ピッチ・パーフェクト/ラスト・ステージ』を観ていて、1作目からのいろんな思い出が蘇ってきて、ちょっともう涙が勝手に流れてきてしまったのである。当然ながらどの作品にでも酷評する人はいて、この最新作も酷評する人はいるだろうが、私は「おもしろかったよ!!」と心から言いたい。

“Thank You Bellas!!”

本当にありがとう!!

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