2012年7月21日土曜日

海を見に

ここ最近青森は快晴に恵まれて毎日気持ちがいい天気である。しかし、昨日まで一歩も外に出ず、ただ部屋に閉じこまったままだったので、さすがに今日は外へ出たくなった。自転車に乗って海を見に行ったのだ。最近正直あまり良いことはない。うれしいこともない。すべてにおいてお先真っ暗の雲が立ちこめていた。海を見に行ったのはただの気分転換だ。嫌なことを少しでも忘れられたらと思い、1時間ほど海が見えるベンチに座って海を眺めていた。今日は風が強く、太陽の光は暑いのだが、風は少し冷たかった。やっぱり部屋の中にいてはいけないなと思った。青い空、白い雲、青い海。そして真っ赤な太陽。うーん、きれいだ。久しぶりに時間がゆっくり進むように感じられた。
 駅前や、その周辺はねぶた祭りに向けて工事が進んでいた。もうねぶた祭りの時期である。しかし、来週大阪に帰らなければならないので、今年は祭りを見ることができないのが残念である。せめて最後の夏は見たかったのだが、しょうがない。大阪でやることがある。その前に東京で就活があるのだが。
 海を見た後、本屋さんで時間をつぶし、買い物をして下宿に戻った。あまり変わったことをしていないが、今の私にはとても有意義な時間であった。海を見て、気持ちが入れ替わった。TRY AGAIN、もう一度、やってみよう。

2012年7月17日火曜日

受験生の夏

この連休、青森は激しい雨であった。今日は晴れているのだが、雨が降るとどこへも行けなくなる。九州では今までに経験したことがない雨、らしい。私もこの前、自転車に乗っているときに大雨にあい、前が見えなくなるほどのすごい大雨であった。もちろん服はびしょぬれで、濡れてないところはなく、寒かった。風邪をひくのではないかと心配したが、それは大丈夫であった。久しぶりの太陽に感謝したい。
7月も後半になった。もう少しで夏休みである。夏休みになればまた大阪へ帰ることになるだろう。これが大学生活最後の夏休みだ。もう今年は「最後」ばかりになるだろう。悔いの残らないようにしていきたい。

夏といえば、この前教育実習に行ったが、受験生が夏を控えている。受験生の夏は誰もが言うが重要な時期である。ガッツリ勉強できる時間を確保できる時期であり、また夏の誘惑に惑わされる時期でもある。夏は楽しい、遊びたい、そんな思いになる。全く遊ぶなとは言わない。適度な休みも必要だからだ。そういえば私が浪人していたときに、夏休み明けの最初の倫理の授業で先生が生徒の数が減っていることに対して、「夏の誘惑に負けたか」と笑いながら言っていたのを思い出す。
夏休みに入る前は、この夏休みにしっかり勉強しようと気合を入れるのだが、終わってしまうと「終わってしまった、どうしよう」と不安になるのだ。夏休みが終わればもう9月。センター試験は1月なので、焦る気持ちは誰にでもある。しかし、ここは気持ちの持ちようだ。「あと4カ月しかない」と思うか、「あと4カ月もある」と思うか。
教育実習最後の日、私はみんなが受験生だったので受験に関するメッセージを送った。何と言ったかはっきりとは覚えていないが、「この前先生が言っていたように、残念やけど受験は厳しい。受験戦争って言うやろ。戦争やで戦争。殺しあうねん。今みんなはチームとして協力しあって勉強頑張ってるけど、試験当日はみんな敵やねん。今まで一緒に頑張ってきた友達をも蹴落としてでも自分は生き残らなあかんねん。受験って厳しい。受験前のみんなに言うのは早すぎるけど、もしかしたら今まで一生懸命努力してきたことが報われないことがあるかもしれん。でもな、受験が、大学入学がゴールちゃうねん。大学で何をするかやねん。勉強するのもよし、サークル活動に打ち込むのもよし、バイト頑張るのもよし、世界を旅するのもよし、遊びまくるのもよし。とにかく大学で何か一つ、人に負けないもの、打ち込めるものを見つけてほしい。それがみんなのこれからの人生を切り拓いてくれるから。」そう言ったような・・・・・。
大学入試試験では、解答は一つしかない。それに回答できなければ不合格。本当に厳しい。しかし、人生には答えはたくさんある。だから、自分も含め、生きることに臆病になってはならない。自分の可能性を否定してはならない。だから、第一志望に受かろうが落ちようが、大学に行くまいが、堂々と胸を張って生きてほしい。でもまぁ、今の受験生はとことん第一志望を目指してほしい。そして、第一志望に受かった時に見えた景色を私に教えてほしい。夏休みは、もうすぐそこまできている。

2012年7月15日日曜日

プラス思考、α波でいこう

昨日の朝、青森に帰ってきた。1週間ほど東京で就活をしていた。まともに青森に滞在することができない。ゼミがあるので、それにできるだけ出席しなければならないので、帰ってくるようにしているのだが、正直疲れが出てきているような気がする。この季節でスーツを着て就活をするのは大変だ。暑いし、雨が降るし・・・・・。言いたいことはい山ほどあるが、それを言ったところで仕方がない。東京では相変わらず友人の家に泊めてもらっているのだが、本当に申し訳なく、ありがたい。皿洗いや洗濯はできるだけやるようにしている。それだけでは恩返しはできないが、就活が終わったらちゃんとした恩返しをしよう。
 昨年の12月から就職活動が始まったが、私ほどこの国を移動している学生はいないのではないかというくらいあちこちを移動している。主に大阪、東京、青森なのだが、しかも夜行バスなので移動が大変である。できるだけ一番安いバスに乗っているが、利用者が増える週末は値段が高くなる。夜行バスを使い始めたころは5,000円は安く感じられたが今は高いと感じる。私が今まで利用した中では青森ー東京間は3,800円が一番安い。一番かかるのは交通費なので、そこをできるだけ抑えておきたいところだ。

 最近はなかなかブログを更新できないが、忙しいというのは言い訳の中の言い訳なので、ここでは書くくらい余裕がないという表現をしておこう。今、焦りがある。自分は自分と行動しているが、周りが目に入って、それが何とも言えない。先日、東京でその友人がマクドで買い物をしているとき、店内が混雑していたので私は炎天下の中外で待っていたのだが、年配の男性が話しかけてきたのだが、「会社はどうだ」といきなり聞いてくるので、私をサラリーマンと勘違いしたらしく、「今就活中です」と答えた。大変だろう、というので、その言葉通り大変なので元気よく「はい!」と答えた。その人いわく、大変なのは君らのせいではなく、企業側に問題があるというのだが、それは私にはわからない。たとえそうだったとしても私はそのせいにしたくはない。やはり自分に問題があると考える。そう考えなければ先には進めない。人のせい、社会のせい、その様に考えるのは自分が逃げ道をつくっているだけにしか聞こえない。そうやってどんどんどんどん一歩踏み出さなくなる。そういう生き方だけはしたくないものだな。

苦労に苦労を重ねているが、正直私はうれしく感じている部分がある。人の苦労をわかってやるには、自分が苦労を経験して初めてわかることである。以前にも書いたが、私はこのような節目の時期には必ず苦労している。自分に甘いところがあるかもしれないが、人よりかは苦労を経験してきたつもりだ。まあ、病気も含めて。先日の教育実習で、生徒達にいろいろ話をしたが、もしあの生徒たちの中で浪人する生徒がいたら、私はぜひとも話がしたい。私はまず、「よかったな」というかもしれない。何故なら浪人を通じて様々な出会いがあり、さらに現役よりも苦しいことがあり、たった一年がおそらく人生で最も濃い一年になる。なぜそれがわかるのか。私は経験したから。
 ロッククライマーというのがあるが、なぜ命をかけて高い山を登るのか。命をかけて、苦労をして、頂上まで登った時のそこからの景色が見たいからだ。誰かが登った山より、たとえそれがエベレストであっても、それよりも低い山でもいい、誰も登ったことがない山に登る。誰かが登ったことがある山でも、誰も登っていない壁がある。北の壁は誰かが登っているから南東の壁から登ろう、そんな風にだ。なぜそこまでこだわるのか。誰も見たことがない景色を見たいからだ。同じ高さでも、低くても、その人にしか見えない景色がある。それを見たいのだ。
 話がそれてしまったが、私はやはり苦労は経験すべきであると考えている。運がいいのか悪いのか、私はこの苦労を多くとは言わないが、少しは経験してきているのではないか。今回もそうだが、自分が経験していないことで人にアドバイスするのは難しい。アドバイスしたところで「お前に何がわかるねん」とケンカを売るようなことになってしまう。夏にかかってしまった就活だが、そのようにプラス思考、α波でいこう。