2016年7月18日月曜日

カッコいいタイトル

 前回の投稿の次の日、ビル・カニンガムさんのドキュメンタリー映画を改めて観たのだが、やっぱりビルさんはカッコいいな。観ているこちらまで癒される。私は元々ビルさんを知らなかったのだが、ニューヨーク関連のDVDを探しているうちにビルさんと出会ったのだ。先日、ビルさんが亡くなられたのを追悼して、マンハッタン中のイルミネーションやビルのライトがブルー一色に染まったのである。ビルさんがいつも来ていた青い作業着のカラーである。また、5thアヴェニューにある高級百貨店バーグドルフグッドマンでは、ビルさんが使用していたカメラや自転車が展示されている。ビルさんはみんなに愛されていたんだな。


 
先日、休みの日だったのだが午前中に買い物を済ませて午後は少し家でゆっくりしたいと思い買い物に出かけたのである。なぜか急に新しい映画もみたいなと思い、近くに小さいタワーレコードがあるのだが、そこへ行ってDVDを探していたのである。4枚買ったのだだが、そのうちの1枚が『007』を買ったのである。最新作の『スペクター』と思いきや、前ボンドの『トゥモローネバーダイ』で買ったのである。『スペクター』は明日くらいに手に入る予定だ(笑)。『スペクター』それほどのおもしろさではなかったので、発売されてもすぐには買いに行かなかった。まあ今回少し安くなっていたから買おうと思ったのである。『トゥモローネバーダイ』は前ボンド役のピアース・ブロスナンのシリーズなのだが、これでやっとブロスナン4作品すべて手に入ったことになる。もちろん4作品すべて何度も観たことがあるのだが。今回改めてDVDでそろえたということである。
 今回少し書きたいのは『007』シリーズの映画タイトルがめちゃくちゃカッコイイということである。いくつか紹介してみると、初代ボンドのショーン・コネリーが出演していた作品で『007 You Only Live Twice』というのがあるのだが、直訳すると“人生2度しかない”くらいの訳になるのだが、当時の日本語訳の人はセンスがよく、これを“007は2度死ぬ”と訳したのである。奥が深いし、カッコいい。今回購入した『トゥモローネバーダイ』は訳はなくそのままである。これを題名として訳すのは難しかったのだろう。原題を書くと『007 Tomorrow Never Dies』である。直訳すると“明日は死なない”という意味になる。つまり、“明日は必ず来る”ということだ。その次の次の作品でこれもブロスナンの作品なのだが『007 ダイアナザーデイ』というのがある。原題を書くと『007  DIE ANOTHER DAY』であり、直訳すると“他の日に死ね”になる。つまり、“今日は死ぬな”、“今日は生きろ”ということだ。映画の中で007がそのセリフを言うシーンがあるのだが、それはそれで違う意味の場合もある。しかし、このタイトルだけでもめちゃくちゃカッコいいんだな。タイトルだけで引き付けられる。いろんな映画を観ているが、その中でカッコいい男を挙げるのなら、必ず007は入る。誰が観たって絶対にカッコいいだろう。ああいう男になりたいものである。

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