2014年7月22日火曜日

先輩、後輩とご飯へ

先日、前会社(前お店)で働いていた先輩と後輩とでご飯を食べに行ったのである。この先輩にはかなりお世話になり、私が辞めるときに、その先輩が以前働いていたという高級バーに連れて行ってもらったりと面倒をよく見てもらっていたのである。後輩は今年の4月中旬に店舗に配属され、私は4月いっぱいで退職したので、私と関わったのはほんの1週間半である。しかし、私は何度かこの後輩をご飯に連れて行ったりしていまだに交流がある。
 先輩は今日で退職するみたいである。理由は私が辞めた理由と同じものも含まれているが、やはり居心地が悪かったみたいである。そしてこの後輩も居心地が悪いみたいで、いろいろと悩んでいるみたいだ。少しずつ転職活動も行っているみたいである。私はこの後輩に言われた。「先輩がいてくださったら辞めたいと絶対に思わないです」と。そして「先輩が辞めたことをちょっと恨んでます(笑)」と。自分で言うのもなんだが、多分そうだろうと思う。悩みを打ち明けられる仲間がいるとどれほど心強いことか。私が辞め、そして先輩がやめてしまうので、私が辞めた原因の店長と社員はその後輩の二人になり、あとはアルバイトになってしまう。これはヤバイな(笑)。私も耐えられないと思う(笑)。会話の節々に笑いを入れて場を盛り上げて、後輩はいろんな話、悩みを打ち明けてくれるし、私も去年のことを思い出しながら、「前はもっとひどかったんやで!!」と笑い話に変えて話をする。今では苦労も全て笑い話である。後輩はかなり驚いていたが。
 この後輩は住んでいるところが偶然にも同じ最寄駅なのである。たまに駅前のスーパーで会うことがあるのだ。後輩が働いている百貨店は20時閉店で、通勤時間は片道40分くらいである。私が働いている百貨店は21時閉店で、通勤時間は片道50分くらいである。お互いにシフトがラストまでの時にスーパーで会うのだが、後輩は20時閉店と私の所よりも1時間も早いのに、閉店してからの作業が多く、なかなかすぐに百貨店を出れないのだ。確かに閉店してからの作業は多かった。今働いているところは21時閉店でも21時45分には終了している。前のところははっきり言って面倒なことが多すぎた。パソコンでその日の売り上げを事細かに記入し、そして携帯にも記入して報告しなければならない。自分の店しか人が残っていないのである。ほかの店はとっくに帰ってしまっているのだ。いつも、「どうしてここの店だけ遅くまで残っているんだ」と。やっぱり会社によってやり方方が全然違う。今の方が格段にいいと思うが。
 その後輩の同期の一人も違うお店で働いているのだが、その同期も転職活動を始めようかなと言っているそうである。どうやら退職ラッシュはとまらなさそうだ。私が経営者ならもっと働きやすい、楽しい環境をまず整えようとするのだが。立派な城を建てるためには、立派な石垣が必要である。立派な城を建てても石垣がグダグダで不安定ならば城はすぐに倒れてしまう。お城に目がいってしまうが、その城を支える石垣もすこぶる重要な要素の一つである。その石垣にもしっかりと手間ひまかけて手入れをする必要があるのではないだろうか。人の心、気持ち、感情を理解しようとし、その人個人に合った解決策を考えるのが人の上に立つ者の役割である。それが理解できない、わからないというのであれば、それは様々なことの経験不足からくる心の狭さなのだと思う。この経験とは仕事だけのことではない。日頃どんなことを考えて生活し、何を見ているのか。魅力のない人は何も考えていない人である。

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