2022年11月20日日曜日

過激度が増すばかりのSNS

 11月ももう後半となってしまったが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。本日、4回目のワクチン接種に行ってきたのである。私の職場で一緒に働いている方の親は5回目の接種券がすでに届いているという。私も忙しい時期なので、とりあえず打ててよかったのである。もうすぐ12月ということで、もう段々と寒くなってきており、朝と夜は結構寒い。でも日中はそこまででもないので、けっこう服装に困る。私は寒いのが嫌なので、寒い時間帯を基準にしているのである。忙しいのもあるので、体調を崩さないようにしたい。最近よく耳にするというか昔からあったのだろうけど、最近増えてきていると言った方がいいのか、SNSやYouTubeなどの視聴回数を増やすため、もしくはフォロワーの数を増やすため、服装であったり、行動であったり、あらゆることがだんだん過激になっているということである。この前は渋谷のスクランブル交差点で打ち上げ花火をあげたとか、なんかの格闘技?のイベントの顔合わせかわからないが、そこで人をケガさせたりとか、大阪のユニバーサルスタジオのハロウィンイベントで過激なコスプレをして問題になったとか、まぁこれは渋谷のハロウィンでも同じことが言えるのだが、こんなニュースばかりである。スポーツ界ではたしか女子体操選手がモデルとしてSNSに投稿し、フォロワーがめちゃくちゃたくさんいるという。この話は一般時とは少し変わってくるかもしれないが、本当にここずっとそんなことばかりニュースで出ているような気がする。SNSで我々のような一般人でさえ、フォロワーの数であったり再生回数であったり、増えることによって有名にもなれるしお金を稼ぐこともできる。その手段が今たくさんある。しかし、そのフォロワーの数であったり再生回数であったり、どうすれば増やせるのか。一番手っ取り早いのは“過激なこと”をするのがいいのだと考えるのだろう。その結果が今の状況なんだと思う。映画で『スプリー』というのがある。この主人公もSNSをやっていて、フォロワーを増やしたくていろいろがんばっているのだが、すべてうまくいかない。そしてたどり着いた答えが「人を殺すこと」であった。過激なことをやればフォロワーが増えたり、再生回数は増えるのではと考えていることはこの映画の主人公と同じことだ。現実でもそれが意図していなくてもそれが起こるのではないかと危惧しているのである。スポーツ業界では一時、選手たちの演技や試合や練習中の撮影に関していろいろ問題があった。きわどい写真を撮られることについてでだ。しかし、今はその先の問題が出てきてしまったようだ。悪く聞こえるかもしれないが、あえてそれを利用するということだ。ニュースで見た選手は、ファッションブランドであったか、その広告塔であるがため、その画像を出しているという。プロのがないのか、あってもそれでは生活できないのか、選手としてだけでなくインフルエンサーとして活躍しているという。これはまた難しい問題である。当然試合や演技中にそういった写真を撮られたくない人がいる。でもそれを利用する人もいる。なんだかもう両極端な感じである。その類のSNSやYouTubeはもう内容はみんな同じようなものなのだ。そんなにみんなバズりたいのか。バズって有名になりたいのか。それともそれに伴う収益が欲しいのか。答えはこれくらいだろう。やるのは結構だが、今以上に過激度が増していくのではないかと心配しているのは私だけだろうか。『スプリー』の主人公のように、「死んでもバズれ!!」と意気込んでいるかもしれないが、どうか他人を巻き込まないようにしてくれと切に願うばかりである。