2017年4月18日火曜日

アメコミ

 先日、働いていたお店の最終出勤日であった。その日に合わせてやらなければならないことが山程あり、まぁ最終日はほとんどやることが終わっていたので、スムーズに退店することができた。次の日は営業はしないが、後片付けということで、物を他店、本部に送ったり、棚卸しをして決算をしてという作業を行い、とりあえず無事に終えることができたということである。2日休みをもらって新しいお店に行く。もっと休みが欲しいところだが文句は言えない(笑)。

 昨日の夜か夕方か忘れたが土砂降りの雨になり、そのときは家にいて問題なかったのだが、最近急に暑くなってきた。ついこの間までは少し寒いくらいだったのが急に季節が変わったみたいである。気がついたら夏になっているんだろう。早いものである。
 ネットサーフィンしていて、いつものように映画とかいろんな情報を集めたりしていて、その日はアメコミについて調べていたら、とある人が「アメコミを読んでいなくてバットマンが好きと言っている人はモグリである」という言葉が飛び込んできた。それ俺だ〜〜〜、とショックを受けてしまったのである(笑)。確かにそういう映画はアメコミを元にして作っているので、映画だけでは到底そのキャラクターやストーリーを理解することはできないのである。アメコミは唯一以前紹介したことのある『ウォッチメン』しか読んだことがない。確かに『ウォッチメン』を読んだとき、映画だけでは理解できないことが山ほどあった。その他の作品もどんどん読んでいきたいと思ったのだが、アメコミは日本のマンガと違って一冊の値段が高いのである。例外を除いてアメコミは全ページカラーで版が大きい。ものによって違うが、だいたい一冊2000円から4000円くらいするのである。なのでなかなか手が出せないというわけである。しかし、先ほどのとある人の言葉は確かにその通りだと思い、ついに私もアメコミを少しだが読む決心をしたのである。もちろん興味のあるものだけである。まず、最近めちゃくちゃはまっている『キックアス』である。これは全部で4冊しかないので、すべて揃えた。4冊といってもこれだけで1万円近くしているのだが(笑)。これはamazonで購入した。ちょうど新宿に行く用事があったとき、新宿にある紀伊国屋書店へ行き、『バットマン』を購入した。しかし、このバットマンは冊数がすごく多い作品で、すべて揃えるのは金銭的にも厳しいので、その中でも興味をもったものだけ揃えることにした。『バットマン  ロングハローウィン1・2』、『バットマン  イヤーワン・イヤーツー』、『ダークナイト  リターンズ』、『バットマン  キリングジョーク』、『バットマン  アーカムアサイラル』、『バットマン  ハッシュ』を購入した。ついでに『ゴーストライダー  破滅への道』が置いてあったのでそれも購入した(笑)。ゴーストライダーは映画はめちゃくちゃおもしろかったので大好きなキャラクターの一人である。真っ黒けっけで燃えているガイコツが敵を殺しまくるのがサイコーにカッコいいのである。話がそれてしまったが、これだけでかなりのお金を使ってしまったのである。
 私は日本のマンガはほとんど読んだことがない。大学のとき、友人にすすめられて『スラムダンク』を読んだくらいだろうか。いろいろ聞いたり調べていると、日本のマンガは世界一だ、という意見をけっこう見るし聞くことが多いのだが、確かに言いたいことはわかる。読み易さであったり、表現の仕方、表現力、線の描き方などなど、私はマンガに関してはほとんど知識がないので上手く書くことができないのだが、確かに日本のマンガはすばらしいと思う。私は日本のマンガとアメコミは全くの別物と考えており、比べることはできないのではないかと思っている。理由は全然違うから(笑)。アメコミも詳しくないのでこれも上手く書けないのだが、私が感じたのは、アメコミは1ページ1ページがものすごく重たいというか、言葉、表には出てこない心の声が多いということであろうか。アメコミのほとんどはスーパーヒーローもので、私が読んだアメコミ全て私たち読者もちゃんと考えなければならない内容なのである。もちろん日本のマンガは考えなくていいと言っているわけではない。アメコミはものすごく哲学的と言ったらいいのか、道徳、倫理、葛藤、正義、恐怖、残酷、そういったものをものすごく掘り下げて掘り下げて描かれており、頭をフル回転させて読んでいかないと到底理解することができないのである。私はチョー頭が悪いので尚更である。『ウォッチメン』、『ダークナイト  リターンズ』が出版されて以降、それまでの勧善懲悪なストーリーは書くことができなくなったと言われている。そしてアメコミ離れしていた人を一気に返り咲かせた作品でもある。今回購入したアメコミで、『バットマン  アーカムアサイラル』、『バットマン  ハッシュ』以外はすべて読み終わっているのだが、やはり一度読んだだけでは理解仕切れない。しかし、本当におもしろい。なぜもっと早く読んでおかなかったのかと自分を責めている(笑)。内容がかなり残酷表現が多く、全く子供向けではない。大人が読む作品である。
 アメコミのスーパーヒーローたちはアメリカの人にとってすごく重要な存在なのである。そして身近な存在なのだ。9.11があったとき、アメリカの人たち、ニューヨークの人たちは絶望してしまったのである。本当はヒーローなんていないんだ、と。9.11が起こったにも関わらず、次の連載で今日もヒーローたちは活躍しています、なんてそんな連載はできないのだ。とりわけニューヨークで活躍しているヒーロー(バットマン、スーパーマン、スパイダーマンなど)は。そこでDCもマーベルも9.11の直後号外を出した。9.11が起こったとき、ヒーローたちは駆けつけたのだが遅かった。そこでヒーローたちは見た。そこには貿易センタービルが倒壊した瓦礫の中で、必死になって人々を助けているレスキュー隊、消防士たち、警察たち。彼らを見てヒーローたちは言った。「彼らが本当のヒーローだ」と。DCもマーベルもこれで決着をつけたのである。その話を聞いたとき、私は涙が出た。それほどまでにアメリカの人たちにはスーパーヒーローが欠かせない存在なのだと。
 今回読んだ作品の感想を書きたいところだが、まだまだ理解しきれていないので、もう少し理解を深めてからにしよう。バットマンはまだまだ厳しいが、キックアスは次の投稿くらいに書いてみたい。まだ2回しか読んでいないので、今日3回目読む予定なので、映画、アメコミを合わせた感想を書けたらと思う。気が変われば書かないが(笑)。

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