2012年7月17日火曜日

受験生の夏

この連休、青森は激しい雨であった。今日は晴れているのだが、雨が降るとどこへも行けなくなる。九州では今までに経験したことがない雨、らしい。私もこの前、自転車に乗っているときに大雨にあい、前が見えなくなるほどのすごい大雨であった。もちろん服はびしょぬれで、濡れてないところはなく、寒かった。風邪をひくのではないかと心配したが、それは大丈夫であった。久しぶりの太陽に感謝したい。
7月も後半になった。もう少しで夏休みである。夏休みになればまた大阪へ帰ることになるだろう。これが大学生活最後の夏休みだ。もう今年は「最後」ばかりになるだろう。悔いの残らないようにしていきたい。

夏といえば、この前教育実習に行ったが、受験生が夏を控えている。受験生の夏は誰もが言うが重要な時期である。ガッツリ勉強できる時間を確保できる時期であり、また夏の誘惑に惑わされる時期でもある。夏は楽しい、遊びたい、そんな思いになる。全く遊ぶなとは言わない。適度な休みも必要だからだ。そういえば私が浪人していたときに、夏休み明けの最初の倫理の授業で先生が生徒の数が減っていることに対して、「夏の誘惑に負けたか」と笑いながら言っていたのを思い出す。
夏休みに入る前は、この夏休みにしっかり勉強しようと気合を入れるのだが、終わってしまうと「終わってしまった、どうしよう」と不安になるのだ。夏休みが終わればもう9月。センター試験は1月なので、焦る気持ちは誰にでもある。しかし、ここは気持ちの持ちようだ。「あと4カ月しかない」と思うか、「あと4カ月もある」と思うか。
教育実習最後の日、私はみんなが受験生だったので受験に関するメッセージを送った。何と言ったかはっきりとは覚えていないが、「この前先生が言っていたように、残念やけど受験は厳しい。受験戦争って言うやろ。戦争やで戦争。殺しあうねん。今みんなはチームとして協力しあって勉強頑張ってるけど、試験当日はみんな敵やねん。今まで一緒に頑張ってきた友達をも蹴落としてでも自分は生き残らなあかんねん。受験って厳しい。受験前のみんなに言うのは早すぎるけど、もしかしたら今まで一生懸命努力してきたことが報われないことがあるかもしれん。でもな、受験が、大学入学がゴールちゃうねん。大学で何をするかやねん。勉強するのもよし、サークル活動に打ち込むのもよし、バイト頑張るのもよし、世界を旅するのもよし、遊びまくるのもよし。とにかく大学で何か一つ、人に負けないもの、打ち込めるものを見つけてほしい。それがみんなのこれからの人生を切り拓いてくれるから。」そう言ったような・・・・・。
大学入試試験では、解答は一つしかない。それに回答できなければ不合格。本当に厳しい。しかし、人生には答えはたくさんある。だから、自分も含め、生きることに臆病になってはならない。自分の可能性を否定してはならない。だから、第一志望に受かろうが落ちようが、大学に行くまいが、堂々と胸を張って生きてほしい。でもまぁ、今の受験生はとことん第一志望を目指してほしい。そして、第一志望に受かった時に見えた景色を私に教えてほしい。夏休みは、もうすぐそこまできている。

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