2014年2月8日土曜日

世界中のチョコレートが集まる時期

 ここ東京でも雪がかなり降っている。何十年ぶりの大雪だとか。昨日私は休日だったのだが、明日(今日)、天候が悪くなるので交通機関がストップする可能性が高いということで、私が働いている百貨店の近くに宿泊するように言われたのだ。面倒だが従うしかない。夜に家を出発してカプセルホテルに泊まった。今日出勤するときは雪は降っていたがそれほどでもなかった。今日は客数が少ないだろうということで昼上がりにしてもらった。外に出たが、まだ雪は降っていて積もり始めていた。明日まで続くらしい。雪が降るといろいろ面倒なことになるので、交通だけはストップしないで欲しいものだ。


 今この時期はバレンタインの季節ということでチョコレート屋さんでは大賑わいである。私がいる百貨店でも催事でバレンタインのスペースがあってたくさんの人である。
 私はチョコレートが大好きである。バレンタインは女性から男性へ贈るものであるが、最近は自分へのご褒美としてチョコレートを買う女性も増えているそうだ。私が女性だったら間違いなく自分に買いまくっているだろう。なぜなら世界中のチョコレートが一気にこの時期に集まるのだから。バレンタイン限定のチョコレートもあるのだから人に上げるなんてもったいない(笑)。
イヴァン・ヴァレンティン
今年私が目をつけたチョコレートを紹介したい。まずは“幻のチョコレート”と言われいている「イヴァン・ヴァレンティン」だ。このチョコレートはマイケル・ジャクソンやマドンナ、トム・ハンクスをはじめとするハリウッドスターや5つ星ホテルの顧客を中心としている。店舗は存在していない。なので一般では手に入れることができないのである。
 そして2つ目は、“マリベル”である。あのNYタイムズが「世界で最もおいしいチョコレート」と絶賛するチョコレートである。常連客はヒラリー・クリントン、メグ・ライアン、そして生前のスティーブ・ジョブズである。このチョコレート屋さんはニューヨークのソーホーに本店があり、そして2店舗目がなんと京都にあるのだ。最近渋谷にもあるみたいだが、今度大阪に帰った時に、マリベルのチョコレートを求めに京都に行ってみようと思う。2月末に大阪に帰れたら帰ろうと思っているのでその時にでも行こう。
 私が母に頼んで、さっきの“イヴァン・ヴァレンティン”は手に入れているということで、後は“マリベル”を手に入れるだけである。私が今まで食べたチョコレートの中で一番おいしかったのは、“ジャンポール・エヴァン”である。チョコレートの先駆者である。そして今回、“幻のチョコレート”、“世界で一番美味しいチョコレート”を食べることになるのだ。かなり楽しみである。チョコレートの話になって、「やっぱりゴディバが一番」というのは面白くない。そこで「いや、イヴァン・ヴァレンティンでしょ」、「マリベルも最高やで」と言う自分が最高にかっこいい。というかそういう自分に酔いたいだけである(笑)。それにしてもこれらのチョコレート、めっちゃ高い。
マリベル

2014年2月2日日曜日

NYではイエローキャブを

 
先日、私が働いているお店にある外国人(黒人)がやってきて少し接客したのだ。いくつかの商品を買っていただき、日本に来て7年になるという。カナダから来たとおっしゃっていた。今年のニューヨークは非常事態宣言が出るほどの寒波が押し寄せていたのを知っていたので、カナダも寒いのかどうか聞いてみると、カナダもどうやらかなり寒いらしい。大変だな。
 その話を聞いて、去年の3月にニューヨークとワシントンDCに行ったことを思い出した。ニューヨークのJFK空港についた時も吹雪であった。JFKは初めてだったので、そこらへんをウロウロしていた。バスでマンハッタンに向かう予定だったので、バスを探していたのだが、英語がほとんどわからない私なので、やっぱり迷っていた(笑)。そこに話しかけてくれた人がいるのだが、どうやら公共の交通は吹雪によりストップしているという。これは本当だったのかどうかはわからないが。その人はタクシーのドライバーらしく、マンハッタンまで連れて行ってあげると言っているようだ。会話の中に“・・・$5・・・”と聞こえたので、マンハッタンまで$5とは格安ではないかとついつい喜んでしまい、そのドライバーについていくことしたのだ。今思えばそんな安くマンハッタンまで行けるわけがない(笑)。車内で詳しい話を聞いていると、1分$5なのだ。マンハッタンまでだいたい50分くらいで、その間に橋、トンネルの通行料も私が払わなければならないので、結局4万円近く取られてしまった。出国する前に$300用意していたが、後日もう$100追加して新札$400が一気になくなってしまったのだ。ニューヨークに着いて1時間もしないうちに私は現金をほとんど失ってしまったのだ。3年前に初めてニューヨークに行った時のお金を今回持ってきていたので、その残りを使うことに。アメリカはカード大国なのでなんとかなるだろうと思っていた。
 お土産を買うのにもカードを使って買い物をしていたが、母から頼まれていた生地屋さんのお店で私のVISAカードが使えなかったのだ。私は2枚カードを持っていたので、違うカードアメックスで試してみたがこれも使えない。口座が違うので使えないわけがないと思ったが、使えないという事実は事実。その店をあとにした。その時は店の機械が悪かったんだろうとお思い、スーパーで水を買ってみたが、使えるではないか。やっぱり機械が悪かったんだと思い、安心していたが少し買い物をするとやっぱり使えないのだ。現金もない、カードも使えない。私は途方にくれてしまった。とりあえず日本総領事館に行こうと思い、偶然にも私が泊まっていたホテルから歩いて10分クラインところにあったので行ってみた。その日は土曜日で、土日は休みだという。これはピンチだ。今日と明日を今持っている少ない現金で過ごすことになる。日本から少しお菓子を持って行っていたし、ホットドックは$1で買えるし、そして今回もコーラでお腹をごまかしていた。この二日で食べたのがホットドック3個とクッキー数枚。
 やっと月曜日になり、朝一で総領事館に向かった。予想以上に日本人が多く来ていて、数分待つことに。テレビがついていたが、NHKの連続テレビ小説が流れていた。私の番が来て、ある部屋に案内され、事情を説明すると、とりあえずカードの状況を調べようということになり、カード会社に電話してみた。どうやら私のVISAカードは上限額オーバーで使えなかったのだ。残り400円くらいだった。だから安い買い物は出できて、高い買い物ができなかったのである。そしてアメックスの方はおそらく磁気不良という結界になった。アメックスはここに来て初めて使ったのに、いきない磁気不良かよと思った。スタッフの方が優しい方でいろいろ相談に乗っていただき、やっぱり現金がないのはなにかあったときに大変だという。もちろんそれは私にもわかっていた。海外の現地のATMで現金を下ろせるように手続きをしていなかったので、ATMでも現金は下ろせなかった。これもここに来て初めてわかったこと。ここニューヨークでは今朝だが、日本は夜中になるが、一応家族に連絡しておいたほうがいいとおっしゃっていた。電話もいくらでも使っていいよともおっしゃってくれた。詳しい内容は忘れたが、書類を書いてその番号があるのでそれを日本の家族に伝えて、日本のとある場所でその番号と現金持って行って機会に入れれば、こっちですぐにでも現金が入るシステムがあるのだ。現金がないのは私も不安だった。とりあえずカードを復活させるために上限額を10万円引き上げてもらうと思ったが、日本は夜中なので夜になるまで待たなければならなかった。これも審査が入るのだが、もし上限額を上げてもらうことができなかったら日本に電話しようと思った。そのスタッフの方には申し訳ないが電話しないことにした。しかし、その時にももうわかっていたことなのだが、これは間違った選択だった。なにか起こってからでは遅いのだ。現金があれば解決できることもある。いくらカード大国とはいえ、現金がないのはやっぱり厳しい。家族に迷惑をかけたくないという気持ちがあったが、これは過ちだった。
 結局カードの審査も通り、VISAが復活したのだ。これでとりあえず一安心した。ミュージカルのチケットやホテルのお金は日本で手続きしていたので、こっちで困ることはなかったので、遊ぶには不自由しなかった。まあ一つ、トップオブザロックに行くことができず、ニューヨークの摩天楼を上から見ることができなかった。これはまた今度行ったときの楽しみにおいておこう。
 ニューヨークではイエローキャブに乗ろう(笑)。私が乗ったのはリムジンタクシー。白タク行為にあいたくなかったらイエローキャブとわかっていたのに、公共交通がストップしているという状況と誘惑に負けてしまったのだ。不安が正常な思考を奪い去ったのだ。いやー、恐ろしい(笑)。日本に帰ってこのことを母に言うと、「あんたにしてはめずらしいな(笑)」と笑われてしまった。まあ、これもいい思い出である。

美しい生き方

 気がつけば2月になってしまった。1月は休みが6日しかなかった。シフトが出た時点では5日しかなかったが、いろいろ変更があり結局6日になった。12月、1月と忙しい月が続いて、2月はまだどうなるかわからないが少しでもゆっくりできる時間が取れればと思う。

 

最近人付き合いについて考えることがよくある。仕事を通じてもそうだが、先日友人とそういう話をすることもあったし、ふと自分の性格や人間性、そして周りとの付き合い方を考えていた。もちろん十人十色でいろんな人がいるし、いろんな人付き合いがあるし、仲のいい友人や家族の間でもやっぱり全然違う。
 私は白黒はっきりさせる傾向がある。そして私は顔が狭いと思う。顔が広い人は様々な人とのコミュニケーションをそつなく行い、縁が切れないようにしている。私はそういうのが苦手でついつい面倒と思ってしまうのだ。私の兄は私と違っていろんな友人とどこかへ行ったり、イベントに参加したりしている。どうも私にはそれができない。飲み会は特に苦手である。まったくついていけない。というかついていく気もないのだが。
 自分の“美学”を持って生きているつもりである。この“美学”は別の言葉で“プライド”というかもしれない。私にとって無理をしてでもいろんな人とコミュニケーションをとったり、イベントに参加したり、気の進まないことでも時間を作って何かをするのは、私のその“美学”に反するのだ。自分にとってそれが価値のあるものなのか、それは相手ありきの場合が多いのだが、この世に無駄なことはないがやっぱいそこを考えてしまう。
 “美しい生き方”とは何だ。それは己の“美学”、“プライド”を貫き通すことである。堂々と胸を張って話ができることだ。面と向かってお酒に逃げずに話ができることだ。不安や迷いにかられている人は、ついついうまい話があればそれにすがりつきたくなる。自分ではどうすることもできないと思ってるから。ここにいれば安心だと、この人のところにいれば何とかしてくれると、自分の不安や迷いを紛らわせているだけでなんの進歩にもなっていないことはよくある。他力本願でしか叶えられないような夢や目標は、もし仮にそれが叶ったとしてもそれは私にとっては美しくないのである。もちろん周りの助けが必要になるが、最初からそれにすがりつくのはよろしくない。自分の魂を売ってまでもそんなことはやりたくない。
 人付き合いに関しても今まで通りでいいと思う。変えろと言われても今更直るわけがない。これが私の人付き合いである。どれがいいとか悪いとか間違っているとかそんなものは最初からない。全て正解である。そして私は私の“美学”、“プライド“を持っていきていくだけ。自分は自分でつくる。おしきせはごめんだ。